平成の名曲を選ぶ3つの物差し
平成の名曲を確かめる物差しは、売上や配信の認定、日本レコード大賞などの賞、カラオケで歌われた回数の3つです。同じ年でも物差しによって1位の曲が変わるので、曲ごとにどの記録なのかを添えて見ていきます。
名曲を確かめるときに使えるおもな記録は、次のとおりです。
表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。
| 記録 | 発表しているところ | 数えるもの |
|---|---|---|
| ゴールドディスク認定 | 日本レコード協会 | CDなどの正味出荷枚数 |
| ダウンロード認定 | 日本レコード協会 | 有料ダウンロード数 |
| 日本ゴールドディスク大賞 | 日本レコード協会 | CDと配信の売上実績 |
| 日本レコード大賞 | 日本作曲家協会 | 審査で選ぶ |
| JAPAN HOT 100 | Billboard JAPAN | CD・配信・カラオケなどの合算 |
| カラオケ年間ランキング | 第一興商・エクシング | 歌われた回数 |
正味出荷枚数は、出荷した数から返品を引いた数です。JAPAN HOT 100 で数える項目は年ごとに増えており、2008年の開始時はCDとラジオの2つでした。日本レコード協会のストリーミングの認定は2020年4月に始まった令和の制度なので、平成の間の記録には入りません。
売上・賞・カラオケで名曲の顔ぶれは変わる
名曲の記録は、売れた数、賞、カラオケで歌われた回数の3つに大きく分かれます。日本レコード協会のゴールドディスク認定は1989年1月21日以降に発売された作品が対象で、2006年8月からはダウンロード数の認定も始まりました。
日本レコード大賞は日本作曲家協会が審査で選ぶ賞で、売れた数だけでは決まりません。カラオケの年間ランキングは、第一興商のDAMとエクシングのJOYSOUNDが、それぞれ歌われた回数をもとに発表しています。
平成の30年で、曲の聴き方も変わりました。日本レコード協会によると、CDなどの音楽ソフトの生産金額は1998年に過去最高となり、2018年には配信の売上でストリーミングが初めてダウンロードを上回っています。
同じ年の1位も記録ごとに別の曲になる
同じ年でも、記録によって1位の曲は変わります。2016年を例にすると、Billboard JAPANの年間1位はAKB48「翼はいらない」、日本レコード大賞は西野カナ「あなたの好きなところ」でした。
2016年の実績を対象にした日本ゴールドディスク大賞では、その年いちばんダウンロードされた曲に贈る「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」が星野源「恋」で、DAMのカラオケ年間1位は浦島太郎(桐谷健太)「海の声」です。音楽ジャーナリストの柴那典さんは、著書『平成のヒット曲』で2016年を象徴する1曲にピコ太郎「PPAP」を選んでいます。
「平成で1番の曲」を話題にするときは、どの記録の1番かを添えると、相手の記憶とのずれが起きにくくなります。
平成の曲は発売日と配信開始日で区切る
平成の曲かどうかは、発売日、配信が先の曲は配信開始日で区切るのが確実です。平成は1989年1月8日から2019年4月30日までで、美空ひばり「川の流れのように」は平成が始まって4日目の1989年1月11日に発売されました。
平成の終わりの境目にあるのが、Official髭男dism「Pretender」です。配信開始は平成31年の2019年4月17日ですが、CDは令和の5月15日に発売され、JOYSOUNDの2019年のランキングでは「令和発売曲」として扱われました。
反対に、YOASOBI「夜に駆ける」は2019年12月の配信で、令和の曲です。Spotifyの年代別のランキングでは「2010年代」に入ることがあるので、平成の曲と混同しないよう気をつけてください。
平成初期(1989〜1999年)の名曲
平成初期の名曲の中心は、ドラマ主題歌から生まれたミリオンセラーです。一方で、発売時の順位は高くなくても、今もカラオケで上位に入る「残酷な天使のテーゼ」のような曲もあります。
平成初期のおもな名曲と、名曲と言える記録は次のとおりです。
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| 発売年 | 曲 | 歌手 | 名曲と言える記録 |
|---|---|---|---|
| 1989年 | 川の流れのように | 美空ひばり | レコード大賞の金賞 |
| 1991年 | ラブ・ストーリーは突然に | 小田和正 | 邦楽シングル初の200万枚認定 |
| 1991年 | SAY YES | CHAGE & ASKA | 平成のシングル売上5位 |
| 1992年 | 君がいるだけで | 米米CLUB | 平成のシングル売上4位 |
| 1993年 | 負けないで | ZARD | ZARDで最も売れたシングル |
| 1994年 | Tomorrow never knows | Mr.Children | 平成のシングル売上6位 |
