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テレホーダイ

テレホーダイは、23時から翌朝8時まで、あらかじめ登録した2つまでの電話番号への通話料を定額にするNTTの料金割引サービスでした。1995年に市内向けの1800と隣接区域向けの3600が始まり、家庭でモデムを使うダイヤルアップ接続にも利用されました。夜の9時間に長くつないでも、対象となる電話代が増えないことが特徴です。インターネットへの接続契約とその利用料は、別に必要でした。

呼ばれ方:テレホ、テレホーダイ1800、テレホーダイ3600

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サービス開始
1995年8月22日(1800)
家庭ネットの転換期
1995〜2001年
記憶の場所
家庭・自室・書斎・電話回線
現在
当時の展開は終了

QUICK COMPARE

テレホーダイ1800・3600の料金、時間帯と接続方式

テレホーダイ1800
市内の電話番号を2つまで指定。定額通話料は月額1,800円(税抜)。1995年8月22日開始。
テレホーダイ3600
隣接区域・20kmまでの区域外通話エリアの電話番号を2つまで指定。月額3,600円(税抜)。1995年10月19日開始。
共通の定額時間
23時〜翌朝8時の9時間。登録した対象番号への通話に適用されました。
定額になる料金
対象先へかける電話の通話料。回線の基本料や、プロバイダーの接続サービス利用料とは別です。
アクセスポイント
モデムから電話をかける、プロバイダー側の接続先。全国共通番号への変更で割引対象外となる場合もありました。
モデム
パソコンのデジタル信号と電話回線の音声信号を相互に変換する機器。電話番号へ発信してネットにつなぎました。
INSテレホーダイ
1996年2月9日開始のISDN向けサービス。加入電話用の1800・3600とは回線が異なります。
フレッツ・ISDN
2000年7月に本格提供が始まった、時間帯を選ばない定額の常時接続サービス。
サービスの終了
2023年9月30日受付停止、2024年1月1日から割引適用終了。
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見分ける手掛かり

1800と3600の違いは、主に指定できる相手先の区域です。1800は市内の電話番号、3600は隣接区域や20kmまでの区域外通話エリアの電話番号を2つまで指定する仕組みでした。月極の定額通話料は税抜1,800円と3,600円。23時から翌8時までという枠は共通で、パソコン通信やインターネット以外の通話にも利用できました。

  • 23時
  • ダイヤルアップ
  • モデム音
  • 指定電話番号

関連する資料:[1][2][3][4][6][8]

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23時の接続音と、電話番号で選ぶアクセスポイント

パソコンのモデムは、プロバイダーが用意したアクセスポイントへ電話をかけて接続しました。電話代はNTTの回線側、インターネットの接続サービスはプロバイダー側に分かれていました。接続先が全国共通の0570・0035などの番号へ変わると、テレホーダイなどの割引対象から外れる場合もありました。番号の変更は機器の設定にも関わり、同じプロバイダーでも、どこへ電話をかけるかが料金条件を左右しました。

関連する資料:[2][3][4][5][6][7][8][9]

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A CLOSER LOOK

深夜の定額から常時接続へ、専門家が見た料金の変化

JPNICの技術解説は、テレホーダイを常時接続に至る前段階と位置付けています。深夜帯に限られていても、登録先へ定額でつなげることが、ウェブを次々に閲覧する楽しみを支えました。総務省の平成13年版情報通信白書も、従来はプロバイダーの接続料金に加え、利用時間に応じた電話料金がかかり、長時間の利用ほど費用が増える構造を説明しています。同白書では、フレッツISDNが2001年3月に72万加入に達したと記録しています。これはフレッツISDNの加入数であり、テレホーダイの契約数ではありません。

2001年の『インターネット白書』では、山崎潤一郎氏(掲載時・有限会社インサイドアウト代表)が、2000年に大手プロバイダーで完全固定料金の導入が進んだ背景を分析しています。利用者の定額制への要求や競争に加え、フレッツ・ISDNの本格化と利用者の増加も、プロバイダーの定額化を後押ししたとの見方です。電話代の時間限定の定額化と、接続サービス側の料金改定は、別々に進んだ変化でした。23時を待つ使い方から、昼も夜も利用時間を気にせずにつなぐ使い方へと、家庭のネット体験が変わっていきました。

