平成の国語の教科書は会社と時期で違う

平成の小学校で読んだ国語の教科書の物語は、教科書の会社と使った時期によって違います。同じ平成生まれでも、友だちと覚えている話が食い違うのはこのためです。

平成の終わりは5社の教科書があった

平成の終わりの2015〜2019年度には、学校図書・東京書籍・教育出版・光村図書・三省堂の5社が小学校の国語の教科書を出していました。令和2〜5年度は学校図書・東京書籍・教育出版・光村図書の4社、令和6年度からは東京書籍・教育出版・光村図書の3社です。

青山学院大学の西山利佳さんの報告(2024年)によると、令和2年度の4社の教科書に載る文学の作品は平均で約37作です。そのうち「おおきなかぶ」「スイミー」「お手紙」「モチモチの木」「ごんぎつね」「一つの花」「大造じいさんとガン」の7作が全社に共通していました。残りの多くの作品は会社によって違うため、読んだ話が人によって分かれます。

教科書は地区ごとに選び4年ごとに改訂

市町村立の小学校の教科書は、都道府県の教育委員会が決めた「採択地区」ごとに、市町村の教育委員会が選ぶ仕組みです。文部科学省によると採択地区は全国に581あり(2024年6月現在)、義務教育の教科書は原則として4年間同じものを使います。

同じ県の中でも会社が違うことがあります。沖縄県では令和6年度から、那覇など5地区が光村図書、宮古と八重山の2地区が東京書籍の国語の教科書を選びました。教科書は通常4年ごとに改訂の機会があり、そのたびに作品が入れ替わることもあります。

入学した年度で自分の教科書の版が分かる

光村図書の教科書を使っていた人は、小学校に入学した年度から、自分が使った版を確かめられます。光村図書の「教科書クロニクル」によると、平成の版と使った年度は次のとおりです。

入学した年度で自分の教科書の版が分かるの表

表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。

入学した年度で自分の教科書の版が分かるの表
光村図書の版使った年度
昭和64年度版1989〜1991年度
平成4年度版1992〜1995年度
平成8年度版1996〜1999年度
平成12年度版2000〜2001年度
平成14年度版2002〜2004年度
平成17年度版2005〜2010年度
平成23年度版2011〜2014年度
平成27年度版2015〜2019年度

例えば1992年4月に入学した人は、1〜4年が平成4年度版、5・6年が平成8年度版です。ほかの会社も原則として同じころに改訂されますが、版の名前や期間は会社ごとに違う場合があります。

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1・2年生の国語で読んだ懐かしい物語

1・2年生の国語では、「くじらぐも」「おおきなかぶ」「スイミー」「お手紙」のように、短くて場面が目に浮かぶ物語が読まれてきました。ねとらぼ調査隊が2021年9月に行ったWeb投票(4,327票)では、好きだった教科書の話の1位が「スイミー」、4位が「くじらぐも」でした。

1・2年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧

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1・2年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧
作品覚えている場面の手がかり作者光村図書の学年令和6年度の教科書
くじらぐも雲のくじらにみんなで飛び乗る中川李枝子1年光村図書の1年
たぬきの糸車たぬきが糸車を回すまねをする岸なみ1年光村図書の1年
おおきなかぶみんなで大きなかぶを引き抜くロシア民話1年3社の1年
ずうっと、ずっと、大すきだよ犬のエルフに毎晩かけた言葉ハンス=ウィルヘルム1年光村図書の1年
スイミー小さな魚が集まって大きな魚になるレオ=レオニ2年3社の1・2年
お手紙かえるくんが書いた手紙を2人で待つアーノルド=ローベル2年3社の1・2年
スーホの白い馬白い馬の骨や毛から楽器をつくる大塚勇三の再話2年光村図書の2年
かさこじぞうおじいさんが地蔵に笠をかぶせる岩崎京子1977〜1991年度は2年東京書籍・教育出版の2年

光村図書の学年は同社の「教科書クロニクル」、令和6年度の教科書は文部科学省が公開している編修趣意書(教科書会社が検定のときに出す、教材の一覧と編集の方針をまとめた資料)によります。以下の表も同じです。

くじらぐもとたぬきの糸車|光村の1年

「くじらぐも」(中川李枝子)と「たぬきの糸車」(岸なみ)は、光村図書の1年の教科書に長く載ってきた物語です。教科書クロニクルによると、くじらぐもはクロニクルで確かめられる最も古い1971年度版から、たぬきの糸車は1977年度版から、令和2年度版までのすべての版に載っています。

令和2〜5年度と令和6年度からの教科書でも、この2作を載せているのは光村図書だけです。同じ光村図書の1年には、1992年度版から「ずうっと、ずっと、大すきだよ」も入りました。光村図書で学んだ人なら、体育の時間に雲のくじらが現れる場面を覚えているかもしれません。

