りぼんで読んだ平成の少女漫画

平成のりぼんの代表作は、90年代前半の『姫ちゃんのリボン』『ママレード・ボーイ』、後半の『こどものおもちゃ』『神風怪盗ジャンヌ』、2000年代の『満月をさがして』です。集英社によると、1994年2月号の発行部数は史上最大の255万部を突破しました。

平成のりぼんに連載された主な作品を、連載が始まった順に並べました。平成は1989年1月8日から2019年4月30日までです。連載期間は雑誌の表紙に書かれた号数で、実際の発売はその約1か月前になります。

りぼんで読んだ平成の少女漫画の一覧

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りぼんで読んだ平成の少女漫画の一覧
作品作者連載期間テレビアニメ
ときめきトゥナイト池野恋1982年7月号〜1994年10月号1982〜1983年
ちびまる子ちゃんさくらももこ1986年8月号〜1990〜1992年・1995年〜
姫ちゃんのリボン水沢めぐみ1990年8月号〜1994年1月号1992〜1993年
天使なんかじゃない矢沢あい1991年9月号〜1994年11月号—
ママレード・ボーイ吉住渉1992年5月号〜1995年10月号1994〜1995年
赤ずきんチャチャ彩花みん1992年7月号〜2000年8月号1994〜1995年
こどものおもちゃ小花美穂1994年8月号〜1998年11月号1996〜1998年
ご近所物語矢沢あい1995年2月号〜1997年10月号1995〜1996年
神風怪盗ジャンヌ種村有菜1998年2月号〜2000年7月号1999〜2000年
GALS!藤井みほな1999年2月号〜2002年6月号2001〜2002年
満月をさがして種村有菜2002年1月号〜2004年6月号2002〜2003年
ハニーレモンソーダ村田真優2016年2月号〜2026年5月号2025年

『ときめきトゥナイト』と『ちびまる子ちゃん』は、昭和に始まった作品です。集英社によると『ちびまる子ちゃん』は2025年1月時点でも不定期連載が続き、2018年以降は小萩ぼたんさんが作画を担当しています。

『ハニーレモンソーダ』は令和まで続きました。「—」はテレビアニメになっていない作品で、『天使なんかじゃない』は1994年にアニメ映画になっています。

姫ちゃんのリボンと天使なんかじゃない|90年代前半

平成の始まりのりぼんを支えたのは、水沢めぐみさんの『姫ちゃんのリボン』と、矢沢あいさんの『天使なんかじゃない』です。『姫ちゃんのリボン』は1990年8月号から1994年1月号までの連載で、1992年10月にテレビアニメが始まりました。

『天使なんかじゃない』は1991年9月号から1994年11月号までの連載です。2019年6月から9月にかけて、カバーを描き下ろした全5巻の新装再編版が集英社から出ました。

昭和から続いた池野恋さんの『ときめきトゥナイト』も1994年10月号まで連載され、さくらももこさんの『ちびまる子ちゃん』は1990年1月にテレビアニメが始まりました。90年代前半のりぼんは、昭和からの看板作品と平成の新しい作品が並んでいた時期です。

ママレード・ボーイとこどものおもちゃ|アニメ化

90年代のりぼんは、連載作品がほぼ毎年テレビアニメになりました。『姫ちゃんのリボン』の1992年に続き、1994年には『赤ずきんチャチャ』と『ママレード・ボーイ』、1995年に『ご近所物語』、1996年に『こどものおもちゃ』が放送を始めています。

吉住渉さんの『ママレード・ボーイ』は、1992年5月号から1995年10月号までの連載です。集英社は「1990年代初期のトレンドだった都会的な男女の恋愛模様」を描いた、トレンディドラマのような話と紹介しています。

小花美穂さんの『こどものおもちゃ』は1994年8月号から1998年11月号まで続きました。子役の女の子が主人公の作品で、集英社は学級崩壊や体罰などシリアスな要素も多く盛り込まれていると説明しています。

ご近所物語とジャンヌ|90年代後半の人気作

90年代後半のりぼんの人気作は、矢沢あいさんの『ご近所物語』、種村有菜さんの『神風怪盗ジャンヌ』、藤井みほなさんの『GALS!』です。

『ご近所物語』は1995年2月号から1997年10月号までの連載で、1995年9月にテレビアニメが始まりました。『神風怪盗ジャンヌ』は1998年2月号から2000年7月号まで続き、集英社は「緻密で華やかな絵柄」が多くの読者と作家に影響を与えたと紹介しています。

