ネオレトロは「今つくる昔らしさ」

本稿では、過去の意匠に現代の機能や感覚を組み合わせる表現として「ネオレトロ」を扱います。年代を一つに固定する言葉ではなく、何を昔らしく見せ、どこに新しい機能を入れたかが比較の軸です。

具体例として、Hondaは2015年のGROM50 Scrambler Concept-Oneを、懐かしさを感じる姿に液晶メーターやLEDを組み合わせた「Neoレトロ」のコンセプトモデルとして紹介しています。これはメーカーがその製品に使った表現で、レトロ全般の統一定義ではありません。

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昭和レトロは、まず昭和のどの時期かを確かめる

「昭和の喫茶店」「昭和末期の家電」のように、対象と時期を添えると意味が具体的になります。木や琺瑯、印刷のかすれなどを昔らしい意匠として選ぶことはできますが、それらの素材だけで製造年を決めることはできません。

同じ昭和でも戦後間もない時期と1980年代では暮らしが異なります。本稿では見た目を時代全体の特徴と決めつけず、個別の写真や商品記録へ戻って確かめる使い方を勧めます。

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平成レトロは、当時の品と今の再解釈を分ける

平成は1989年1月8日から2019年4月30日までです。ゲームボーイ、プリントシール、携帯電話などを同じ「平成」で探せても、発売年や使われた場面は重なり方が異なります。

透明素材や銀色は平成を連想する手掛かりの一つですが、新品にもそれ以前の品にも使われます。「平成風のデザイン」と「平成期に製造された品」を分け、タグ・型番・公式資料で時期を確認してください。

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「令和レトロ」は、その文章で何を指すかを読む

本稿では「令和レトロ」を、年代が確定した共通区分として扱いません。令和に作られた昔風の商品なのか、令和の暮らしを振り返る表現なのかは、個々の説明から読み取る必要があります。

分かりにくいときは「令和に作られた、平成風の商品」のように、作られた時期と参照している時代を分けると具体的になります。

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4つの呼び名を比較するときの確認項目

昭和・平成は暦の時代を示せますが、ネオレトロは新旧を組み合わせる作り方に注目した呼び名です。分類の軸が違うため、同じ新品を「平成風で、ネオレトロなデザイン」と説明することもできます。

品を調べるときは、①実際の製造・発売時期、②意匠が参照する時代、③後から加わった機能、④当時物・復刻・新作の区別を確認します。呼び名だけから価値や希少性を判断しないことが大切です。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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