ハウルの動く城の登場人物と声優の一覧

ハウルの動く城の中心にいるのは、呪いで90歳の姿になった18歳のソフィー、魔法使いのハウル、呪いをかけた荒地の魔女の3人です。主な登場人物と声の担当、作品の記録を表にまとめました。

主な登場人物と声優の一覧

主な登場人物と日本語版の声の担当は、次のとおりです。

主な登場人物と声優の一覧の表

表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。

主な登場人物と声優の一覧の表
役名立場声
ソフィー帽子店で働く18歳の娘倍賞千恵子
ハウル動く城に住む魔法使い木村拓哉
荒地の魔女ソフィーに呪いをかけた魔女美輪明宏
カルシファー城を動かす火の悪魔我修院達也
マルクルハウルの弟子の少年神木隆之介
かかしのカブカブ頭のかかし大泉洋
サリマン王宮に仕える魔法使い加藤治子
ヒンサリマンの使い犬原田大二郎
国王ソフィーたちの国の王大塚明夫
レティーソフィーの妹香月弥生
ハニーソフィーの母八十川真由野

国王・レティー・ハニーの声は、スタジオジブリ公式サイトの作品ページには載っておらず、映画.comとザテレビジョンの配役表にもとづく情報です。

人物どうしの関係を一言でつかむ

登場人物の多くは、呪いや契約でハウルとつながっています。まずは一人ひとりが何に縛られているかを押さえると、物語の流れが追いやすいはずです。

  • ソフィー:荒地の魔女の呪いで90歳の姿に
  • ハウル:心臓をカルシファーに預けている
  • カルシファー:契約で城の外に出られない
  • 荒地の魔女:ハウルの心臓を狙っている
  • カブ:魔法でかかしにされた隣国の王子
  • サリマン:王宮に仕えるハウルの師匠

宮﨑駿監督は映画の準備のためのメモに、火の悪魔や弟子のマルクル、かかし、そしてハウルを結びつけて家族にする鍵はソフィーの存在だと書いています。登場人物を表で確かめるときも、ソフィーとのつながりを軸にすると関係が整理しやすいでしょう。

2004年公開の記録と原作小説

ハウルの動く城は、2004年11月20日に公開された宮﨑駿監督の長編アニメーション映画です。原作はイギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説で、日本では徳間書店から『魔法使いハウルと火の悪魔』の題で出ています。

2004年公開の記録と原作小説の表

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2004年公開の記録と原作小説の表
項目内容
公開日2004年11月20日
上映時間約119分
原作ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
脚本・監督宮﨑駿
配給東宝
興行収入196.0億円
ベネチア国際映画祭2004年 オゼッラ賞
アカデミー賞2006年 長編アニメ映画賞の候補

興行収入は、日本映画製作者連盟の2005年の集計表にある数字です。公開直後の2004年の表では200.0億円とされていました。スタジオジブリの沿革によると、公開から6か月で『もののけ姫』を抜き、『千と千尋の神隠し』に次ぐ日本映画の興行史上2位になりました。

ベネチア国際映画祭のオゼッラ賞は、監督個人ではなくスタジオジブリが受けた賞です。『スタジオジブリ物語』によると、原作と映画は前半はおおむね同じ流れで進み、後半になるほど映画だけの場面が増えていくのが特徴です。

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ソフィーは呪いで90歳になった帽子屋の娘

ソフィーは父が遺した帽子店で働く18歳の娘で、荒地の魔女の呪いによって90歳のおばあちゃんの姿に変えられます。その姿のまま家を出てハウルの城にたどり着き、家政婦として働き始めるところから物語が動き出します。

ソフィー・ハッターは帽子屋の長女

ソフィーは、父が遺した帽子店を切り盛りする長女です。『スタジオジブリ物語』も、彼女を「帽子屋の長女ソフィー」と紹介しています。

ソフィー・ハッターという呼び名は、ウィキペディアが店の名として挙げるハッター帽子屋と重なります。英語のhatterは、帽子屋を意味する言葉です。

原作小説のソフィーは3姉妹の長女で、長女はうまくいかないという言い伝えにとらわれています。ウィキペディアによると映画ではこの設定は目立って描かれず、カフェの看板娘の妹レティーと並ぶ、控えめな姉として登場します。