『GALS!』は1999年2月号から2002年6月号までの連載で、集英社によると当時の「平成ギャル文化」が取り入れられています。2001年には『超GALS!寿蘭』の題名でテレビアニメになりました。同じ時代のギャル文化は平成ギャルの記事でもたどれます。

満月をさがしてと夢色パティシエール|2000年代

2000年代のりぼんでは、種村有菜さんの『満月をさがして』が2002年1月号から2004年6月号まで連載され、2002年4月から2003年3月までテレビアニメが放送されました。

松本夏実さんの『夢色パティシエール』は2008年10月号から連載され、2009年10月から2010年9月までテレビアニメになりました。続編のアニメ『夢色パティシエールSP プロフェッショナル』も2010年に放送されています。

平成の終わりの2016年2月号に始まった村田真優さんの『ハニーレモンソーダ』は、令和に入っても続き、2026年5月号で最終回を迎えました。集英社によると、2026年5月時点で、コミックスは電子版を含めて累計1,600万部を超えています。

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なかよしで読んだ平成の少女漫画

平成のなかよしの代表作は、『美少女戦士セーラームーン』『魔法騎士レイアース』『カードキャプターさくら』など、変身や異世界の冒険を描いた作品です。名古屋短期大学研究紀要に載った西原麻里さんの論文は、90年代のりぼんとなかよしを全号調べています。その結果では、りぼんの人気作は学校など日常が舞台、なかよしの人気作は異世界などファンタジーが舞台という違いがありました。

平成のなかよしに連載された主な作品を、連載が始まった順に並べました。連載期間は号数です。

なかよしで読んだ平成の少女漫画の一覧

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なかよしで読んだ平成の少女漫画の一覧
作品作者連載期間テレビアニメ
きんぎょ注意報!猫部ねこ1989年2月号〜1993年6月号1991〜1992年
美少女戦士セーラームーン武内直子1992年2月号〜1997年3月号1992〜1997年
魔法騎士レイアースCLAMP1993年11月号〜1996年4月号1994〜1995年
怪盗セイント・テール立川恵1994年10月号〜1996年10月号1995〜1996年
カードキャプターさくらCLAMP1996年6月号〜2000年8月号1998〜2000年
だぁ!だぁ!だぁ!川村美香1998年2月号〜2002年3月号2000〜2002年
東京ミュウミュウ征海美亜・吉田玲子2000年9月号〜2003年2月号2002〜2003年
ぴちぴちピッチ花森ぴんく・横手美智子2002年9月号〜2005年2月号2003〜2004年
シュガシュガルーン安野モヨコ2003年9月号〜2007年5月号2005〜2006年
しゅごキャラ!PEACH-PIT2006年2月号〜2010年2月号2007〜2010年

『魔法騎士レイアース』の連載期間は、続編の『レイアース2』を含みます。『東京ミュウミュウ』は漫画が征海美亜さん、シナリオが吉田玲子さん、原案が講談社です。征海さんの連載当時の名前は征海未亜でした。『ぴちぴちピッチ』は漫画が花森ぴんくさん、シナリオが横手美智子さんで、正式な題名は『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』です。

きんぎょ注意報!とセーラームーン|平成の始まり

改元と同じころの1989年2月号から始まったのが、猫部ねこさんの『きんぎょ注意報!』です。1993年6月号まで連載され、1991年1月から1992年2月までテレビアニメが放送されました。

武内直子さんの『美少女戦士セーラームーン』は、1992年2月号で連載が始まり、テレビアニメも1992年3月7日に始まりました。アニメは名前を変えながら1997年2月まで5つのシリーズが続いています。アニメ評論家の藤津亮太さんは文化庁のサイトで、90年代のアニメブームの「起爆剤」になったのがセーラームーンだと書いています。

なかよしの1993年9月号には、誌面に「なかよし200万部突破記念号」とあり、セーラームーンのカードやステッカーが付録につきました。同じ号には、秋元奈美さんの『ミラクル☆ガールズ』のトランプも入っています。

レイアースとセイント・テール|変身と冒険

セーラームーンの後には、CLAMPの『魔法騎士レイアース』と立川恵さんの『怪盗セイント・テール』が続きました。レイアースは異世界の冒険、セイント・テールはマジックの腕前を生かして怪盗に変身する女の子の物語です。

『魔法騎士レイアース』は1993年11月号に始まり、続編の『レイアース2』が1996年4月号まで続きました。テレビアニメは1994年10月から1995年11月までで、2026年10月7日からはテレビ朝日系で新しいテレビアニメが放送されています。

