MEMORY FILE

カラオケボックス

カラオケボックスは、マイクやモニターを備えた個室で、伴奏に合わせて歌える娯楽施設です。1985年には岡山で船舶用コンテナを改造した屋外型施設が登場しました。郊外のロードサイドから繁華街へと広がり、平成には通信カラオケや電子選曲端末が、部屋の風景と歌の選び方を変えていきました。

呼ばれ方:カラオケルーム、個室カラオケ

読みたい項目を目次で選ぶ
初期の施設記録
1985年(岡山の屋外型)
選曲機器の変化をたどる期間
1992〜2004年(機器の記録)
記憶の場所
駅前・繁華街・ロードサイド・商業ビル
現在
継続する展開あり

QUICK COMPARE

個室と選曲機器の歩み

1985年:岡山の屋外型施設
船舶用コンテナを改造したカラオケボックスが登場。初期にはCDオートチェンジャーが主に使われました。
1992年:通信カラオケ
通信回線で音楽データを配信。JOYSOUNDの初代JS-1は3,100曲を搭載して発売されました。
早見本と数字のリモコン
紙の本で歌いたい曲の番号を探し、本体のボタンや赤外線リモコンから予約を送ります。
2002年:デンモク
第一興商が、目次本とリモコンの機能を組み合わせた電子目次本を発売しました。
2003年:JOYNAVI
JOYSOUNDの配信曲をリモコン上で確認し、そのまま選曲できるようになりました。
2004年:キョクNAVI
タッチパネルで曲を検索・選択するJOYSOUNDの情報端末が登場しました。
2019〜2020年:本の発行終了
JOYSOUNDは2019年11月に早見本、2020年3月に新譜本の発行を終了しました。
目次へ戻る

見分ける手掛かり

部屋には歌詞を映すモニター、声を拾うマイク、伴奏を鳴らす機器があり、卓上の選曲本やリモコンが曲選びを支えました。施設を表す『カラオケボックス』に対して、DAMやJOYSOUNDはカラオケ機器・サービスのブランド名です。紙の本と数字のリモコンを組み合わせる部屋も、画面付き端末で曲名を検索する部屋もありました。

  • 個室
  • 分厚い選曲本
  • リモコン
  • ドリンクバー

関連する資料:[1][2][3][4][5][6][7]

目次へ戻る

紙の番号から、画面で探す選曲へ

初期のJOYSOUNDでは、配信曲を載せた早見本から歌手名や曲名を探し、曲の番号を本体や赤外線リモコンへ入力して予約しました。2002年には第一興商のデンモクが目次本とリモコンを一体化。JOYSOUNDでも2003年に配信曲を確認して選べるJOYNAVI、2004年にタッチパネル式のキョクNAVIが登場し、探すことと予約することが手元の機器にまとまりました。

関連する資料:[1][2][3][4][5][6][8]

目次へ戻る

A CLOSER LOOK

曲を増やす通信と、曲を選ぶ端末

通信カラオケの『通信』は、店へ音楽データを届けるための仕組みです。ディスクを入れ替えて収録曲を増やす方式に対し、通信回線を通じた配信が大量の曲や新曲を素早く届けました。曲の一覧が豊かになる一方で、紙の早見本は厚くなります。JOYSOUNDの初期には、その本から選曲番号を探し、本体や赤外線リモコンで送るという二段階の操作が必要でした。曲を届ける通信と、卓上で曲を選ぶ操作は、それぞれ別の役割を担っていたのです。

画面付きの選曲端末は、紙の目次と数字のリモコンの役割を一台にまとめました。2002年に登場した第一興商のデンモク、2003年のJOYNAVI、2004年のキョクNAVIは、その変化を表す機器です。紙の本はその後も発行されましたが、JOYSOUNDは早見本を2019年11月、新譜本を2020年3月で終了。第一興商も2020年3月に目次本の発行を終えています。部屋で歌う行為は続きながら、手元には分厚い本から画面へという変化が積み重なりました。

解説に使った資料:[2][3][5]

目次へ戻る

FOLLOW THE FLOW

紙の本で探し、番号を送って歌う

初期のJOYSOUNDでは、紙の早見本で曲を探し、本体や赤外線リモコンへ番号を入力して予約しました。曲を探す道具と、機器へ伝える道具が分かれていました。

  1. 早見本で歌いたい曲を探す

    紙のページから歌手名や曲名を見つけ、その曲に付いた番号を読み取ります。本に並ぶ曲名と番号が、選曲の手掛かりになります。

  2. 見つけた曲の番号を入力する

    本体のボタンや赤外線リモコンで番号を指定します。本で見つけた曲を、演奏する機器へ伝える操作が別に必要でした。

  3. 部屋の伴奏に合わせて歌う

    選んだ曲の伴奏に合わせ、マイクを使って歌います。曲を探すための本、選択を送る機器、歌う道具が部屋の中でつながります。

ここがポイント画面で曲を探す選曲端末では、一覧を見ることと選択を送ることが一つの道具にまとまります。紙の本とリモコンの分担を見ると違いが分かります。

図解のもとにした資料:[2][3]

目次へ戻る

選曲機器の変化をたどる期間

1992年、通信回線で音楽データを届ける通信カラオケが登場しました。JOYSOUNDの初代JS-1は3,100曲を搭載。ディスクを収める装置の容量が曲数の制約になる中、曲の多さ、新曲を届ける速さ、機器のコンパクトさが普及を後押ししました。2003年のHyperJoy V2はブロードバンドに対応し、本人の映像を背景に歌う楽しみも広がります。

初期の施設記録:1985年(岡山の屋外型) / 選曲機器の変化をたどる期間:1992〜2004年(機器の記録)

登場・発売時期の資料:[1]

当時の展開・広がりの資料:[1]

目次へ戻る

今はどうなっている?

現在のカラオケショップJOYSOUNDでは、1名でも個室を利用でき、30分単位やフリータイムなどの料金枠があります。ワンドリンク制は室料に飲み物代が加わり、ドリンクバー付きプランは飲み放題を含む仕組みです。料金は店舗・曜日・時間帯で異なります。JOYSOUNDの選曲には、自分のスマートフォンをリモコンとして使うアプリも加わっています。

出典:[2][6][7][8]

目次へ戻る

EVIDENCE

この記録の出典

確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。

  1. 資料1全国カラオケ事業者協会|カラオケ歴史年表・施設と通信カラオケの変遷別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:karaoke.or.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・当時の展開・広がり・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  2. 資料2JOYSOUND|通信カラオケいま、むかし・選曲と音源の変化別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:joysound.com参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
  3. 資料3第一興商|環境への取り組み・デンモクと目次本の発行終了別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:dkkaraoke.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  4. 資料4エクシング|沿革・JS-1、HyperJoy V2、キョクNAVI別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:xing.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  5. 資料5エクシング|2013年の事業説明・通信回線による音楽データ配信別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:xing.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  6. 資料6カラオケショップJOYSOUND|料金の仕組みと1名利用別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:shop.joysound.com参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
  7. 資料7ビッグエコー|店舗ごとに異なる料金・営業時間別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:big-echo.jp参照内容:存在・概要・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
  8. 資料8ビッグエコー|1ドリンクオーダー制の仕組み別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:big-echo.jp参照内容:楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
目次へ戻る