平成の夏歌の定番は「夏色」と「真夏の果実」

平成の夏歌の定番は、ゆずの「夏色」とサザンオールスターズの「真夏の果実」です。平成に発売された曲を対象にした2018年のオリコンの調査で、この2曲が1位と2位に選ばれました。

平成の夏ソング調査で1位は「夏色」

オリコンが2018年7月13〜19日に、モニター会員の10〜50代の男女1,000人へインターネットで聞いた「平成 夏ソング」の調査では、1位がゆず「夏色」、2位がサザンオールスターズ「真夏の果実」、3位が井上陽水「少年時代」でした。4位にはWhiteberry「夏祭り」、5位にはTUBE「あー夏休み」が続いています。

上位10曲のうち、半分の5曲は1990年代に発売された曲です。今の40〜50代が子どもや学生だったころの曲が、平成の夏歌の中心にあるといえます。年ごとの売上の記録から振り返りたいときは、平成の名曲一覧もあわせて見てください。

夏歌には盛り上がる曲と切ない曲がある

平成の夏歌には、明るく盛り上がる曲と、夏の切なさを歌う曲の2種類があります。オリコンの編集部は、夏ソングにはアップテンポな曲だけでなく哀愁のあるバラードも上位に入り、暑さと時々の涼しさが同居する夏の2つの顔が曲に表れているとまとめました。

同じ調査では、「真夏の果実」に夏の切なさを感じるという声が多く寄せられています。音楽放送のUSENも、夏の歌の多くはアップテンポだと紹介しつつ、バラードの名曲としてTHE JAYWALKの「何も言えなくて…夏」を挙げました。カラオケで歌う曲と、夏の終わりにひとりで聴く曲は、この2つの顔で選び分けると決めやすくなります。

世代によって懐かしい夏歌は変わる

懐かしい夏歌は、聴く人の世代で変わります。2018年のオリコンの調査では、50代の1位は「真夏の果実」でした。「少年時代」は教科書に載っていることから、10代でも5位に入っています。

2025年からは、YUIの「SUMMER SONG」のように、SNSの動画をきっかけに若い世代が平成の夏歌を聴く動きも出てきました。親子や年の離れた友人と話すなら、どちらの世代にも届いている曲を選ぶと会話が広がります。令和に再ヒットした曲は、最後の章で紹介します。

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平成元年〜90年代前半の夏歌はTUBEとCMソング

平成元年から90年代前半、1989〜1994年の夏歌は、TUBEの夏の歌と、企業のCMやドラマ・映画から生まれたヒット曲が中心です。オリコンの週間ランキングで1位を取った夏の歌も多く、夏の曲が毎年のようにヒットしました。

平成元年〜90年代前半の夏歌はTUBEとCMソングの一覧

表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。

平成元年〜90年代前半の夏歌はTUBEとCMソングの一覧
曲名歌手発売主なタイアップ
世界でいちばん熱い夏プリンセス プリンセス1989年7月―
あー夏休みTUBE1990年5月JTのCM
真夏の果実サザンオールスターズ1990年7月映画「稲村ジェーン」
夏祭りJITTERIN'JINN1990年8月―
少年時代井上陽水1990年9月映画「少年時代」
さよなら夏の日山下達郎1991年5月第一生命のCM
何も言えなくて…夏THE JAYWALK1991年7月―
夏の日の1993class1993年4月テレビ朝日系「君といつまでも」
揺れる想いZARD1993年5月ポカリスエットのCM
真夏の夜の夢松任谷由実1993年7月ドラマ「誰にも言えない」
夏が来る大黒摩季1994年4月「COUNT DOWN TV」
夏を抱きしめてTUBE1994年5月カローラ セレスのCM
Hello,my friend松任谷由実1994年7月ドラマ「君といた夏」