『怪盗セイント・テール』は1994年10月号から1996年10月号までの連載で、1995年10月から1996年9月までテレビアニメになりました。

カードキャプターさくら|1996〜2000年の連載

90年代後半のなかよしを代表するのが、CLAMPの『カードキャプターさくら』です。講談社の記念版の記録では、1996年6月号から2000年8月号まで連載されました。

テレビアニメは1998年4月から2000年3月まで、NHKの衛星放送で放送されました。2015年には、なかよし60周年記念版の全9巻が最終巻までそろっています。

2016年7月号からは続編の『クリアカード編』が連載され、令和に入った2024年に完結しました。小学生のころにさくらを読んでいた人が、大人になって続きを読めた作品です。

東京ミュウミュウとしゅごキャラ!|2000年代

2000年代のなかよしでは、『東京ミュウミュウ』『ぴちぴちピッチ』『シュガシュガルーン』『しゅごキャラ!』が人気でした。4作ともテレビアニメになっています。

『東京ミュウミュウ』は2000年9月号から2003年2月号まで、『ぴちぴちピッチ』は2002年9月号から2005年2月号までの連載です。安野モヨコさんの『シュガシュガルーン』は2003年9月号から2007年5月号まで続きました。

PEACH-PITの『しゅごキャラ!』は2006年2月号から2010年2月号まで連載され、テレビアニメは2007年10月から3つのシリーズが続きました。2004年4月号からはアニメの漫画化として『ふたりはプリキュア』も始まり、詳しくはふたりはプリキュアの図鑑ページで紹介しています。

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ちゃおで読んだ平成の少女漫画

平成のちゃおの代表作は、90年代の『水色時代』『こっちむいて!みい子』、2000年代の『ミルモでポン!』『きらりん☆レボリューション』『極上!!めちゃモテ委員長』、平成の終わりの『12歳。』です。小学館も2021年の発表で、このうち4作を「アニメ化もされた大ヒット作品」に挙げています。

平成のちゃおに連載された主な作品を、連載が始まった順に並べました。連載期間は号数です。

ちゃおで読んだ平成の少女漫画の一覧

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ちゃおで読んだ平成の少女漫画の一覧
作品作者連載期間テレビアニメ
水色時代やぶうち優1991年6月号〜1994年4月号1996〜1997年
こっちむいて!みい子おのえりこ1994年12月号〜1998〜1999年
Dr.リンにきいてみて!あらいきよこ1999年9月号〜2003年6月号2001〜2002年
ミルモでポン!篠塚ひろむ2001年9月号〜2006年1月号2002〜2005年
きらりん☆レボリューション中原杏2004年3月号〜2009年6月号2006〜2009年
極上!!めちゃモテ委員長にしむらともこ2006年1月号〜2009〜2011年
12歳。まいた菜穂〜2019年11月号2016年

『こっちむいて!みい子』と『極上!!めちゃモテ委員長』は、題名を変えながら長く続いた作品です。『12歳。』は令和に入ってから最終回を迎えました。

水色時代とこっちむいて!みい子|90年代

90年代のちゃおの代表作は、やぶうち優さんの『水色時代』と、おのえりこさんの『こっちむいて!みい子』です。

『水色時代』は1991年6月号から1994年4月号まで連載され、続編の『新水色時代』が1996年4月号から1997年4月号まで続きました。テレビアニメは1996年4月から1997年2月まで放送されています。

『こっちむいて!みい子』は、前の題名『みい子で~す』から1994年12月号に今の題名へ変わりました。1998年2月から1999年2月までテレビアニメになり、2017年12月号で261回を数えるほどの長い連載です。

ミルモでポン!とDr.リン|2000年代前半

2000年代前半のちゃおでは、あらいきよこさんの『Dr.リンにきいてみて!』と、篠塚ひろむさんの『ミルモでポン!』が人気でした。

『Dr.リンにきいてみて!』は1999年9月号から2003年6月号まで連載され、2001年3月から2002年2月までテレビアニメが放送されました。

『ミルモでポン!』は2001年9月号から2006年1月号まで続き、テレビアニメは2002年4月から2005年9月まで、題名を変えながら放送されました。ちゃおの2003年1月号には「超でかっ!!ミルモバッグ」が付録につき、漫画とアニメと付録がそろって楽しめる時期でした。

きらりん☆レボリューションとめちゃモテ委員長

2000年代後半のちゃおを代表するのが、中原杏さんの『きらりん☆レボリューション』と、にしむらともこさんの『極上!!めちゃモテ委員長』です。

『きらりん☆レボリューション』は、2004年3月号から2009年6月号まで通算67回連載されました。テレビアニメは2006年4月から2009年3月まで、3年にわたって放送されています。