| 1995年 | 残酷な天使のテーゼ | 高橋洋子 | JOYSOUNDの30年間で1位 |
| 1996年 | チェリー | スピッツ | DAMの2025年15位 |
平成のシングル売上の順位は、オリコンが2019年4月に発表した平成の推定売上ランキングによります。年ごとの代表曲は、1990年代のヒット曲の記事で詳しく紹介しています。
平成は川の流れのようにから始まった
平成最初の年を代表する名曲が、1989年1月11日発売の美空ひばり「川の流れのように」です。この年の日本レコード大賞で金賞と作品賞に選ばれ、美空ひばりには特別栄誉歌手賞が贈られました。
主催者は、このときの授賞を「レコード大賞の歴史上、はじめての歌手不在」と記録しています。同じ年の大賞は、平成のアイドルとして注目を集めたWinkの「淋しい熱帯魚」でした。
音楽ジャーナリストの柴那典さんも、1989年を象徴する1曲に「川の流れのように」を選んでいます。
ドラマ主題歌がミリオンを次々に記録
1990年代前半は、ドラマ主題歌がミリオンセラーを次々に生みました。1991年の小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」は『東京ラブストーリー』の主題歌で、同じ年の3月に、1989年に始まった認定の中で邦楽シングルとして初めて200万枚の認定を受けています。
『101回目のプロポーズ』の主題歌のCHAGE & ASKA「SAY YES」、1992年の米米CLUB「君がいるだけで」、1994年のMr.Children「Tomorrow never knows」も、ドラマ主題歌でした。日本ゴールドディスク大賞のグランプリ・シングル賞は、1990〜1996年の売上を対象にした7回分のうち6曲がドラマ主題歌です。
音楽評論家の反畑誠一さんは、こうしたドラマとの組み合わせを「タイアップという名のメガヒットの方程式」と呼びました。
残酷な天使のテーゼとチェリーは今も上位
発売時の順位より、今の人気が高い平成初期の名曲もあります。1995年発売の高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」はオリコンの最高順位が27位でしたが、JOYSOUNDが2022年に発表した30年間で最も歌われた曲のランキングで1位になりました。
アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲で、DAMの2025年の年間ランキングでも3位に入っています。1996年発売のスピッツ「チェリー」も、DAMの2025年の年間ランキングで15位です。
平成中期(2000〜2009年)の名曲
平成中期は、平成で最も売れたシングルがCDで生まれる一方、携帯電話で曲を買う「着うた」「着うたフル」の時代へ移りました。「ハナミズキ」や「サウダージ」のように、今もカラオケで上位に入る名曲が多いのもこの時期です。
平成中期のおもな名曲と、名曲と言える記録を次の表にまとめました。
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| 発売年 | 曲 | 歌手 | 名曲と言える記録 |
|---|---|---|---|
| 2000年 | TSUNAMI | サザンオールスターズ | 2000年のレコード大賞 |
| 2000年 | サウダージ | ポルノグラフィティ | DAMの2025年4位 |
| 2001年 | 小さな恋のうた | MONGOL800 | JOYSOUNDの30年間で2位 |
| 2003年 | 世界に一つだけの花 | SMAP | 平成のシングル売上1位 |
| 2004年 | ハナミズキ | 一青窈 | JOYSOUNDの30年間で3位 |
| 2004年 | 奏 | スキマスイッチ | DAMの2018年3位 |
| 2005年 | Story | AI | ダウンロード200万認定 |
| 2008年 | キセキ | GReeeeN | ダウンロード400万認定 |
「小さな恋のうた」はシングルではなく、2001年発売のアルバム『MESSAGE』の収録曲です。年ごとの代表曲は、2000年代のヒット曲の記事で詳しく紹介しています。
TSUNAMIと世界に一つだけの花|売上の1・2位
オリコンが2019年4月に発表した平成の推定売上ランキングで、シングルの1位はSMAP「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」、2位はサザンオールスターズ「TSUNAMI」です。どちらも平成中期の曲です。
2000年発売の「TSUNAMI」は、この年の日本レコード大賞を受けました。2003年発売の「世界に一つだけの花」はドラマ「僕の生きる道」の主題歌で、2016年には日本レコード協会の300万枚の認定を受けています。
音楽評論家の富澤一誠さんは2019年の取材で、「世界に一つだけの花」は全国民に届いた最後の曲かもしれないと語りました。