解説に使った資料:[4][7][9]

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THREE POINTS

モデム・接続先・料金割引は別の役割

ダイヤルアップでネットにつないだ場面を、手元の機器、電話をかける相手、通話料の三つから見ます。

  • モデムが指定の番号へ発信する

    手元の機器は、設定した電話番号へダイヤルします。接続先の番号が変わると機器設定も関係するのは、この仕組みのためです。

  • 接続先はプロバイダーが担う

    インターネットにつなぐ相手側がプロバイダーのアクセスポイントです。その接続サービスと、電話の料金割引は別のものです。

  • 指定先と時間帯で通話料が変わる

    テレホーダイは登録した指定先への料金に関わるサービスです。対象の時間帯と月極割引が、いつ接続するかという選択に結び付きます。

ここがポイント「23時を待つ」は通信速度を変える操作ではなく、料金条件を意識した使い方です。テレホーダイだけでネットの接続先が用意されるわけではありません。

図解のもとにした資料:[1][2]

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家庭ネットの転換期

テレホーダイ1800は1995年8月22日、3600は同年10月19日に始まりました。翌1996年2月9日にはISDN向けのINSテレホーダイも登場します。その後、1999年11月にフレッツ・ISDNの試験提供、2000年7月に本格提供が始まり、家庭のネット利用は、深夜だけの定額枠から時間帯を選ばない常時接続へ広がりました。

サービス開始:1995年8月22日(1800) / 家庭ネットの転換期:1995〜2001年

登場・発売時期の資料:[1][5][6]

当時の展開・広がりの資料:[4][5][7][9]

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今はどうなっている?

テレホーダイ・INSテレホーダイは、2023年9月30日に新規受付を停止し、2024年1月1日から割引適用を終了しました。固定電話のIP網移行に伴い、NTT東西が通話料をシンプルな体系へ変更したことによるものです。固定電話網の切替は地域ごとに進められましたが、通話料割引の終了は2024年1月1日からと案内されています。

出典:[3]

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EVIDENCE

この記録の出典

確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。

  1. 資料1NTT東日本:1800・3600・INSテレホーダイの開始日別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:ntt-east.co.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期内容を確認した日:
  2. 資料2NTT東日本:接続先番号の変更と料金割引の対象別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:ntt-east.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  3. 資料3NTT東西2022年12月8日資料・5〜6頁:受付停止と2024年1月1日の割引終了別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:ntt-west.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
  4. 資料4JPNICニュースレターNo.78(2021年8月):ダイヤルアップと時間限定の定額接続別タブで開く公的機関の資料 / 掲載サイト:nic.ad.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・当時の展開・広がり内容を確認した日:
  5. 資料5NTT技術史料館:23時〜翌8時・指定2番号とフレッツへの展開別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:hct.rd.ntt参照内容:登場・発売時期・楽しみ方・使い方・当時の展開・広がり内容を確認した日:
  6. 資料6INTERNET magazine 1995年10月号・176頁:開始時の1800と3600の比較別タブで開く報道・記事資料 / 掲載サイト:iwparchives.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  7. 資料7インターネット白書2001・227頁/山崎潤一郎氏:プロバイダーの定額化を分析別タブで開く出版社の資料 / 掲載サイト:iwparchives.jp参照内容:楽しみ方・使い方・当時の展開・広がり内容を確認した日:
  8. 資料8hi-hoの提供当時の案内:NTTへの定額通話料とプロバイダー利用料別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:home.hi-ho.ne.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
  9. 資料9総務省・平成13年版情報通信白書:定額料金サービスとフレッツISDNの普及別タブで開く公的機関の資料 / 掲載サイト:soumu.go.jp参照内容:楽しみ方・使い方・当時の展開・広がり内容を確認した日:
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