『極上!!めちゃモテ委員長』は2006年1月号に始まり、題名を変えながら続きました。テレビアニメは2009年4月から2011年4月まで2つのシリーズが放送されています。

平成の終わりの人気作|ドーリィ♪カノンほか

平成の終わりのちゃおでは、まいた菜穂さんの『12歳。』と、やぶうち優さんの『ドーリィ♪カノン』が人気でした。

『12歳。』は小学館が「7年間にわたって続いた」と発表した作品で、2016年に2つのシリーズでテレビアニメになりました。最終回が載ったちゃお2019年11月号は、令和に入った2019年10月3日の発売です。

『ドーリィ♪カノン』は、2012年から2016年2月号まで連載されました。どちらも、2010年代に小学生だった今の10代から20代半ばの人にとっての思い出の作品です。

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3誌以外で読まれた平成の少女漫画

中学生や高校生になると、花とゆめ・マーガレット・別冊マーガレット・Cookieの作品も平成の少女漫画の思い出になります。代表作は『フルーツバスケット』『花より男子』『君に届け』『NANA』です。

3誌以外で平成に読まれた主な作品を、連載が始まった順に並べました。

3誌以外で読まれた平成の少女漫画の一覧

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3誌以外で読まれた平成の少女漫画の一覧
作品作者掲載誌連載
ぼくの地球を守って日渡早紀花とゆめ1987〜1994年
赤ちゃんと僕羅川真里茂花とゆめ1991〜1997年
花より男子神尾葉子マーガレット1992年から12年
花ざかりの君たちへ中条比紗也花とゆめ1996〜2004年
フルーツバスケット高屋奈月花とゆめ1998〜2006年
NANA矢沢あいCookie2000年〜
スキップ・ビート!仲村佳樹花とゆめ2002年〜
君に届け椎名軽穂別冊マーガレット2005〜2017年

『ぼくの地球を守って』は昭和に始まった作品です。『NANA』は2009年から休載中で、『スキップ・ビート!』は2026年も連載が続いています。

花とゆめ|赤ちゃんと僕・フルーツバスケット

平成の花とゆめでは、羅川真里茂さんの『赤ちゃんと僕』と、高屋奈月さんの『フルーツバスケット』が代表作です。『赤ちゃんと僕』は1991年から1997年まで連載され、1996年7月から1997年3月までテレビアニメになりました。

『フルーツバスケット』は1998年16号から2006年24号まで続き、2001年にテレビアニメが放送されました。2019年からは物語の全部を新しくアニメにした作品も放送されています。

中条比紗也さんの『花ざかりの君たちへ』は1996年から2004年まで連載されました。仲村佳樹さんの『スキップ・ビート!』は2002年に始まり、白泉社によると2026年6月に53巻が出ています。

マーガレット|花より男子

マーガレットの平成の代表作は、神尾葉子さんの『花より男子』です。誕生30周年の展覧会の告知では、1992年から12年にわたって連載されたと紹介されています。

テレビアニメは1996年9月から1997年8月まで放送されました。2023年4月には松屋銀座で「誕生30周年記念 花より男子展」が開かれ、その後に全国を巡回しています。

集英社はマーガレットの読者を「中学生・高校生の女の子たち全体」としています。小学校高学年から中学生が中心のりぼんより、少し上の年代に向けた雑誌です。

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部数と付録で見る平成の少女漫画ブーム

平成の少女漫画誌は、90年代前半にりぼんとなかよしが200万部を超え、印刷部数の公表が始まった2008年にはちゃおが最も多く刷られる雑誌になっていました。付録も、紙の小物から小さな雑貨へと変わっています。

りぼん255万部となかよし200万部の時代

集英社によると、りぼんは1994年2月号で史上最大となる255万部の発行部数を突破し、少女漫画誌で1位になりました。なかよしも1993年9月号の誌面に「なかよし200万部突破記念号」とあります。どちらも出版社が公表した発行部数です。

出版科学研究所によると、コミック誌の販売金額は1995年の3,357億円が最も多く、その後は減り続けています。りぼんとなかよしの最高部数は、この市場全体のピークの直前にあたります。

この時期にりぼんやなかよしを毎月読んでいたのは、今の40代の人です。

2008年以降はちゃおが印刷部数1位

日本雑誌協会が2008年から公表している印刷証明付き部数では、2008年4〜6月のちゃおは1号あたり92万部で、りぼんの約33万部、なかよしの約33万部を大きく上回っていました。印刷証明付き部数は、第三者が印刷した数を確かめた部数です。