発売とタイアップはオリコンのアーティスト別の記録にもとづきます。「―」はタイアップの記載がない曲です。

世界でいちばん熱い夏|平成元年の1位

プリンセス プリンセスの「世界でいちばん熱い夏」は、平成最初の夏を代表する夏歌です。オリコンの記録では、1989年7月1日に発売されたシングルが週間ランキングで1位になり、40週にわたってランクインしました。

もとは1987年、昭和62年に発売された曲で、平成元年の1989年7月1日に改めて出たシングルが1位になりました。平成の夏歌を古い順に聴くなら、最初に置きたい1曲といえます。当時のCDの形は8cmシングルCDの図鑑で紹介しています。

真夏の果実と少年時代|1990年の映画の歌

1990年は、映画の主題歌から2つの夏の名曲が生まれた年です。サザンオールスターズの「真夏の果実」は7月25日に発売され、映画「稲村ジェーン」のテーマ・ソングとして、第32回日本レコード大賞でロック・ゴールドディスク大賞に選ばれました。オリコンによると、2008年のファン投票でも1位になった代表曲です。

井上陽水の「少年時代」は9月21日に発売された映画「少年時代」の主題歌で、藤子不二雄Ⓐさんの依頼で生まれました。音楽の教科書に載り、宇多田ヒカルさんや忌野清志郎さん、柴咲コウさんらがカバーしたことで、世代をこえて聴かれています。

TUBE|1990〜94年に夏の歌を連発

90年代前半の夏歌でいちばん目立つのはTUBEです。1990年の「あー夏休み」から、1992年の「夏だね」、1993年の「夏を待ちきれなくて」「だって夏じゃない」、1994年の「夏を抱きしめて」と、曲名に夏が入るシングルを毎年のように出しました。

このうち「夏を待ちきれなくて」「だって夏じゃない」「夏を抱きしめて」はオリコンで1位を取りました。CMでは、「あー夏休み」がJT、「夏だね」がポッキー、「だって夏じゃない」がJRA、「夏を抱きしめて」がトヨタに使われています。一方、2018年の調査でTUBEから選ばれたのは、最高10位の「あー夏休み」でした。回答者は「夏バンドの代表曲」と答えており、売上の順位より、夏の記憶に結びついた曲が選ばれたといえます。

揺れる想いと夏が来る|CMと番組の歌

1993〜1994年には、CMやテレビ番組の曲から夏のヒットが続きました。ZARDの「揺れる想い」は1993年5月19日に発売されたポカリスエットのCMソングで、オリコン1位を記録しています。同じ年にはclassの「夏の日の1993」が4月に、松任谷由実の「真夏の夜の夢」がドラマ「誰にも言えない」の主題歌として7月に発売されました。

大黒摩季の「夏が来る」は1994年4月23日に発売された「COUNT DOWN TV」のオープニング・テーマで、2018年の調査でも10位に入っています。CMやドラマで耳にした曲を探すときは、上の表のタイアップの欄から当たりをつけると見つけやすくなります。

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90年代後半の夏歌は渚から花火まで

90年代後半、1995〜1999年の夏歌は、スピッツの「渚」やPUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」、ゆずの「夏色」、aikoの「花火」など、今も夏に聴かれる曲が多く生まれた時期です。飲み物や旅行の夏のキャンペーンと結びついた曲も目立ちます。

90年代後半の夏歌は渚から花火までの一覧

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90年代後半の夏歌は渚から花火までの一覧
曲名歌手発売主なタイアップ
あの夏を探してTUBE1995年7月ドラマ「100億の男」
あなただけを~Summer Heartbreak~サザンオールスターズ1995年7月ドラマ「いつかまた逢える」
渚スピッツ1996年9月ポッキーのCM
渚にまつわるエトセトラPUFFY1997年4月キリン「天然育ち」のCM
夏色ゆず1998年6月―
HOT LIMITT.M.Revolution1998年6月MITSUYAサイダーのCM
love the island鈴木あみ1998年7月グアム政府観光局のCM
BE TOGETHER鈴木あみ1999年7月モスバーガーのCM
花火aiko1999年8月テレビ朝日系「激マジ!!」