おおきなかぶ|全社の1年に載る物語

ロシア民話の「おおきなかぶ」は、令和2〜5年度の4社、令和6年度からの3社すべての1年の教科書に載る物語です。光村図書の教科書では訳者が西郷竹彦で、題名は2000〜2010年度の版で「大きな かぶ」、2011年度の版から「おおきな かぶ」と表記が変わりました。

福音館書店の絵本は、A・トルストイの再話、内田莉莎子の訳、佐藤忠良の絵で、光村図書の教科書とは訳した人が違います。東京書籍と教育出版(令和2〜5年度は学校図書も)の教科書は、絵本と同じ内田莉莎子の訳です。光村図書で学んだ人が絵本を読むと、言い回しが少し違って感じられるでしょう。

スイミーとお手紙|海外の絵本と児童書

「スイミー」(レオ=レオニ作・谷川俊太郎訳)と「お手紙」(アーノルド=ローベル作・三木卓訳)は、海外の本から生まれた定番です。光村図書の2年の教科書には、スイミーが1977年度版から、お手紙が1980年度版から載り続けています。西山利佳さんは、横書きの絵本を縦書きの教科書に移すと、スイミーたちがつくる大きな魚の向きが絵本と変わるなどの違いが出ると指摘しています。

令和6年度からの教科書でも2作は3社すべてに載っていますが、学年は会社で違い、東京書籍と教育出版のスイミーは1年です。教育出版のお手紙も1年で、題名は「お手がみ」です。お手紙は、アーノルド=ローベルの本『ふたりはともだち』(文化出版局)の一話をもとにしています。

スーホの白い馬とかさこじぞう

「スーホの白い馬」は、馬頭琴という楽器ができたいきさつを語る物語で、大塚勇三がモンゴル民話として再話しました。光村図書の2年の教科書には遅くとも1971年度版には載っていて、1973年度までの題名は「白い馬」、1974年度版から「スーホの白い馬」です。今の教科書では光村図書だけが載せています。

「かさこじぞう」(岩崎京子)は、光村図書の教科書では1977〜1991年度の2年に「かさこ地ぞう」の題で載っていました。令和2〜5年度は東京書籍・学校図書・教育出版、令和6年度からは東京書籍・教育出版の2年に載っています。1992年度以降に光村図書の教科書で学んだ人は、授業では読んでいない場合があります。

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3・4年生の国語で読んだ懐かしい物語

3・4年生の国語では、「モチモチの木」「ちいちゃんのかげおくり」「ごんぎつね」のように、心に残る場面のある物語が並ぶ学年です。中でも「ごんぎつね」は、1980年に4年生のすべての教科書が採用した作品です(清泉女子大学の松本隆さんの論文、2020年)。

3・4年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧

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3・4年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧
作品覚えている場面の手がかり作者光村図書の学年令和6年度の教科書
モチモチの木おくびょうな豆太が灯のともる木を見る斎藤隆介3年3社の3年
ちいちゃんのかげおくり家族で影を空に映す遊びをするあまんきみこ3年光村図書の3年
三年とうげ転ぶと3年しか生きられないという峠李錦玉3年光村図書の3年
手ぶくろを買いに子ぎつねが町へ手袋を買いに行く新美南吉1980〜1991年度は3年編修趣意書に記載なし
白いぼうしタクシーの松井さんと夏みかんあまんきみこ4年光村図書・教育出版の4年
ごんぎつねきつねのごんが栗やまつたけを届ける新美南吉4年3社の4年
一つの花出征する父が一輪の花を手渡す今西祐行4年3社の4年

モチモチの木|全社の3年に載る物語

「モチモチの木」(斎藤隆介)は、令和2〜5年度の4社、令和6年度からの3社すべての3年の教科書に載る物語です。ただし光村図書では、1977年度版に載ったあと1980〜1991年度の版にはなく、1992年度版からふたたび載りました。1989〜1991年度に光村図書の教科書で3年生だった人は、授業で読んでいない場合があります。

今の高校生の記憶にも残る作品です。千葉県立磯辺高校の図書委員会が2024年に全校生徒から集めた「思い出に残る教科書作品」(回答697件)では、小学校の作品で最も上位の3位でした。絵本は岩崎書店から、斎藤隆介作・滝平二郎絵で出ています。

ちいちゃんのかげおくりと三年とうげ

「ちいちゃんのかげおくり」(あまんきみこ)は、光村図書の3年の教科書に1986年度版から載る、戦争を描いた物語です。光村図書の今の教科書では、3年のこの作品、4年の「一つの花」、5年の「たずねびと」と、戦争を扱う物語が学年ごとに1作ずつ置かれています。

「三年とうげ」(李錦玉)は、1992年度版から光村図書の3年に載る物語で、元の本は『さんねん峠』(岩崎書店、1981年)です。ちいちゃんのかげおくりと三年とうげは、今の教科書では光村図書だけが載せています。1992〜1995年度の光村図書の3年は、この2作とモチモチの木が初めてそろった版でした。

白いぼうしと手ぶくろを買いに

「白いぼうし」(あまんきみこ)は、タクシー運転手の松井さんが主人公の物語で、光村図書では1977年度版から4年に載っています。それより前の版では5年でした。元は短編集『車のいろは空のいろ』(ポプラ社)の一編で、今も光村図書と教育出版の4年にあります。

新美南吉の「手ぶくろを買いに」は、光村図書の3年に1980〜1991年度だけ載った作品で、今の教科書の編修趣意書には記載がありません。光村図書の教科書では、平成の初めの3年間に3年生だった人までが読んだ作品です。

ごんぎつねと一つの花|4年の共通教材

「ごんぎつね」(新美南吉)は、1932年に雑誌『赤い鳥』に載った物語で、1956年度に初めて小学校の教科書に入りました。松本隆さんの論文によると、1980年には4年生のすべての教科書が採用し、今も3社の4年に載っています。ねとらぼ調査隊の投票では2位でした。

「一つの花」(今西祐行)も、令和2〜5年度の4社と令和6年度からの3社すべての4年に載る作品で、光村図書では1977年度版から続いています。会社による違いが大きい国語の教科書の中で、この2作は平成に小学生だった人の多くが読んだ物語といえます。

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5・6年生の国語で読んだ懐かしい物語

5・6年生の国語では、「大造じいさんとガン」「やまなし」「海の命」など、読みごたえのある物語が読まれました。平成の終わりのあと、光村図書では2020年度の版で「わらぐつの中の神様」がなくなるなど、入れ替わった作品もあります。

5・6年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧

表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。

5・6年生の国語で読んだ懐かしい物語の一覧
作品覚えている場面の手がかり作者光村図書の学年令和6年度の教科書
大造じいさんとガン狩人とガンの頭領・残雪の知恵比べ椋鳩十5年3社の5年
わらぐつの中の神様祖母が語る、わらぐつを編んだ娘の話杉みき子1977〜2019年度は5年編修趣意書に記載なし
注文の多い料理店山奥の料理店で注文が増えていく宮沢賢治載っていない東京書籍の5年
やまなし谷川の底のかにの兄弟とクラムボン宮沢賢治6年光村図書の6年
海の命漁師の太一と瀬の主の大魚立松和平6年光村図書・東京書籍の6年
カレーライス父とけんか中のひろしとカレー重松清2005〜2019年度は6年編修趣意書に記載なし
きつねの窓指でつくった窓から景色が見える安房直子載っていない教育出版の6年

「載っていない」は、1971年度以降の光村図書の教科書に見当たらないという意味です。

大造じいさんとガン|5年の共通教材

「大造じいさんとガン」(椋鳩十)は、狩人の大造じいさんとガンの頭領「残雪」の知恵比べを描いた物語です。光村図書では1980年度版から5年に載り、令和2〜5年度の4社、令和6年度からの3社すべての5年にあります。

題名の書き方は会社によって違い、光村図書は「ガン」、東京書籍と教育出版は「がん」です。友だちと題名の記憶が食い違っても、どちらも正しい可能性があります。ねとらぼ調査隊の投票では9位でした。

やまなしと海の命|光村の6年の定番

宮沢賢治の「やまなし」は、光村図書の6年の教科書に1971年度版にはすでに載っていて、今まで載り続ける作品です。物語は谷川の底のかにの兄弟が見た景色を描いています。「クラムボン」という不思議な言葉を覚えている人もいるでしょう。今の教科書では光村図書だけが載せています。

立松和平の「海の命」は、1996年度版から光村図書の6年に載る物語です。東京書籍の教科書では「海のいのち」の題で6年にあります。1996年度より前に光村図書の6年だった人は読んでいないため、世代によって記憶が分かれる作品です。

わらぐつの中の神様とカレーライス

杉みき子の「わらぐつの中の神様」は、光村図書の5年に1977年度版から平成27年度版まで載り、2020年度の版でなくなりました。山口大学教育学部附属光小学校の選定理由書も、定番だったこの作品がなくなったことを挙げています。

重松清の「カレーライス」は、2005年度版から光村図書の6年に載った作品です。令和2年度版で5年に移り、今の教科書の編修趣意書には記載がありません。平成の後半に光村図書の教科書で6年生だった人には、身近な作品でしょう。

きつねの窓と注文の多い料理店

光村図書以外の教科書を使っていた人には、別の定番があります。安房直子の「きつねの窓」は、令和2〜5年度は学校図書と教育出版、令和6年度からは教育出版の6年に載る物語です。いぬいとみこの「川とノリオ」も、教育出版の6年にあります。

宮沢賢治の「注文の多い料理店」は、令和2〜5年度は東京書籍と学校図書、令和6年度からは東京書籍の5年に載っています。同じ宮沢賢治の作品でも、教科書の会社によって載っている作品は別々です。

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説明文と詩も懐かしい国語の教科書の定番

国語の教科書には物語のほかに説明文や詩も載っていて、「たんぽぽのちえ」「ありの行列」のように、題名を見ると思い出す教材も多くあります。説明文は筆者の名前より題名で覚えている人が多いでしょう。

たんぽぽのちえとじどう車くらべ

植村利夫の「たんぽぽのちえ」は、光村図書の2年の教科書に1971年度版にはすでに載っていて、今の教科書にもある説明文です。「じどう車くらべ」は1989年度版から光村図書の1年に載る、自動車の仕事とつくりを比べる文章です。

増井光子の「どうぶつの赤ちゃん」も、1980年度版から光村図書の1年に載っています。3作とも令和6年度からの光村図書の教科書に残っていて、親子で同じ説明文を読める教材です。

ありの行列とすがたをかえる大豆

大滝哲也の「ありの行列」は、光村図書の3年に1974年度版から載る説明文です。国分牧衛の「すがたをかえる大豆」は2005年度版から光村図書の3年に入り、大豆がいろいろな食品に変わる工夫を説明しています。

どちらも今の光村図書の教科書に残っています。すがたをかえる大豆は2005年度より前の版にはないため、平成の前半に光村図書の教科書で3年生だった人は読んでいません。

生きるとわたしと小鳥とすずと|詩

谷川俊太郎の詩「生きる」は、光村図書の6年に1980年度版から載り、今の教科書にもあります。金子みすゞの「わたしと小鳥とすずと」は、1996年度版から光村図書の3年に載る詩です。

阪田寛夫の「夕日がせなかをおしてくる」は、令和6年度からの教科書では3社すべての3年に載っています。学研の『何度でも読みたい 教科書の泣ける名作 詩・短歌・俳句』(2025年)は、生きるやわたしと小鳥とすずとを収めた作品集です。音楽の教科書で歌った唱歌や合唱曲は、小学校の音楽で歌った懐かしい歌一覧で紹介しています。

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今の教科書との違いともう一度読む方法

平成に読んだ物語の多くは令和の教科書にも残っていて、当時の教科書そのものも、教科書を集めた図書館で見られます。作品だけを読み返すなら、絵本や作品集が手軽です。

令和の教科書に残る作品と見当たらない作品

令和6年度から使われている教科書にも、スイミー・くじらぐも・お手紙・スーホの白い馬・モチモチの木・ちいちゃんのかげおくり・ごんぎつね・一つの花・大造じいさんとガン・やまなしなどが残っています。子どもの教科書を開くと、自分のころと同じ話に出会えるでしょう。

一方で、光村図書の令和6年度版の編修趣意書には、「カレーライス」「なまえつけてよ」「プラタナスの木」の記載がありません。新しく確認できる教材には、2年の「みきのたからもの」や6年の「ぼくのブック・ウーマン」があります。

教科書図書館で当時の教科書を見る

平成の教科書そのものは、東京都江東区の教科書研究センター附属教科書図書館で見られます。同館は平成に入ってからの教科書をすべて所蔵していると案内していて、開館は月・火・水曜日です。高校生以下は原則として入館できません。

東京都北区の東書文庫では、昭和24年以降の小・中学校の国語の教科書を作品名から検索でき、閲覧は電話での完全予約制です。調べる前に、入学した年度と当時住んでいた市町村、教科書の会社を確かめておくと探しやすくなります。今の教科書は、全国962か所(2025年5月現在)の教科書センターで見られます。

絵本やアンソロジーで読み返す

作品だけを読み返すなら、絵本や作品集が手軽です。スイミーは好学社、お手紙は『ふたりはともだち』(文化出版局)、スーホの白い馬は福音館書店、モチモチの木は岩崎書店、ちいちゃんのかげおくりはあかね書房から出ています。

学研の『もう一度読みたい 教科書の泣ける名作 新装版』(2023年)には、ごん狐やモチモチの木、大造じいさんとガンなど、小・中学校の教科書の16編が収められています。教科書の文章は原作に手を加えている場合があるため、読み返して記憶と違っても、記憶違いとは限りません。

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まとめ

平成の小学校の国語の教科書では、くじらぐもやスイミー、お手紙のような1・2年の物語から、モチモチの木やごんぎつね、大造じいさんとガン、やまなしまで、学年ごとに心に残る物語が読まれてきました。読んだ話が人によって違うのは、教科書の会社が地域ごとに選ばれ、4年ごとに作品が入れ替わることがあるためです。

思い出した作品は、絵本や作品集でもう一度読んでみてください。当時の学校生活は平成の学校生活のページでも振り返れます。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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