平成のうちに集計期間が終わった最後の2019年1〜3月も、ちゃおは36万5,000部で、りぼんの14万部、なかよしの7万7,700部より多く刷られていました。少なくとも2008年以降、ちゃおは最も多く刷られた少女漫画誌でした。

りぼんがちゃおを上回ったのは、令和に入った2023年10〜12月の集計です。公表が始まった2008年から平成の終わりまで、ちゃおが印刷部数で1位を続けていたことになります。

紙の付録から小物の付録へ

平成の少女漫画誌の付録は、2000年代に紙のグッズから小物へ変わりました。りぼんの1994年2月号は400円・468ページで、レターセットやチョコレートバッグなど紙の付録が並んでいます。

文化庁のメディア芸術カレントコンテンツに載ったりぼん編集長への聞き取りでは、聞き手が、2001年に日本雑誌協会が雑誌のふろくの規定を大幅に変えたことで紙に限らない付録が一般的になったと説明しています。なかよしの2005年1月号には、シュガシュガルーンのマニキュアやぴちぴちピッチのイヤリングがつきました。

同じ聞き取りで編集長は、ちゃおが玩具メーカーとの組み合わせをいち早く進めたと話しています。2000年前後の女の子の文化は平成女児の特集でもたどれます。

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平成の少女漫画を今読み返す方法

平成の少女漫画を今読み返すなら、出版社の新装版・完全版・電子書籍を探すか、出版社の公式アプリで無料公開の話を読むのが近道です。続編や新しいアニメで、昔の作品にもう一度会うこともできます。

新装版・完全版・電子書籍で読む

平成の人気作の多くは、新装版や完全版として出し直されています。講談社によると、『美少女戦士セーラームーン』は紙の『完全版』をもとに、2019年7月1日から初めて電子書籍で配信されました。

『カードキャプターさくら』は全9巻の「なかよし60周年記念版」、『天使なんかじゃない』は2019年6月から9月にかけて出た全5巻の新装再編版があります。2022年には『東京ミュウミュウ』と『ぴちぴちピッチ』の新装版も出ました。

『フルーツバスケット』は2015年9月から全12巻の愛蔵版が出て、『こどものおもちゃ』は2026年4月に完全版の電子版が出ています。『天使なんかじゃない』『東京ミュウミュウ』の新装版と『フルーツバスケット』の愛蔵版は、表紙が描き下ろしです。当時の表紙で読みたいときは、図書館や古書で昔の版を探してください。

出版社の公式アプリで無料の話を読む

出版社の公式サイトやアプリでは、平成の作品を無料で読める話もあります。小学館は2021年8月に「ちゃおコミ」を開設し、『極上!!めちゃモテ委員長』『ミルモでポン!』『きらりん☆レボリューション』など名作30作品以上を載せました。

2023年12月には、名作や連載作など約2000話を常に無料で読める「ちゃおプラス」も開設されています。集英社も2024年6月に、りぼんやマーガレットなど8誌が対象の「リマコミ+」を始めたと報じられました。

無料公開や配信は期間限定のものが多く、読める話は時期で変わります。読みたい作品があれば、作品名と出版社の公式サイトで今の配信を確かめてください。

続編と新しいアニメで再会する

平成の少女漫画には、令和になってから続編や新しいアニメが作られた作品もあります。『カードキャプターさくら』の続編『クリアカード編』は2016年7月号から連載され、2024年に完結しました。

『東京ミュウミュウ』は2022年7月から新しいアニメ『東京ミュウミュウ にゅ~♡』が放送され、『ぴちぴちピッチ』は2021年9月号から新章『aqua』が始まりました。『魔法騎士レイアース』も、2026年10月から新しいテレビアニメが放送されています。

雑誌も周年の企画を続けています。りぼんは2025年に創刊70周年を迎え、「創刊70周年記念 りぼん展〜平成×令和〜」が有楽町マルイとなんばマルイで開かれました。平成のアニメを見返したいときは、懐かしい平成アニメの記事も参考にしてください。

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まとめ

平成の少女漫画は、90年代前半のりぼんとなかよしの黄金期、2000年代のちゃおの躍進と、雑誌ごとに流行が移りました。90年代の人気作では、りぼんは日常の恋愛、なかよしは変身や異世界の物語が多くありました。ちゃおでは『きらりん☆レボリューション』のアイドルや、『ミルモでポン!』の妖精の物語がアニメと一緒に人気でした。

思い出した作品は、まず出版社の新装版や公式アプリで今読めるかを確かめてみてください。同じ時代の女の子の文化は、平成女児の特集でもたどれます。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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