天空シリーズ3作の発売順と機種

天空シリーズは、ドラゴンクエストのIV・V・VIの3作です。1990年から1995年、平成の初めに発売されました。スクウェア・エニックスのスマートフォン版公式サイトは、IVを「天空シリーズ第1作」、Vを「天空シリーズ第2弾」、VIを「天空シリーズ最終作」と紹介しています。

最初に発売された版の日付と機種、公式の呼び方を表にまとめました。

天空シリーズ3作の発売順と機種の一覧

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天空シリーズ3作の発売順と機種の一覧
発売順作品最初の発売日機種公式の呼び方
1ドラゴンクエストIV 導かれし者たち1990年2月11日ファミコン天空シリーズ第1作
2ドラゴンクエストV 天空の花嫁1992年9月27日スーパーファミコン天空シリーズ第2弾
3ドラゴンクエストVI 幻の大地1995年12月9日スーパーファミコン天空シリーズ最終作

発売日と機種はドラゴンクエスト公式サイトの製品一覧、呼び方はスマートフォン版公式サイトの表記に合わせています。

IVは1990年のファミコンで出た第1作

天空シリーズの始まりは、1990年(平成2年)2月11日にファミコンで出た『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』です。ロト三部作の最後の作品『III』の発売は1988年2月10日なので、約2年ぶりの新作でした。

スマートフォン版の公式ストーリーページは、第1章「王宮の戦士たち」から第5章「導かれし者たち」までの章立てで物語を紹介しています。章ごとに主人公が変わり、第5章で仲間が集まる作りです。スマートフォン版などのリメイクには、追加の第6章も収録されています。章の主人公やリメイク版の違いは、ドラゴンクエストIVの図鑑ページで確かめられます。

VとVIはスーパーファミコンで発売

2作目の『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は1992年9月27日、3作目の『ドラゴンクエストVI 幻の大地』は1995年12月9日に出ました。どちらもスーパーファミコン用で、公式の製品一覧をさかのぼると、Vがスーパーファミコンで最初に出たドラゴンクエストです。

公式サイトはVを「親子3代にわたる壮大な物語」、VIを「ふたつの世界をめぐる壮大な冒険」と紹介しています。ファミコンで遊んだならIV、スーパーファミコンならVかVIと、当時の機種から作品を思い出せるはずです。Vの版の違いはドラゴンクエストVの図鑑ページ、本体はスーパーファミコンの図鑑ページにまとめています。

公式は発売順に第1作から最終作と呼ぶ

公式の「第1作」「第2弾」「最終作」は、発売した順番の呼び方です。ドラクエポータルのVIの紹介ページも「ドラゴンクエスト天空シリーズ最終作!」とうたっています。

ただし、この番号は物語の中の時代の順番とは別物です。作中の時代はVI→IV→Vの順と読み取れ、攻略サイトやファンの資料もこの順で整理しています。その根拠は、4つ目の章「天空シリーズの時系列はVI→IV→V」で説明します。

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リメイクで3作がそろった平成の年表

天空シリーズは、PS・PS2でIVとVが作り直されたあと、ニンテンドーDSとスマートフォンで3作がそろいました。DS版は2007年から2010年、スマートフォン版は2014年から2015年に出ています。

最初の発売のあとに出た版を、日付の順に並べました。

リメイクで3作がそろった平成の年表の一覧

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リメイクで3作がそろった平成の年表の一覧
日付作品機種
2001年11月22日IVPlayStation
2004年3月25日VPlayStation 2
2007年11月22日IVニンテンドーDS
2008年7月17日VニンテンドーDS
2010年1月28日VIニンテンドーDS
2014年4月17日IViOS・Android
2014年12月12日ViOS・Android
2015年6月11日VIiOS・Android

日付はドラゴンクエスト公式サイトの製品一覧によるもので、スマートフォン版は配信の開始日です。

PS版IVとPS2版Vは2001年と2004年

最初のリメイクは、2001年11月22日に発売されたPlayStation版のIVでした。2004年3月25日には、PlayStation 2版のVが続いています。