鈴木あみさんの現在の活動名は鈴木亜美です。友だちとCDやMDを貸し借りして新しい曲を知った様子は、MD・CDの貸し借りの図鑑で紹介しています。

渚とエトセトラ|1996〜97年のCMソング

海辺を歌う夏の名曲が、2年続けてCMから生まれました。スピッツの「渚」は1996年9月9日に発売されたポッキーのCMソングで、オリコン1位を記録しています。レコード会社のキャンペーンに合わせた2026年の記事で、音楽ライターは、季節を直接表す言葉を使わないため、聴く人が自分の夏を重ねられる曲だと評しました。

PUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」は1997年4月16日の発売で、キリンビバレッジ「天然育ち」のCMソングでした。こちらもオリコン1位を取っています。同じ「渚」の曲でも、スピッツは夏の終わり、PUFFYは春に発売されたことを覚えておくと、思い出した曲の年が見分けやすくなります。

夏色とHOT LIMIT|1998年の夏の定番

1998年は、今も夏の定番として歌われる2曲が同じ6月に発売された年です。ゆずの「夏色」は6月3日に出たメジャーデビューシングルで、オリコンの最高位は17位でしたが、2018年の調査では平成の夏ソングの1位に選ばれました。2017年にはロッテ「爽」のCMにも使われ、夏の定番として長く愛されているとオリコンは紹介しています。

T.M.Revolutionの「HOT LIMIT」は6月24日の発売で、MITSUYAサイダーのCMソングとして1位を取りました。西川貴教さんは2026年のインタビューで、分かりやすいメロディーやテンポ、覚えやすい言葉が聴き継がれる理由ではないかと答えています。

aikoの花火と鈴木あみ|1999年の夏

90年代の終わりには、企業の夏のキャンペーンソングと、夏の夜を歌う曲がそろって生まれました。鈴木あみさんは1998年7月1日にグアム政府観光局のCMソング「love the island」を、1999年7月14日にモスバーガーの夏のキャンペーンソング「BE TOGETHER」を出し、「BE TOGETHER」はオリコン1位になっています。

aikoの「花火」は1999年8月4日の発売で、当時の最高位は10位でした。それでも2025年6月のオリコンのストリーミング急上昇ランキングで9位に入り、2026年にはTikTokの夏の人気曲の日本9位にも選ばれています。発売当時を知らない世代にも、夏の曲として届いている1曲です。

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2000年代の夏歌はサザンからYUIまで

2000年代の夏歌は、サザンオールスターズの「TSUNAMI」で始まり、ドラマ主題歌やCMソングを経て、2008年のYUI「SUMMER SONG」まで続きます。甲子園の番組の曲や、ロングヒットになった夏歌もこの時期に生まれました。

2000年代の夏歌はサザンからYUIまでの一覧

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2000年代の夏歌はサザンからYUIまでの一覧
曲名歌手発売主なタイアップ
TSUNAMIサザンオールスターズ2000年1月「ウンナンのホントのトコロ」
夏の王様KinKi Kids2000年6月ドラマ「SUMMER SNOW」
ミュージック・アワーポルノグラフィティ2000年7月ポカリスエットのCM
夏祭りWhiteberry2000年8月「ふしぎな話」主題歌
波乗りジョニー桑田佳祐2001年7月コカ・コーラのCM
secret base ~君がくれたもの~ZONE2001年8月ドラマ「キッズ・ウォー3」
夏の思い出ケツメイシ2003年7月―
夏の終わり森山直太朗2003年8月「熱闘甲子園」
ロコローションORANGE RANGE2004年6月大塚ベバレジ「MATCH」のCM
金魚花火大塚愛2004年8月日本テレビ系の番組
BANG!BANG!バカンス!SMAP2005年7月「世界水泳」
睡蓮花湘南乃風2007年6月―
イケナイ太陽ORANGE RANGE2007年7月ドラマ「花ざかりの君たちへ」
熱帯夜RIP SLYME2007年7月「Coke+iTunes」
若者のすべてフジファブリック2007年11月「音燃え!」
SUMMER SONGYUI2008年7月―