ハナミズキやサウダージは今も歌われる
平成中期の曲には、今もカラオケで上位に入る名曲が多くあります。DAMの2025年の年間ランキングでは、ポルノグラフィティ「サウダージ」が4位、MONGOL800「小さな恋のうた」が10位、スキマスイッチ「奏」が16位でした。
一青窈「ハナミズキ」は、JOYSOUNDが2022年に発表した30年間で最も歌われた曲のランキングで3位です。「奏」はオリコンの最高順位が22位でしたが、2018年にはDAMの年間ランキングで3位まで上がりました。
「サウダージ」は、JOYSOUNDの2025年の年代別ランキングで10代の1位にもなっています。
キセキ|着うたの時代を代表する曲
2008年発売のGReeeeN「キセキ」は、携帯電話で曲を買う「着うた」「着うたフル」の時代を代表する名曲です。2015年には日本レコード協会のダウンロードで400万の認定を受け、レコチョクが2019年に発表した平成のシングルダウンロードランキングでも1位でした。
ドラマ「ROOKIES」の主題歌で、Billboard JAPANの2008年の年間1位、JOYSOUNDの2008年と2009年の年間1位も記録しています。オリコンでは、今は「GRe4N BOYZ」の名前で記録されています。
平成後期(2010〜2019年)の名曲
平成後期は、AKB48と嵐が売上の記録を引っ張る一方、ドラマ・映画の主題歌や動画から広がった曲が長く聴かれる名曲になりました。2018年の米津玄師「Lemon」は、年間チャート・カラオケ・ダウンロードのいずれでも1位になり、音楽ジャーナリストの柴那典さんが「平成最後の金字塔」と呼んだ曲です。
嵐のTroublemakerは、2010年の発売とタイアップ、初回限定盤・通常盤の収録差、集計元別のチャートを専用の図鑑で比較できます。
平成後期のおもな名曲と、名曲と言える記録を次の表にまとめました。
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| 発売年 | 曲 | 歌手 | 名曲と言える記録 |
|---|---|---|---|
| 2010年 | ありがとう | いきものがかり | ダウンロード100万認定 |
| 2010年 | ヘビーローテーション | AKB48 | JOYSOUNDの2011・12年1位 |
| 2013年 | 恋するフォーチュンクッキー | AKB48 | Billboard JAPANの2013年1位 |
| 2013年 | 高嶺の花子さん | back number | 発売6年後に年間38位 |
| 2014年 | R.Y.U.S.E.I. | 三代目 J Soul Brothers | 2014年のレコード大賞 |
| 2014年 | ひまわりの約束 | 秦基博 | 年間チャートに4年連続 |
| 2015年 | 海の声 | 浦島太郎(桐谷健太) | DAMの2016年1位 |
| 2015年 | クリスマスソング | back number | ダウンロード100万認定 |
| 2016年 | 前前前世 | RADWIMPS | Billboard JAPANの2016年2位 |
| 2016年 | 恋 | 星野源 | Billboard JAPANの2017年1位 |
| 2017年 | 打上花火 | DAOKO×米津玄師 | 年間チャートに3年連続 |
| 2017年 | インフルエンサー | 乃木坂46 | 2017年のレコード大賞 |
| 2018年 | Lemon | 米津玄師 | Billboard JAPANの2018・19年1位 |
| 2018年 | U.S.A. | DA PUMP | Billboard JAPANの2018年2位 |
| 2018年 | マリーゴールド | あいみょん | Billboard JAPANの2019年2位 |
| 2019年 | 白日 | King Gnu | Billboard JAPANの2019年4位 |
年間チャートは、Billboard JAPAN の年間「JAPAN HOT 100」の順位を指します。「三代目 J Soul Brothers」の正式な名前は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE です。
AKB48と嵐が売上の記録を引っ張った
2010年代前半の売上の記録を引っ張ったのが、AKB48と嵐です。AKB48はオリコンのシングル年間1位を2010〜2018年に9年続けて獲得し、2011年にはシングル5作が日本レコード協会の100万枚の認定を受けました。
2011年の「フライングゲット」は日本レコード大賞を受け、2013年の「恋するフォーチュンクッキー」はBillboard JAPANの年間1位になりました。嵐は、CDや配信などを合わせたBillboard JAPANの年間1位を、2010年の「Troublemaker」と2014年の「GUTS!」で獲得しています。
