主人公の瀧と三葉と主な登場人物の一覧

『君の名は。』の主人公は、東京の男子高校生・立花瀧と、山あいの町の女子高校生・宮水三葉の2人です。エンドロールで役名が出る主な登場人物は、2人の友人・家族・先生まで含めて15人です。下の表で名前の読み方と声優を確かめられます。

主人公は立花瀧と宮水三葉の2人

主人公の1人は立花瀧(たちばな たき)で、声は神木隆之介さんです。公式サイトでは「東京の都心に暮らす男子高校生」と紹介されています。

もう1人の主人公でヒロインの宮水三葉(みやみず みつは)は、山深い田舎町に住む女子高校生です。声の上白石萌音さんは、オーディションでこの役に選ばれました。

物語は、会ったことのない2人の体が夢の中で入れ替わるところから動き出します。住む場所が東京と田舎町に分かれているので、登場人物も「瀧の周り」と「三葉の周り」に分けると覚えやすいはずです。

主な登場人物15人の読み方と声優

映画のエンドロールに役名が出る主な登場人物は、次の15人です。瀧の父やユキちゃん先生のように、フルネームが出てこない人物もいます。

主な登場人物15人の読み方と声優の表

表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。

主な登場人物15人の読み方と声優の表
名前読み方立場声
立花瀧たちばな たき主人公・東京の高校生神木隆之介
宮水三葉みやみず みつは主人公・糸守町の高校生上白石萌音
奥寺ミキおくでら みき瀧のバイト先の先輩長澤まさみ
藤井司ふじい つかさ瀧の高校の友人島﨑信長
高木真太たかぎ しんた瀧の高校の友人石川界人
瀧の父—瀧と2人暮らし井上和彦
勅使河原克彦てしがわら かつひこ三葉の同級生成田凌
名取早耶香なとり さやか三葉の同級生・親友悠木碧
ユキちゃん先生—三葉の高校の古典教師花澤香菜
宮水一葉みやみず ひとは三葉の祖母・神主市原悦子
宮水俊樹みやみず としき三葉の父・町長てらそままさき
宮水二葉みやみず ふたば三葉の亡き母大原さやか
宮水四葉みやみず よつは三葉の妹谷花音
勅使河原の父—勅使河原建設の社長茶風林
勅使河原の母—勅使河原克彦の母かとう有花

父の俊樹は、エンドロールでは「宮水トシキ」と片仮名で書かれています。

2016年8月26日公開の新海誠監督作品

『君の名は。』は2016年(平成28年)8月26日に公開された、上映時間107分のアニメ映画です。原作・脚本・監督は新海誠さんで、配給は東宝が担当しました。

キャラクターデザインは田中将賀さん、作画監督はスタジオジブリ作品を多く手がけた安藤雅司さんです。音楽はRADWIMPSが担当し、「前前前世」「スパークル」「夢灯籠」「なんでもないや」の4曲が主題歌になりました。

映画.comによると、第40回日本アカデミー賞ではアニメ作品として初めて最優秀脚本賞を受けています。同じ年のほかのヒット映画は平成の映画一覧でたどれます。

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立花瀧と東京の登場人物

東京側の登場人物は、主人公の瀧と、バイト先の先輩の奥寺ミキ、高校の友人の藤井司と高木真太が中心です。3人は、三葉が入っているときの瀧の変化を間近で見ることになります。

立花瀧|東京の都心に住む高校生

立花瀧は、東京の都心で暮らす男子高校生です。公式サイトによると、友人たちと楽しく過ごしながらイタリアンレストランでアルバイトをしていて、建築や美術に興味を持っています。

家では父と2人暮らしで、物語の中の2016年夏の時点では17歳、高校2年生という設定です。

三葉が瀧の体に入っている日は、バイト先での言葉づかいや振る舞いががらりと変わります。瀧本人が知らない間に、周りの人との距離が近づいていくのが、前半の見どころです。

奥寺ミキ|瀧のバイト先の先輩

奥寺ミキは、瀧のアルバイト先の先輩です。公式サイトでは、美人でおしゃれな女子大生で、瀧を含む男子たちのあこがれの的と紹介されています。

瀧はミキにひそかに好意を寄せていますが、自分からはなかなか近づけません。ところが三葉が瀧の体に入っている日に、ミキとの距離が急に縮まるのです。

声の長澤まさみさんは、役について「大人っぽさ、優しさ、少しだけ色っぽさが出るよう意識しました」とコメントしています。物語の後半では、三葉を探しに行く瀧の旅にも付き添います。

藤井司と高木真太|瀧の高校の友人

藤井司と高木真太は、瀧と同じ高校に通う友人です。2人とも、瀧と同じレストランのアルバイト仲間でもあります。

公式サイトによると、司はクールに見えて実は世話好きで、瀧と同じく建築に興味を持つ少年です。真太は大柄でさっぱりした性格で、放課後は瀧や司とカフェ巡りをしています。

瀧が三葉を探しに飛騨へ向かうとき、ミキと一緒についていくのは司です。心配して付き添う姿から、公式の紹介にある「世話好き」な一面が伝わってきます。

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宮水三葉と糸守町の友人・先生

糸守町の登場人物は、ヒロインの三葉と、同級生の勅使河原克彦・名取早耶香、古典のユキちゃん先生が中心です。糸守町は岐阜県の飛騨地方をモデルにした架空の町で、三葉たちはこの小さな町の高校に通っています。

宮水三葉|宮水神社の家に生まれた高校生

宮水三葉は、宮水神社の家に生まれた女子高校生です。公式サイトによると、祖母と小学生の妹との3人暮らしで、家の神社のしきたりや、町長である父の選挙運動にうんざりしています。

小さく狭い町を嘆き、東京の華やかな暮らしにあこがれているのが三葉の出発点です。映画の序盤で三葉が叫ぶ「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」という一言に、その気持ちが表れています。

髪を結ぶ組紐(くみひも)は、三葉を象徴する持ち物です。作画監督の安藤雅司さんは公式サイトのインタビューで、三葉は組紐を使った髪型から先に考えたキャラクターだと語っています。

勅使河原克彦|あだ名はテッシー

勅使河原克彦は三葉の同級生で、あだ名は「テッシー」です。公式サイトでは、オカルト好きの機械オタクで、地元で建築業を営む父に複雑な思いを抱いている人物と紹介されています。

三葉のことが気になっている一方で、三葉の親友の早耶香からは思いを寄せられる立場です。この3人の関係が、糸守町の場面のにぎやかさを支えています。

安藤さんはインタビューで、勅使河原は何度もやりとりして形にしたキャラクターで、自分は「田舎のヤンキーにしたかった」と笑いながら振り返りました。物語の後半では、建設会社の息子ならではの知識と行動力で三葉を助けます。

名取早耶香|あだ名はサヤちん

名取早耶香は三葉の幼なじみで親友、あだ名は「サヤちん」です。公式サイトでは、おっとりしているけれど常識のある性格で、勅使河原に思いを寄せていると紹介されています。

早耶香の姉は町役場で放送を担当しており、これが物語の後半につながる伏線です。小説版では、早耶香の家は母・姉・本人と続いて町内放送を担当してきた家とされ、早耶香も学校の放送部に入っています。

声を演じた悠木碧さんは、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役などで知られる声優です。

ユキちゃん先生|花澤香菜が演じた古典教師

ユキちゃん先生は、三葉の高校で古典を教える先生で、花澤香菜さんが声を演じました。新海誠監督の前作『言の葉の庭』(2013年)のヒロインで古典教師の雪野百香里と同じ人物とされ、花澤さんが続けて声を担当した役です。

授業の場面では、夕方の薄暗い時間を指す「たそがれ」の語源を、『万葉集』の歌を引いて説明します。この言葉は、のちに瀧と三葉が出会う大切な時間につながっていきます。

瀧のバイト先のレストラン「IL GIARDINO DELLE PAROLE」も、イタリア語で「言葉の庭」という意味です。『言の葉の庭』を見たことがあれば、2つの作品のつながりを探す楽しみも増えるでしょう。

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宮水家の家族と名前の数字

宮水家は、祖母の一葉、母の二葉、三葉、妹の四葉と、女性の名前に「一・二・三・四」の数字が順に入っている一家です。数字の順に世代をたどると、三葉の家族の関係がすぐに思い出せます。

宮水家の家族と名前の数字の一覧

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宮水家の家族と名前の数字の一覧
名前三葉との関係立場声
宮水一葉祖母宮水神社の神主市原悦子
宮水二葉母病気で故人大原さやか
宮水俊樹父糸守町の町長てらそままさき
宮水三葉本人高校2年生・巫女上白石萌音
宮水四葉妹小学4年生谷花音

父の俊樹は婿養子で、名前に数字は入っていません。三葉が暮らす家にいるのは、一葉・三葉・四葉の3人です。

祖母の一葉|宮水神社の神主

宮水一葉は三葉と四葉の祖母で、宮水神社の今の神主です。公式サイトによると、娘の二葉が亡くなり、三葉の父が家を出たあと、2人の孫を女手一つで育ててきました。

一葉は孫たちに組紐の作り方や神社に伝わる話を教え、町の古い言い伝えの語り手になっています。新海誠監督は、一葉を「先祖から受け継がれてきた知恵と神秘の語り部」と説明しています。

声の市原悦子さんは、長年『まんが日本昔ばなし』の語りを務めた俳優です。新海監督は、昔ばなしに育てられた自分にとって一葉役は市原さん以外にあり得なかったと語っています。

父の俊樹は町長・母の二葉は故人

三葉の父・宮水俊樹は糸守町の町長で、今は家を出て娘たちと離れて暮らしています。もとは民俗学者で、宮水家に婿入りして神社の仕事に就いた人物です。

妻の二葉を亡くしたあと、俊樹は一葉と対立して神社を離れ、政治の道に進みました。三葉が父の選挙運動にうんざりしているのは、この家族のいきさつがあるためです。

母の二葉は病気で亡くなっていて、本編では瀧が見る三葉の記憶の場面にだけ登場します。短い出番ですが、二葉の死が家族の分かれ道になったと分かると、俊樹と一葉の対立も違って見えてくるはずです。

妹の四葉|しっかり者の小学4年生

宮水四葉は三葉の妹で、公式サイトでは「しっかりもので、イマドキな小学4年生」と紹介されています。祖母や三葉と一緒に、神社の家の仕事を手伝っています。

朝、三葉を起こしに来る四葉は、瀧が入っている日の姉の妙な行動を真っ先に目にする家族です。驚いたり引いたりする四葉の反応は、入れ替わりの場面の笑いどころになっています。

声の谷花音さんは、2004年生まれの俳優です。四葉は物語の終盤でも、高校生に成長した姿で一瞬登場します。

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3年のずれで見る人物の関係

瀧と三葉の入れ替わりには3年の時間のずれがあり、三葉は2013年、瀧は2016年を生きています。この章は物語の結末に触れるので、まだ見ていない方は映画を見たあとに読むのがおすすめです。

3年のずれで見る人物の関係の一覧

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3年のずれで見る人物の関係の一覧
時期主な出来事中心の人物
2013年夏三葉の側で入れ替わりが始まる三葉・四葉・一葉
2013年10月4日彗星の破片が糸守町に落ちる三葉・勅使河原・早耶香
2016年夏瀧の側で入れ替わりが始まる瀧・ミキ・司・真太
2016年10月瀧が飛騨を訪ねる瀧・ミキ・司
2021年糸守町の出来事から8年瀧・三葉・勅使河原・早耶香
2022年春東京の神社の石段で再会瀧・三葉

三葉は2013年・瀧は2016年を生きている

2人は同じ時代を生きているように見えますが、三葉は2013年、瀧は2016年の世界にいます。三葉は瀧より3歳年上で、入れ替わっているあいだ、2人ともこのずれに気づきません。

入れ替わりが急に途絶えたあと、瀧は記憶をもとに描いた町の風景のスケッチを手がかりに飛騨へ向かいます。心配したミキと司も一緒です。そこで瀧は、糸守町が3年前に消えていたことを知ります。

このずれが分かると、2013年の三葉が東京へ行き、まだ中学生だった瀧に電車の中で会って、髪の組紐を手渡していた場面の意味も見えてきます。瀧が手首に巻いていた組紐は、その日に受け取ったものです。

2013年10月4日に彗星の破片が糸守町へ

2013年10月4日、千年ぶりに地球へ近づいたティアマト彗星の破片が、糸守町に落ちます。三葉やその家族、友人たちも、この日に巻きこまれていました。

事実を知った瀧は、もう一度入れ替わることに望みをかけます。入れ替わった瀧は、三葉の体で勅使河原と早耶香に協力を頼み、町の人たちを避難させる計画を立てるのです。

この場面で、勅使河原の建設会社の知識と、早耶香の姉が町役場で放送を担当していることが生きてきます。それぞれの人物の設定が、1つの計画の中でつながっていく流れです。

8年後の東京で続く人物たちの関係

物語の終盤は、糸守町の出来事から8年後の東京が舞台です。瀧は就職活動に苦戦する大学生になり、三葉たちも東京で暮らしていますが、入れ替わりのことはもう覚えていません。

勅使河原と早耶香は、東京で近々結婚するという話をする仲です。ミキも婚約指輪をはめて瀧と会っていて、友人たちの関係が8年のあいだに進んだことが分かります。

そして春のある日、瀧と三葉は並んで走る別々の電車の窓から互いを見つけ、神社の石段で再会します。公式サイトのコピー「まだ会ったことのない君を、探している」は、この最後の場面までを言い当てた一言です。

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まとめ

『君の名は。』は、東京の高校生・立花瀧と、糸守町の高校生・宮水三葉の2人が主人公の映画です。瀧の周りにはミキ・司・真太、三葉の周りには勅使河原・早耶香・ユキちゃん先生がいて、宮水家の女性たちは一葉から四葉まで名前に数字が並びます。

三葉が2013年、瀧が2016年を生きているという3年のずれを知ると、人物どうしの関係がぐっと分かりやすくなります。次に見返すときは、年表を手元に置いて、組紐が瀧の手首に渡った場面から追ってみてください。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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