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ガラケーの赤外線交換

ガラケーの赤外線交換は、近くにいる相手へ電話番号やメールアドレスを端末から直接渡す方法です。名前や連絡先を読み上げて打ち込む代わりに、電話帳や自分のプロフィールをデータとして送りました。片方が受信を待ち、もう片方が送信して、受け取った内容を電話帳に登録するのが基本の流れです。離れた相手へメールを送る場面とは違い、二人が携帯電話を持ち寄り、送受信の準備を合わせる短い時間そのものが、連絡先交換の風景になっていました。

呼ばれ方:赤外線通信、連絡先交換、赤外線で電話帳交換

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公式記録の搭載例
2001年(N2001)
当時の記録
2001〜2006年の公式記録
記憶の場所
放課後・駅・友だちの集まり
現在
現在の状況

QUICK COMPARE

赤外線で渡す内容と、似た機能の違い

電話帳の1件交換
選んだ一人分の連絡先を送る使い方。N904iでは受信後に保存し、電話帳の空き領域へ追加しました。
自分のプロフィール
自分の番号やメールアドレスをまとめて渡すデータ。相手の情報も受け取りたいときは、相手側からの送信も別に行います。
電話帳などの全件転送
N904iでは共通の4桁の認証パスワードを使ってまとめて転送。全件受信は対象の保存データを上書きし、1件追加とは扱いが異なりました。
写真・画像の交換
写真なども転送対象になりましたが、受信側で扱える形式・容量が必要です。N904iではFlash画像など転送できないデータもありました。
電話帳以外の保存データ
N904iではメール・ブックマーク・スケジュールなどにも対応。FOMAカード内の電話帳やSMSは、この赤外線転送の対象外でした。
携帯電話回線との違い
SO905iの説明書では赤外線を通信料の発生しない機器間のデータ転送として分類。遠くの相手へ送るパケット通信とは別の経路です。
iC通信との違い
N904iでは赤外線ポートを向ける方法に加え、FeliCaマークを近づけるiC通信も用意。接点にする場所と通信方式が異なります。
赤外線リモコン
W42Hではアドレス帳交換とともにテレビなどの操作にも利用。リモコンは家電へ操作信号を送り、相手の電話帳へ情報を保存する機能ではありません。
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見分ける手掛かり

目印は本体の赤外線ポートと、電話帳などのメニューにある赤外線送信・受信の項目です。通信時に向かい合わせるのは画面ではなくポートの部分で、その位置は機種によって異なりました。送れる連絡先も電話番号一つだけとは限りません。N904iでは名前・フリガナ・電話番号・メールアドレスのほか、住所や誕生日なども電話帳の転送項目に含まれ、複数登録した番号やアドレスもまとめて渡せました。赤外線で渡す単位は、紙に書いた一行というより端末内の一つの連絡先でした。

  • 端末を近づける
  • 赤外線ポート
  • 電話帳
  • メールアドレス
  • 送信と受信

関連する資料:[1][2][3][4][5][7]

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連絡先の渡し方と保存

N904iの1件送信では、電話帳などから対象を選び、赤外線送信を実行しました。相手側は先に赤外線受信を待ち受け、届いた内容を保存します。自分の情報を渡したあと、相手からも同じ操作で送ってもらえば、双方の電話帳に連絡先が残る仕組みです。一方、全件転送は保存済みデータをまとめて移すための機能で、N904iでは両端末で同じ4桁の認証パスワードを使いました。全件受信では対象となる既存データを上書きするため、友人一人の連絡先を追加する1件受信とは役割が異なります。

関連する資料:[2][3][4][5][6][7]

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A CLOSER LOOK

向かい合う二台と、通信料のかからない転送

赤外線交換では、相手との距離や携帯電話の向きが通信の成否に関わりました。N904iの目安はポート間が約20cm以内、正面からの角度が約15度以内。二台の間を物で遮ったり、通信中に端末を動かしたりすると届きにくく、直射日光や蛍光灯の直下なども影響することがありました。机の上で向きを合わせ、受信の完了まで携帯電話をそのままにする動作には、データを通す道筋を保つ意味がありました。近くにいるだけで自動的に連絡先が共有される仕組みではありませんでした。