音楽評論家の反畑誠一さんは、日本レコード協会の記念誌でAKB48を「CD不況の救世主」と呼び、嵐とともにCD市場を支える存在になったと書きました。
恋と前前前世|ドラマと映画から広がった
2010年代半ばの名曲には、ドラマや映画とともに広がった曲が並びます。2016年の星野源「恋」はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌で、Billboard JAPANの2017年の年間1位、DAMの2017年のカラオケ年間1位になりました。
第一興商は「恋」について、通称「恋ダンス」が社会現象を巻き起こしたと説明しています。同じ2016年のRADWIMPS「前前前世」は映画『君の名は。』の曲で、Billboard JAPANの2016年の年間2位に入りました。
2014年の秦基博「ひまわりの約束」は映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌で、Billboard JAPANの年間ランキングに2014年から2017年まで4年続けて入っています。
Lemon|平成最後の国民的ヒット
平成の最後を代表する名曲が、2018年2月12日に配信が始まった米津玄師「Lemon」です。ドラマ『アンナチュラル』の主題歌で、Billboard JAPANの年間1位を2018年と2019年の2年続けて獲得しました。
Billboard JAPANは、日米のビルボードで初めての2年連続の年間首位と伝えています。DAMでは2018年3月18日から2019年10月26日まで週間ランキングで84週続けて1位になり、2019年には日本レコード協会のダウンロードで300万の認定も受けました。
カラオケではDAMとJOYSOUNDの2018・2019年の年間1位、日本ゴールドディスク大賞では2018年分のソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロードに選ばれています。
Billboard JAPANが2023年に発表した15年分の総合ランキングでも1位です。柴那典さんは「Lemon」を「誰もが認める国民的大ヒット曲」と評しています。
マリーゴールドとU.S.A.|動画と配信で拡大
平成の終わりには、動画と配信から広がる名曲が増えました。2018年のDA PUMP「U.S.A.」はイタリアの曲に日本語の歌詞をつけたカバーで、日本ゴールドディスク大賞の紹介によると、発売から4か月後に動画の再生回数が1億回を超えています。
同じ2018年のあいみょん「マリーゴールド」はオリコンの最高順位が25位でしたが、Billboard JAPANの2019年の年間2位に入りました。2013年のback number「高嶺の花子さん」も、発売から6年後の2019年に年間38位に入っています。
平成31年4月17日に配信が始まったOfficial髭男dism「Pretender」は、2026年5月にBillboard JAPANの集計でストリーミング累計11億回を超えました。この集計は2018年3月から始まっているため、それより前の再生やサブスク解禁前の人気は数字に入りません。平成の曲どうしを比べる数字ではなく、今も聴かれている目安として見るのが確かです。
平成の歌姫と代表曲
平成の歌姫の代表は、日本レコード大賞を2年続けて受けた安室奈美恵、平成で最も売れたアルバムを持つ宇多田ヒカル、3年続けて大賞を受けた浜崎あゆみです。2010年代にも、西野カナがダウンロードと大賞で記録を残しました。
平成の歌姫のおもな代表曲と記録は、次のとおりです。
表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。
| 歌手 | 代表曲 | 歌手のおもな記録 |
|---|---|---|
| 安室奈美恵 | CAN YOU CELEBRATE? | 1996・97年のレコード大賞 |
| 宇多田ヒカル | アルバム『First Love』 | 平成のアルバム売上1位 |
| 浜崎あゆみ | Dearest | 2001〜03年のレコード大賞 |
| 倖田來未 | Butterfly | 2005年のレコード大賞 |
| MISIA | 逢いたくていま | ダウンロード100万認定 |
| 西野カナ | あなたの好きなところ | 2016年のレコード大賞 |
| aiko | カブトムシ | DAMの2025年38位 |
安室奈美恵|2年連続のレコード大賞と引退
安室奈美恵は、1996年の「Don't wanna cry」と1997年の「CAN YOU CELEBRATE?」で、日本レコード大賞を2年続けて受けました。主催者は1996年の受賞を、ソロ歌手として最年少の19歳3か月と記録しています。
2017年9月20日に引退を表明し、2018年9月16日に引退しました。日本ゴールドディスク大賞は、10代から40代までの4つの年代でアルバムのミリオンセールスを続けた国内初のアーティストだと紹介しています。
2016年の「Hero」は、NHKのリオ五輪・パラリンピック放送のテーマ曲でした。