VIはこの時期には作り直されず、最初のリメイクは2010年のDS版です。PS2で遊んだのがVなら、IVはPS版、VIはスーパーファミコン版の記憶という組み合わせもありえます。PS2のころの思い出は、PlayStation 2の図鑑ページでも振り返れます。

2007年にDSで3作のリメイクを発表

2007年8月1日、スクウェア・エニックスはIV・V・VIの3作をニンテンドーDSで出すと発表しました。電撃オンラインの当時の記事によると、「DS版『ドラゴンクエスト』天空シリーズ公式サイト」も公開されています。

DS版はIVが2007年11月22日、Vが2008年7月17日、VIが2010年1月28日の発売です。3作が同じ機種でそろったのは、このDS版が初めてでした。平成20年前後に携帯ゲーム機で遊んだ人には、DS版の思い出が強いでしょう。

スマホ版は2014〜2015年に3作が配信

スマートフォン版は、IVが2014年4月17日、Vが2014年12月12日、VIが2015年6月11日に配信されました。公式ニュースによると、VIの配信時の価格は1,800円で、追加の課金はありませんでした。今の価格は各ストアで確かめてください。

スマートフォン版の公式サイトは、今も3作それぞれに天空シリーズの何作目かを載せています。IVの公式サイトが案内する対応OSは「iOS11.0以上」「Android5.0以上搭載機種」です。手持ちの端末で動くかは、遊ぶ前に公式サイトで確かめておきましょう。

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天空シリーズをつなぐ城・装備・竜の神

IVとVをつなぐ目印は、空に浮かぶ天空城、天空の剣などの装備、そして天空城の主マスタードラゴンです。VIには、天空城とつくりがほぼ同じゼニスの城が出てきます。天空の装備やマスタードラゴンは、公式のグッズや派生作品にもなっています。

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天空シリーズの時系列はVI→IV→V

物語の時代の順番は、VI→IV→Vと読み取れます。公式サイトや公式ニュースは順番を言葉で説明していませんが、DS版VIのクリア後の描写が根拠です。

公式は物語の時代の順番を明言していない

公式サイトが示しているのは、IVを第1作、Vを第2弾、VIを最終作とする発売順の呼び方です。スマートフォン版の公式サイトやドラクエポータルの作品紹介は、どの作品が昔の話かには触れていません。

堀井雄二さんも、2026年のファミ通.comのインタビューで3作のつながりを「後付け」と話しただけで、時代の順番は語っていません。発売順の番号と時代の順番を分けて考えると、「第1作のIVがいちばん昔の話」という思い違いを防げます。

ファンの資料はDS版VIの描写を根拠にする

ここからは、DS版VIのクリア後に遊べる要素に少し触れるので注意してください。ファンが作る「ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki」によると、DS版VIでは「近い未来または遠い未来の姿を見せる」として、IVやVの登場人物が出てきます。

同じ資料は、この描写によって3作が「同じ世界の違う時代」だと作中でも示され、時系列はVI→IV→Vになると説明しています。公式に発売されたゲームの中で、IVとVの人物が「未来の姿」として出てくるので、VIがいちばん昔の話になるわけです。

VIのゼニスの城がのちの天空城とされる

もう1つの手がかりは、VIに出てくるゼニスの城です。同じファンの資料は、ゼニスの城のつくりが天空城とほぼ同じだと指摘しています。

この資料は、公式本『ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書』に、ゼニスの城がのちの天空城だと書かれているとも紹介しています。海外版では天空人を「Zenithian」、天空の剣を「Zenithian Sword」と訳していたそうで、「ゼニス」と天空の結びつきは英語の名前にも見て取れるでしょう。

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天空シリーズを遊ぶ順番の選び方

初めて遊ぶなら発売順のIV・V・VI、2周目なら時系列順のVI・IV・Vがおすすめです。発売順は作り手がつながりを足していった順番で、時系列順は物語の時代を追う順番だからです。