この転送は、携帯電話会社のネットワークを通してメールを配送する操作とは別です。SO905iの説明書では、赤外線・iC通信・USBケーブルによるデータ転送を、通信料が発生しない通信として説明しています。一方、N904iは赤外線やiC通信の実行中に圏外状態となり、通話やiモードなどを利用できない仕様でした。端末内では転送と回線通信にこうした区切りがあり、電話帳の情報を渡し終えるまで相手と向き合う時間が生まれます。短い操作のなかに、直接会って連絡先を交換する特徴が表れています。

解説に使った資料:[4][6]

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FOLLOW THE FLOW

選ぶ・受け取る・電話帳に残す

N904iの1件交換では、送る側と受け取る側にそれぞれ操作がありました。

  1. 送る情報を一つ選ぶ

    電話帳の相手や自分のプロフィールを開き、1件分の赤外線送信へ進みます。選ばれた連絡先が、相手へ渡るデータの単位です。

  2. 受信を待って向きを合わせる

    受け取る側が先に受信待ちになり、二台の赤外線ポートを向かい合わせます。送信メニューを開く操作だけで、相手の電話帳へ自動登録されるわけではありません。

  3. 届いた連絡先を保存する

    受信後に内容を保存すると電話帳へ追加されます。双方の連絡先を交換するには、送信側と受信側を入れ替え、もう一度データを渡します。

ここがポイント一度の転送は片方向。二人が送る役と受け取る役を交代して、連絡先の交換が完了しました。

図解のもとにした資料:[4]

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当時の記録

2001年10月1日発売のドコモN2001には、赤外線通信が搭載されていました。2006年のau夏モデル発表でも、W42Hの特徴としてアドレス帳交換とテレビなどのリモコンに使える赤外線機能が紹介されています。携帯電話に名前・番号・メールアドレス・写真などが蓄積される時代、赤外線はその場にある二台の間でデータを渡す接点でした。同じ赤外線という名称でも、連絡先を送る通信と、家電へ操作信号を出すリモコンでは、相手になる機器も使い方も異なっていました。

公式記録の搭載例:2001年(N2001) / 当時の記録:2001〜2006年の公式記録

登場・発売時期の資料:[1][7]

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今はどうなっている?

赤外線による機器間の転送と、携帯電話回線を使う通話・メールは別の機能です。FOMAとiモードは2026年3月31日に終了しましたが、赤外線は3G端末だけに備わっていた機能ではなく、2016年発売のLTE対応らくらくホンF-02Jにも搭載されていました。転送できる内容は送受信する機種の対応形式によって変わり、同じ赤外線対応でも写真や電話帳の全項目を必ず渡せるわけではありません。端末同士を近づけ、保存済みの情報を渡す仕組みは、回線サービスの世代とは分けて捉えられます。

出典:[8]

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EVIDENCE

この記録の出典

確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。

  1. 資料1NTTドコモ:FOMA N2001 サポート情報別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期内容を確認した日:
  2. 資料2NTTドコモ:FOMA N2001 対応サービス・機能別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  3. 資料3KDDI:2006年au夏モデルの主な特徴(W42H)別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:kddi.com参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  4. 資料4NTTドコモ:N904i取扱説明書・データ表示/編集/管理(378〜384ページ)別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  5. 資料5NTTドコモ:赤外線通信別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  6. 資料6NTTドコモ:SO905i パソコン接続マニュアル(1ページ・データ転送)別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  7. 資料7NTTドコモ:らくらくホン F-02J サービス・機能とスペック別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  8. 資料8NTTドコモ:FOMA・iモードは2026年3月31日に終了しました別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:docomo.ne.jp参照内容:継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
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