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MD・CDの貸し借り

MD・CDの貸し借りは、友人が持っている音楽を、ディスクを通じて聴く体験です。CDを借りれば、曲だけでなくジャケットや歌詞カードも手元で眺められました。録音用MDは、そこから音楽を録音し、曲順や曲名を自分で編集できる媒体です。友人から借りた一枚と、自分が聴くために作った一枚には、それぞれ異なる役割がありました。

呼ばれ方:MD交換、CD貸し借り、音楽の貸し借り

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友人との貸し借りの調査
2001年の高校生調査で確認
平成期の記録
2001年の高校生調査・2006年の録音調査
記憶の場所
教室・放課後・自宅・通学路
現在
現在の状況

QUICK COMPARE

CDを借りることと、MDに録音すること

貸し借りする市販CD
盤とジャケットを受け渡し、持っていない作品を聴く。2001年の高校生調査にも登場する。
録音用MD
直径64mmの盤をカートリッジに収め、録音・消去を繰り返せる音楽メディア。
CDからMDへの録音
CDが音の元、MDが録音先になる。2006年の調査には友人・知人から借りたCDも挙がる。
録音後の曲順
編集対応機器では曲を移動できる。CDに入っている順番とは異なる並びを作れる。
曲名・ディスク名
対応機器で文字を入力し、再生時の画面に表示する。外側へ貼ったラベルとは別に記録される。
MDLP・Net MD
2000年に長時間録音のMDLP、2001年にパソコンから高速転送するNet MDが登場した。
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見分ける手掛かり

市販CDは、作品名や曲目を印刷した盤とジャケットが一組になっています。一方、MDは直径64mmの小さなディスクをカートリッジに収めた媒体で、録音用のものは繰り返し録音できます。外側のラベルと、機器の画面に表示する曲名は別の情報です。録音済みMDのタイトル入力に対応した機種では、ディスク全体の名前と、一曲ごとの名前を付けられました。

  • CDケース
  • MDの手書きラベル
  • 曲順メモ
  • 友だちのおすすめ

関連する資料:[1][2][3][4][5]

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借りたCDから、自分の曲順を作る

CDから録音したMDは、再生するだけでなく、後から曲の位置を変えたり、不要な曲を消したりできました。例えばパナソニックSC-PM300MDには、曲を移動するムーブ、分割するディバイド、連続した曲をつなぐコンバイン、曲名の入力機能があります。録音用MDの編集では、CDの収録順とは違う並びを作れることが、アルバムをそのまま聴く体験との違いになっています。

関連する資料:[1][2][3][4]

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A CLOSER LOOK

手のひらの一枚に、長時間録音とパソコン転送が加わる

MD対応機器が国内で発売されたのは1992年11月です。録音できることに加え、曲の頭へすぐに移れることや、ディスクをカートリッジで保護できることが特徴でした。カセットのように音を録りながら、曲を選ぶ操作はディスクならではの速さを持っていました。ソニーは、音声を圧縮するATRACと、持ち運び時の音飛びを抑えるメモリー技術を組み合わせ、小さな媒体へ音楽を収めています。

同じ大きさのMDでも、対応機器の世代によって使い方は広がりました。2000年に登場したMDLPでは、80分のMDに最長320分のステレオ録音が可能になりました。さらに2001年のNet MDは、パソコンからUSB経由で音楽データを高速転送する仕組みです。CDをコンポで再生しながら録音する方法に、長時間の音楽を一枚へまとめる方法や、パソコンで用意した曲を持ち出す方法が加わったのです。

解説に使った資料:[3][4]

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THREE POINTS

借りたCDと、録音したMDの役割

CDを受け渡し、録音先のMDに曲を収めることで、作品との出会いと日々の再生がつながっていました。

  • 友人のCDで音楽に出会う

    市販CDの貸し借りでは、音楽の入った盤とジャケットが手元に届きます。2001年の高校生調査では、友人との音楽行動の一つに挙がっています。

  • MDを録音先にする

    CDが音の元、MDが録音先になります。2006年の利用調査には、友人・知人から借りたCDをMDへ録音した使い方も登場します。

  • 曲順と曲名を整える

    編集対応機器では、録音用MDの曲を移動・消去したり、曲名を入力したりできます。CDとは違う並びの一枚を作れるのが特徴です。

ここがポイント借りたCDは作品を伝え、録音用MDは自分が聴く曲のまとまりを作ります。盤とジャケット、録音内容と曲名が、それぞれの媒体に残ります。

図解のもとにした資料:[1][2][4]

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平成期の記録

2001年1〜3月、東京・秋田の公立高校6校の1・2年生1,357人を対象にしたベネッセの調査では、友人とCDなどを貸し借りすると答えた割合が80.6%でした。「よく」32.5%と「ときどき」48.1%を合わせた数字です。また、2006年の15歳以上のデジタル録音機器保有世帯の個人を対象にした調査では、MDへの録音音源に、購入したCDやレンタルCDと並んで友人・知人から借りたCDが挙がっています。

友人との貸し借りの調査:2001年の高校生調査で確認 / 平成期の記録:2001年の高校生調査・2006年の録音調査

登場・発売時期の資料:[1][2][3]

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今はどうなっている?

録音用MDを取り巻く環境は変わり、ソニーは2025年1月、同社の録音用MD全モデルを同年2月で生産終了すると発表しました。後継製品も案内されていません。残されたCDには発売された作品の曲順があり、録音したMDには、その持ち主が選び直した曲順や入力したタイトルが残ります。二つの媒体は、作品そのものと、個人が音楽を聴いた組み合わせをそれぞれ伝えます。

出典:[5]

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EVIDENCE

この記録の出典

確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。

  1. 資料1電子メディアの中の高校生(2001年調査、3・7・38頁)|ベネッセ教育総合研究所別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:benesse.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  2. 資料2デジタル録音機器の利用実態に関する調査・報告書概要(2006年10月17日、1・9頁)|私的録音補償金管理協会/文部科学省掲載別タブで開く公的機関の資料 / 掲載サイト:mext.go.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  3. 資料3ミニディスク(MD)誕生10周年(2002年9月2日)|ソニー別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:sony.com参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  4. 資料4MDステレオシステムSC-PM300MD 取扱説明書(38〜45頁)|パナソニック別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:panasonic.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  5. 資料5録音用ミニディスクなどの生産終了のご案内(2025年1月23日)|ソニー別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:sony.jp参照内容:存在・概要・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
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