初めてなら発売順のIV・V・VIで遊ぶ

初めて遊ぶなら、公式が第1作と呼ぶIVから始めましょう。堀井雄二さんが「後付け」と語ったとおり、3作のつながりはIV、V、VIと作られていく中で生まれました。

発売順に遊ぶと、天空城や天空の装備、マスタードラゴンを、発売当時のプレイヤーと同じ順番で知ることになります。Vのあらすじにある「“天空の勇者”を探す旅」も、IVを遊んだあとならいっそう味わい深くなるはずです。

2周目は時系列順のVI・IV・Vで見比べる

3作の物語を一度知っている人は、時系列順のVI・IV・Vで遊び直すと、つながりを追いやすくなります。VIのゼニスの城を見てからIVの天空城を訪ねれば、城の移り変わりを時代の順にたどれるはずです。

DS版のVIを選べば、時系列の根拠とされるクリア後の要素も自分の目で確かめられます。3作の城や装備の違いを見比べながら、つながりを自分なりにたどるのが2周目の楽しみ方です。

今から3作をそろえるならスマホ版がある

今から3作をそろえて遊ぶなら、スマートフォン版が手軽です。IV・V・VIとも公式サイトで「好評配信中」と案内されており、同じ端末で発売順にも時系列順にも遊べます。

当時の機種で遊び直したい人は、ファミコン・スーパーファミコンの最初の版か、2007年から2010年のDS版を選ぶことになります。版選びに迷ったら、IVの図鑑ページとVの図鑑ページで版ごとの違いを比べてみてください。

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ロト三部作とXIとのつながり

ドラクエのもう1つのまとまりであるロト三部作は、I・II・IIIの3作で、物語はIIIから始まると公式が案内しています。天空シリーズとは別の流れなので、シリーズ全体の時系列は2つを分けて並べると混乱しません。

ロト三部作は公式がIII→I→IIの順と案内

公式ニュースは、3作に「物語や冒険の舞台につながりがある」ため、伝説の勇者ロトの名を取って「ロト三部作」と呼ばれると説明しています。あわせて、IIIを「始まりの物語」とし、そのあとにIとIIを遊ぶとつながりを楽しめると案内しています。

最初の発売はIが1986年5月27日、IIが1987年1月26日、IIIが1988年2月10日で、どれも昭和のファミコン作品です。堀井雄二さんは2025年のファミ通.comの対談で「最初からこの時系列にしようとは考えていませんでした。」と語りました。天空シリーズと同じく、つながりは作りながら生まれたものだったのです。

HD-2D版は2024年と2025年に発売

ロト三部作は、令和に入ってHD-2D版として作り直されました。HD-2D版のIIIは2024年11月14日、I&IIは2025年10月30日の発売で、どちらもSteam版だけは1日遅れでした。

2025年10月30日には、IIIとI&IIを合わせたダウンロード版限定の「HD-2D版 ロト三部作セット」も出ています。

XIは開発者が「ロトを描いた物語」と話す

2017年7月29日にPS4と3DSで発売された『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』も、ロトの物語と関わる作品です。2025年11月1日のファミ通.comの対談で、早坂プロデューサーはXIを「同じくロトを描いた物語」と呼びました。

同じ対談で堀井雄二さんは、IIを最後まで遊べばその意味がわかるかもしれないと話しています。XIとロト三部作のどこがつながるのかは、遊んで確かめる楽しみとして取っておくのがよさそうです。

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まとめ

天空シリーズは、平成の初めに出た1990年のIV、1992年のV、1995年のVIの3作です。公式は発売順に第1作・第2弾・最終作と呼び、物語の時代はDS版VIの描写などからVI→IV→Vの順と読み取れます。堀井雄二さんも、3作のつながりは後付けだったと話しています。

初めてなら発売順のIVから、2周目なら時系列順のVIから遊んでみてください。版ごとの違いや今遊べる版はドラゴンクエストIVの図鑑ページで比べられます。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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