荒地の魔女の呪いで90歳のおばあちゃんに

ソフィーが90歳の姿になったのは、町で兵士に絡まれたところをハウルに助けられた日の夜です。映画.comの作品解説によると、店に現れた荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に姿を変えられてしまいます。

18歳と90歳の声は、どちらも倍賞千恵子さんが1人で演じました。若い娘からおばあちゃんまで同じ声が通るため、見た目が変わってもソフィー本人だと自然に感じられるのです。

ハウルの動く城のおばあちゃんと言うとき、多くはこの90歳のソフィーを指します。後半に城へ加わる、魔力を失った荒地の魔女も、もう1人のおばあちゃんです。

場面ごとに変わるソフィーの見た目の年齢

ソフィーの見た目は90歳のまま固まらず、眠っているときや気持ちが高ぶったときに若い姿へ戻るのが特徴です。ウィキペディアは、就寝時にだけ元に戻ったり、感情の起伏で体の年齢が変わったりすると説明しています。

場面ごとに変わるソフィーの見た目の年齢の表

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場面ごとに変わるソフィーの見た目の年齢の表
場面ソフィーの見た目
帽子店で働く序盤18歳の娘・茶色がかった黒髪
呪いを受けた夜から90歳のおばあちゃん
城で眠っている間若い娘の姿
王宮でサリマンに言い返す場面一瞬だけ元の黒髪の姿
物語の終わり若い姿で銀色の髪

ウィキペディアによると、銀色に変わった髪を、ハウルは「星の光に染まっている」と表します。年齢の変化は台詞で説明されないため、ソフィーの気持ちの動きと重ねて観ると、場面ごとの意味がつかみやすいはずです。

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ハウルは心臓を預けて契約した魔法使い

ハウルは「人の心臓を食べる」とうわさされる美しい魔法使いで、実際は自分の心臓を火の悪魔カルシファーに預ける契約を結んでいます。偽名で逃げ回る弱さを抱えた人物が、ソフィーとの暮らしで変わっていく姿が物語の軸です。

ペンドラゴンとジェンキンスの二つの偽名

ハウルは、ペンドラゴンやジェンキンスといった偽名を使い分けて暮らしています。ウィキペディアは、さまざまな偽名で嫌なことから逃げ回る暮らしを送っていたと説明しています。

英語版ウィキペディアによると、原作小説でのハウルの生まれたときの名前はハウエル・ジェンキンスです。映画で使う名前の一つが本名に近いと知ると、偽名の場面も少し違って見えてきます。

美しさにこだわる弱虫な一面

ハウルは見た目の美しさにこだわる一方で、気の弱い面も持つ人物です。ウィキペディアは、髪が金髪から黒髪になってしまい、当初は落ち込んでいたと書いています。

宮﨑駿監督は映画の準備のためのメモに、ハウルは「自由に素直に、他人にかかわらず自分の好きなように生きたい人間」だと書いています。現代ビジネスも、超美形の王子様なのにどこか頼りない点を、ハウルが愛される理由に挙げました。

格好よさと弱さが同居しているからこそ、ソフィーと暮らすうちに少しずつ変わる姿が際立つのです。

流れ星を飲み込んでカルシファーと契約

ハウルとカルシファーの契約は、少年時代のハウルが流れ星を飲み込み、自分の心臓を差し出したことから始まります。ウィキペディアは、この契約でハウルは魔力を高め、カルシファーを城に縛る一方で、生死を共にしていると説明しています。

映画の情報サイトのciatrによると、原作でのカルシファーの正体は「星の子」と呼ばれる存在です。映画の結末では、契約から解かれたカルシファーが流れ星の姿に戻って飛び去るため、流れ星だった過去が映像でも示されます。

戦争の夜に飛ぶ鳥の姿

戦争が続く夜、空を飛ぶハウルの姿は、黒い大きな鳥のようです。ウィキペディアは、戦場へ飛び立つ際に、人の顔をした黒く巨大なツバメのような魔物へ変わると説明しています。

