MEMORY FILE
デコラファッション
デコラファッションは、鮮やかな服にアクセサリーや小物を重ね、全身を装飾する原宿のストリートファッションです。呼び名はデコラティヴ、つまり装飾的であることに由来します。1990年代後半には、ピンクなどの目立つ色使いや、たくさんの飾りを組み合わせた姿が原宿に広がりました。
呼ばれ方:デコラ、デコラちゃん、原宿デコラ
読みたい項目を目次で選ぶ- 原宿での記録
- 1997年ごろ〜2000年代前半
- 平成期の街頭記録
- 1997〜2010年
- 記憶の場所
- 原宿・ストリートスナップ誌・ファッションイベント
- 現在
- 現在の状況
QUICK COMPARE
デコラの色・小物・街の記録
- 色と装飾
- ピンクなどの鮮やかな色と、飾りを多く重ねる装い。デコラティヴという言葉が呼び名のもとになっています。
- 原宿のブランド
- 6%DOKIDOKIは増田セバスチャンが1995年に開いたショップ。装飾性の高い原宿ファッションを支えるブランドの一つです。
- 1997年の街と雑誌
- ACROSSがデコラちゃんを含む原宿の動きを記録。同年、青木正一が原宿の若者を撮影するFRUiTSを創刊しました。
- 2010年の着用例
- 原宿☆革命の参加者の一人は、自作の羽織やヘッドドレス、古着、指輪、クリップなどを組み合わせていました。
- 2025年の新しい展開
- 6%DOKIDOKIの30周年コレクションKAWAIITOPIAでは、柄と段状のメッシュを重ねるスカートベルトなどが登場しました。
見分ける手掛かり
目を引くのは、服の色や柄に加え、ヘッドドレス、クリップ、指輪、バッジなどを何層にも重ねる装いです。2010年の原宿の着用例には、星形のクリップやハート形の指輪、自作の羽織、手作りのヘッドドレス、古着のスモックが並んでいます。店で買った一式をそのまま着るだけでなく、異なる出所のものを組み合わせて姿を作れるのも特徴です。
- 派手な色使い
- 装飾性の高い重ね方
- インディーズブランド
- 原宿のストリートスナップ
当時の装い・楽しみ方
服と小物を選び足し、自分の好きな色やモチーフを全身に散りばめる着こなしです。2010年2月6日のイベント『原宿☆革命』に参加した人の装いには、100円ショップの材料で作ったヘッドドレスや、家族が使っていたランドセルも取り入れられていました。既製品、古着、手作りの品を一緒に使い、一人ひとり違う組み合わせを楽しんでいます。
目次へ戻るA CLOSER LOOK
買ったもの、作ったもの、手元にあったものを重ねる
デコラの華やかさは、高価な服や大きなアクセサリーだけから生まれるものではありません。2010年の原宿のスナップでは、手作りの羽織やヘッドドレスに、古着のスモック、店で買った指輪や、もらった星形のクリップが組み合わされています。家族のお下がりのランドセルも装いに加わりました。素材や購入場所が違うものを、自分の好きな色や形でつなぎ直すと、同じ品を持つ人とも異なる組み合わせが生まれます。
その装いを街で見せ、写真や雑誌を通じて共有することも原宿の文化の一部でした。1997年創刊のFRUiTSは、原宿の若者が作る独特なスタイルを撮影しました。2010年の原宿☆革命では、カラフルで自由な装いを楽しみたい人たちが集まりました。2025年の6%DOKIDOKIの新作にも、柄や透けるメッシュを重ねる工夫が見られます。装飾を足す楽しみは、街の集まりや雑誌だけでなく、新しい服のデザインにも続いています。
目次へ戻るSCENES & OBJECTS
暮らしの風景と道具

服にも小物にも、同じ色を重ねる
服とアクセサリーを幾重にも組み合わせるイメージです。架空の装いで、実在する人物のスナップや特定の年代・ブランドの再現ではありません。
制作:平成カプセル編集部 / GPT Image

色と形を重ねる小物
色を繰り返しながら小物を組み合わせるイメージです。幾何学模様の飾りはオリジナルで、既存のキャラクターやブランドの商品は使っていません。
制作:平成カプセル編集部 / GPT Image

持ち手に、小物を組み合わせる
バッグの素材と、外に付ける小物の組み合わせをイメージしました。バッグも飾りも架空で、既存のキャラクターは使っていません。
制作:平成カプセル編集部 / GPT Image
平成期の街頭記録
1995年、増田セバスチャンが原宿に6%DOKIDOKIを開きました。ACROSSは1997年の原宿で、鮮やかなインディーズブランドをまとう『ネオDC系(デコラちゃん)』の台頭を記録しています。同じ1997年には青木正一がストリートスナップ誌『FRUiTS』を創刊。原宿で生まれる個性的な装いが誌面に残され、2000年代前半のスナップ文化へつながりました。
原宿での記録:1997年ごろ〜2000年代前半 / 平成期の街頭記録:1997〜2010年
目次へ戻る今はどうなっている?
デコラの背景にある原宿の色彩や装飾の文化は、その後も新しい服や小物に受け継がれています。6%DOKIDOKIは2025年の30周年に『KAWAIITOPIA』を展開し、段になったメッシュ生地や柄を重ねたスカートベルトなどを発表しました。FRUiTSの公式サイトも、1997年から始まった原宿ストリートファッションの記録を紹介しています。
目次へ戻るEVIDENCE
この記録の出典
確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。
- 資料1ACROSS|増田セバスチャン ロングインタビュー・前半(2010年5月4日)別タブで開く出版社の資料 / 掲載サイト:web-across.com参照内容:存在・概要・登場・発売時期・当時の展開・広がり内容を確認した日:
- 資料2ACROSS|第350回 定点観測・原宿の参加者(2010年2月6日)別タブで開く出版社の資料 / 掲載サイト:web-across.com参照内容:存在・概要・当時の展開・広がり・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
- 資料3FRUiTS|ABOUT・1997年の創刊と原宿のストリート写真別タブで開く出版社の資料 / 掲載サイト:tokyofruits.com参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
- 資料4artscape|Artwords・デコラちゃん(工藤雅人)別タブで開く出版社の資料 / 掲載サイト:artscape.jp参照内容:存在・概要・当時の展開・広がり・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
- 資料56%DOKIDOKI|About・ブランドの沿革とコンセプト別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:shop.6dokidoki.com参照内容:存在・概要・登場・発売時期・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
- 資料66%DOKIDOKI|KAWAIITOPIA・ティアードパニエスカートベルト別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:shop.6dokidoki.com参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日: