平成デザインを調べるときは、年代と用途から

半透明の樹脂、クロームや銀色、パステル、低解像度のアイコン、丸みのある小型機器は、平成の品を探す際の手掛かりになります。ただし、それぞれ平成だけに存在した要素ではなく、すべてを備える統一様式があるわけでもありません。

実物を見分けるときは、色や素材から年代を断定せず、製品名・発売時期・広告の掲載年を照合します。同じ部屋に古い家具と新しい機器があったように、生活の中では複数年代が混ざります。

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Y2K:金属感や流線形から読む未来の表現

CARIのY2K Aestheticの記録では、光沢、クローム、半透明、丸みのある形や流線形などが手掛かりとして挙げられています。ここでは、世紀転換期を思わせる未来的な視覚表現を比較する入口として使います。

Y2Kファッションという検索語は服装にも広がっていますが、本稿の対象はグラフィックや製品・画面の表現です。現在作られたY2K風の作品を、当時の資料そのものとして扱わないようにします。

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Frutiger Aero:自然のモチーフと光沢のある画面

CARIはFrutiger Aeroを、おおむね2005〜2013年の技術・製品表現として整理し、青空、水、草、透明感、光沢のあるUIなどを挙げています。名称は2017年にSofi Leeが付けたものと説明されています。

後から付けられた呼び名なので、当時のメーカーが一斉にこの名称でデザインしていたという意味ではありません。個々の広告やOS画面の制作年は、元の資料で確かめます。

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二つの違いは、年代だけでなく素材とモチーフで見る

編集部の比較では、Y2Kは金属や半透明素材、人工的で流線形の未来像に注目すると見分けやすくなります。Frutiger Aeroは、自然の写真や水・空のモチーフと、光沢を帯びた立体的な画面の組み合わせが手掛かりです。

どちらにも透明感や曲線があり、完全に切り分けられるわけではありません。製品名や広告の年代を添え、「どの要素が似ているか」を説明すると、画像の印象だけで分類するより具体的になります。

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今の部屋や画面へ取り入れるなら

ここからは編集部の提案です。色、素材、アイコンの形など一つの要素から取り入れ、本文の読みやすさや日常の使いやすさを先に確かめます。銀色や光沢を背景全体へ敷くより、小さなラベルや小物から試せます。

画面に使う場合は、キーボード操作時の位置が分かること、文字と背景を見分けられること、スマートフォンでも操作しやすいことを確認します。特定の見た目を再現するだけで使いやすさが保証されるわけではありません。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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