『スタジオジブリ物語』によると、原作には戦争に関する記述がほとんどありません。戦火の中を飛ぶハウルの姿は、映画で新しく描かれた部分だと言えます。

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荒地の魔女はハウルの心臓を狙う魔女

荒地の魔女は、ハウルの心臓を狙い、ソフィーに90歳になる呪いをかけた魔女です。後半では王宮で魔力を奪われ、小さなおばあちゃんの姿でハウルの城に加わります。

ソフィーに呪いをかけた理由

荒地の魔女がソフィーの店に現れたのは、ソフィーがハウルに助けられた日の夜でした。ウィキペディアは荒地の魔女を、ハウルの心臓を狙い、自分を王宮から追放したサリマンを恨む人物と説明しています。

ハウルの心臓を狙う魔女が、ハウルと一緒にいた娘を見つけて呪いをかけた、と読むと、2人の出会いから呪いまでが一晩でつながります。声は美輪明宏さんが担当し、前半の堂々とした魔女から後半のおばあちゃんまでを演じ分けました。

王宮でサリマンに魔力を奪われおばあちゃんに

荒地の魔女がおばあちゃんの姿になったのは、王宮でサリマンに魔力を奪われたためです。ウィキペディアは、すべての魔力を奪われて実年齢の老婆の姿に戻されたと書いています。

つまり前半の姿は、魔力で保っていた見た目でした。荒地の魔女のおばあちゃんと言うときは、魔力を失った後の小さな老婆の姿を指します。

ソフィーも呪いで90歳の姿になっているため、後半の城には2人のおばあちゃんが一緒に暮らすことになるわけです。

城で暮らすようになった荒地の魔女のその後

魔力を失った荒地の魔女は、ハウルの城でソフィーたちと暮らすようになります。それでもハウルの心臓への思いは残り、結末では心臓が一度、荒地の魔女の手に渡るのです。

ウィキペディアによると、荒地の魔女は最後にソフィーの想いを受け止め、ハウルの心臓をソフィーに託します。宮﨑駿監督が準備のためのメモに本作を「一種のホームドラマ」と書いたとおり、敵として登場した人物が最後は家族の一員として残るのです。

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カルシファーやマルクルなど城の仲間と王宮

ハウルの城には、城を動かす火の悪魔カルシファー、弟子のマルクル、かかしのカブが集まり、王宮にはサリマンと使い犬のヒンがいます。ソフィーの家族として登場するのは、妹のレティーと母のハニーです。

カルシファーは城を動かす火の悪魔

カルシファーは、ハウルとの契約で城に縛られた火の悪魔で、動く城の動力源にもなっています。アニメ!アニメ!は、ハウルとある契約を交わしたせいで城の外に出られなくなったと紹介しています。

声の我修院達也さんは、オーディションなしでこの役に決まったと文春オンラインの取材で語りました。宮﨑駿監督からは「悪魔でも、かわいくやってね」と頼まれたそうです。

マルクルはハウルの幼い弟子

マルクルはハウルの弟子の少年で、客の相手をするときはマントとフードで老人に変装します。ウィキペディアは外見を8〜10歳ほどとし、フードをかぶると長い口ひげの小柄な老人に変わると説明しています。

声は神木隆之介さんが担当し、クランクイン!によると当時11歳でした。変装して魔法の客の相手をするなど、幼いながら城の仕事を任されています。

カブはかかしにされた隣国の王子

頭がカブのかかしは、魔法で姿を変えられていた隣の国の王子です。スタジオジブリ公式サイトのQ&Aは、ラストでカブ頭から人間に姿を変えた「となりの国の王子」の声を大泉洋さんが担当したと紹介しています。

ウィキペディアによると、呪いはソフィーのお礼のキスで解けます。王子に戻ったカブは、戦争を終わらせるために自分の国へ帰っていきました。

サリマンは王室付きの魔法使い

サリマンは王宮に仕える魔法使いで、ハウルの魔法の師匠にあたります。クランクイン!は「王宮に仕える最強の魔術を持つ魔法使い」と紹介し、声は加藤治子さんが担当しました。