宇多田ヒカル|平成で最も売れたアルバム
1999年3月10日発売の宇多田ヒカルのアルバム『First Love』は、オリコンの平成の推定売上ランキングでアルバム1位の767.2万枚です。この年の日本レコード大賞では、アルバム大賞も受けました。
同じ1999年のシングル「First Love」はドラマ「魔女の条件」の主題歌で、2007年の「Flavor Of Life」はドラマ「花より男子2」の挿入歌で、日本ゴールドディスク大賞のシングル・オブ・ザ・イヤーを受けています。2016年のアルバム『Fantôme』は日本レコード大賞の最優秀アルバム賞を受け、2010年代にも記録を残しました。
浜崎あゆみと倖田來未|2000年代の大賞
2000年代の日本レコード大賞は、2001〜2003年を浜崎あゆみ、2005年を倖田來未と、女性ソロ歌手が4回受けました。浜崎あゆみは2001年「Dearest」、2002年「Voyage」、2003年「No way to say」で、3年続けて大賞を受けています。
浜崎あゆみはオリコンの平成のアーティスト別売上で4位、JOYSOUNDの30年間のアーティスト別ランキングで2位です。倖田來未は2005年に「Butterfly」で大賞を受け、2006年の「恋のつぼみ」は、日本ゴールドディスク大賞で2006年分から始まったソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロードの最初の受賞曲です。
MISIA・西野カナ・aikoの今も歌われる曲
2000年発売のMISIA「Everything」はドラマ「やまとなでしこ」の主題歌で、2009年に配信が始まった「逢いたくていま」は2019年にダウンロードで100万の認定を受けました。2018年の「アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)」も、DAMの2025年の年間ランキングに入っています。
西野カナは2010年の「会いたくて 会いたくて」が日本ゴールドディスク大賞のソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロードに選ばれ、2016年の「あなたの好きなところ」で女性ソロ歌手として11年ぶりの日本レコード大賞を受けました。1999年発売のaiko「カブトムシ」は、オリコンの最高順位8位ながら、DAMの2025年の年間ランキングで38位に入っています。
平成の名曲を今楽しむ方法
平成の名曲は、カラオケ、サブスクと呼ばれる定額の聴き放題サービス、SNSの動画の3つで今も楽しまれています。世代を問わず通じる曲を探すなら、カラオケの年間ランキングの上位から選ぶのが近道です。
カラオケでは平成の曲が今も上位に多い
DAMの2025年の年間ランキングでは、上位50曲のうち少なくとも20曲が平成の曲でした。3位「残酷な天使のテーゼ」、4位「サウダージ」、5位「マリーゴールド」と、上位にも平成の名曲が並びます。
2026年上半期のDAMランキングでも、「残酷な天使のテーゼ」が5位、「マリーゴールド」が6位に入りました。同窓会や職場の集まりで選曲に迷ったら、こうした年間ランキングの上位から選ぶと、世代が違っても知っている人が多い曲に当たりやすくなります。
サブスク解禁で聴ける平成の曲が増えた
平成の名曲は、令和に入ってサブスクで聴ける曲が増えました。米津玄師は2020年8月5日に全楽曲を解禁し、CHAGE and ASKAは2024年8月25日に全楽曲の解禁を発表しています。
2026年もハロー!プロジェクトが2月13日から、KAT-TUNが3月22日から楽曲を解禁しました。嵐の「Love so sweet」は、オリコンの週間ストリーミングで累計3億回を超えたと2026年10月16日に発表されています。
SNSの動画から平成の曲が再ヒット
SNSの動画をきっかけに、平成の曲が再び歌われる例も増えています。第一興商は、DAMの2025年の「リバイバル平成ソング」の1位にORANGE RANGE「イケナイ太陽」、2位に広瀬香美「ロマンスの神様」を挙げ、「ロマンスの神様」はダンス動画の広がりがきっかけと説明しました。
ReBear合同会社が2026年8月14〜24日に16〜30歳の100人へ行ったインターネット調査では、平成の曲を歌う頻度がここ1〜2年で増えた人が64%でした。100人への小さな調査ですが、若い世代にも平成の曲が広がっている様子がうかがえます。
まとめ
平成の名曲は、初期のドラマ主題歌のミリオンセラー、中期の「世界に一つだけの花」や「キセキ」、後期の「恋」や「Lemon」へと、聴き方の変化とともに移り変わりました。同じ年でも売上・賞・カラオケで1位が変わるので、話題にするときはどの記録かを添えると確かです。
思い出した曲があれば、DAMやJOYSOUNDの年間ランキングで今の人気を確かめ、次のカラオケやドライブで、世代の違う人とも楽しめる1曲を選んでみてください。
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