ウィキペディアは、サリマンを王室付き魔法使いで、魔法学校の校長でもある人物と説明しています。荒地の魔女から魔力を奪ったのもサリマンで、結末では魔法で一部始終を見届け、戦争を終わらせようとつぶやきます。

ヒンはサリマンの使い犬

ヒンはサリマンの使い犬で、王宮を訪れたソフィーについてくる犬です。ウィキペディアは、サリマンの使い魔の犬で、耳を羽ばたかせて空を飛べると説明しています。

声は原田大二郎さんが担当しました。ウィキペディアによると、ヒンはハウルの様子を探るためにソフィーと一緒に城へ移り、そのままソフィーたちになついてしまいます。

妹のレティーと母のハニー

レティーはソフィーの妹で、カフェ・チェザーリで働く看板娘です。ハニーはソフィーの母にあたり、ウィキペディアではレティーを異母妹、ハニーを義母と説明しています。

声はレティーが香月弥生さん、ハニーが八十川真由野さんです。町で人気の華やかな妹がいることで、帽子店で地道に働くソフィーの控えめさが際立ちます。

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ハウルとソフィーの出会いと結末

ハウルとソフィーは、兵士に絡まれたソフィーをハウルが助けた日に出会い、最後はソフィーがハウルの心臓を胸に戻して契約を解きます。結末の内容に触れるため、まだ観ていない方は気をつけてください。

兵士に絡まれたソフィーを助けた最初の出会い

二人が最初に出会うのは、町で兵士に絡まれたソフィーを、見知らぬ青年が助ける場面です。映画.comの作品解説によると、その青年の正体が、町の人々が恐れる魔法使いハウルでした。

スタジオジブリ公式サイトのQ&Aによると、ソフィーに声をかける兵士AとBは大泉洋さんと安田顕さんが演じています。王宮の門番は音尾琢真さんで、同じ演劇ユニットTEAM NACSのメンバーが脇役で顔をそろえました。

少年時代のハウルと出会う過去の場面

物語の終盤、ソフィーは少年時代のハウルが流れ星を飲み込み、火に包まれた心臓を胸から取り出す場面に立ち会います。ウィキペディアによると、ソフィーはそこで「未来で待ってて」と叫び、元の世界へ戻ります。

ハウルとカルシファーの契約の始まりと、ソフィーとハウルの縁が一つにつながるのが、この場面です。2人の関係を子どもの頃の出会いとして覚えている方は、この場面を思い浮かべているのではないでしょうか。

ソフィーが心臓を返して契約が解ける結末

結末の鍵は、ソフィーが荒地の魔女から受け取ったハウルの心臓を、ハウルの胸に戻すことです。ウィキペディアによると、流れ星に戻ったカルシファーは自由になって飛び去り、ハウルも元気を取り戻します。

同じくウィキペディアによると、自由になったカルシファーも、みんなといたいと言って城へ戻ってきます。かかしのカブも王子の姿に戻り、ソフィーを中心にした新しい家族の形がはっきり示される結末です。

二人の子どもは原作の続編に登場

映画の中で、ソフィーとハウルの子どもは描かれません。2人のその後が描かれているのは、原作の続編『ハウルの動く城2 アブダラと空飛ぶ絨毯』です。

徳間書店の紹介文は、続編のソフィーを「魔法使いハウルの妻ソフィー」と書いています。英語版ウィキペディアによると、原書は1990年の刊行で、ソフィーの赤ちゃんモーガンが登場します。

映画の後の2人を知りたいなら、続編を読むのがいちばんの近道です。日本語版は1997年8月28日に徳間書店から出ています。

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まとめ

ハウルの動く城の登場人物は、呪いで90歳になったソフィーと、心臓をカルシファーに預けた魔法使いハウルを中心に、呪いや契約でつながっています。魔力を失った荒地の魔女まで城で暮らし、敵だった人物も家族になっていく点が、この作品の大きな魅力です。

次に観るときは、ソフィーの見た目の年齢が変わる場面に注目してみてください。ほかのジブリ作品は千と千尋の神隠しの登場人物、平成のヒット映画は平成の映画一覧でたどれます。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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