KinKi Kidsは現在、DOMOTOの名前で活動しています。年ごとの売上の上位曲は2000年代のヒット曲一覧、ドラマの放送年は平成ドラマの名作一覧で確かめられます。

TSUNAMIとミュージック・アワー|2000年

2000年は、のちに夏の定番となる曲が相次いで発売された年です。サザンオールスターズの「TSUNAMI」は1月26日の冬の発売ですが、10代が選ぶ夏うたの投票にも名前が挙がるなど夏の歌としても親しまれ、第42回日本レコード大賞を受賞しました。オリコンが2019年にまとめた平成のシングル売上でも2位に入っています。

7月にはポルノグラフィティの「ミュージック・アワー」がポカリスエットのCMソングとして発売されました。8月にはWhiteberryが、1990年のJITTERIN'JINNの曲をカバーした「夏祭り」を出し、紅白歌合戦でも歌っています。オリコンによると、「夏祭り」は高校野球の応援や夏の行事で使われ、10〜20代にも支持されています。

波乗りジョニーとsecret base|2001年

2001年の夏は、明るい海の歌と、夏の別れを歌う曲が並びました。桑田佳祐の「波乗りジョニー」は7月4日に発売されたコカ・コーラのCMソングで、オリコン1位を記録し、2018年の調査では7位に選ばれています。

ZONEの「secret base ~君がくれたもの~」は8月8日にドラマ「キッズ・ウォー3」の主題歌として発売され、30週にわたってランクインしました。2011年にはテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のエンディングでカバー版が使われ、アニメから曲を知る人も生まれました。

夏の思い出と夏の終わり|2003年の夏

2003年には、夏の思い出と夏の終わりをそれぞれ曲名にした2曲が出ています。ケツメイシの「夏の思い出」は7月16日の発売で、32週にわたってランクインしたロングヒットです。2026年7月からカーセンサーのCMに使われ、オリコンのストリーミング急上昇ランキングで9位に入りました。

森山直太朗の「夏の終わり」は8月20日に発売された「熱闘甲子園」のエンディング・テーマです。甲子園の番組で流れていた曲を思い出したいなら、まず確かめたい1曲です。

イケナイ太陽とSUMMER SONG|2007年〜

2007〜2008年には、今の若い世代にも歌われている夏歌が続けて生まれました。2007年には6月に湘南乃風の「睡蓮花」、7月にORANGE RANGEの「イケナイ太陽」とRIP SLYMEの「熱帯夜」が発売されました。「イケナイ太陽」はドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」のオープニング・テーマです。

2008年7月2日に発売されたYUIの「SUMMER SONG」は、オリコンで初登場1位を記録しました。2007年11月発売のフジファブリック「若者のすべて」は最高30位でしたが、2019年にも音楽ライターがバンドの代表的な夏の曲として取り上げ、今の曲として聴かれ続けていると紹介しています。

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2010年代の夏歌は配信で長く聴かれた

2010年代、平成22〜31年の夏歌は、CDの順位だけでなく、配信やカラオケで長く聴かれた曲が目立ちます。平成最後の夏に出たMrs. GREEN APPLEの「青と夏」とあいみょんの「マリーゴールド」は、令和に入ってからも聴かれ続けている2曲です。

2010年代の夏歌は配信で長く聴かれたの一覧

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2010年代の夏歌は配信で長く聴かれたの一覧
曲名歌手発売主なタイアップ
真夏のSounds good !AKB482012年5月はるやま商事のCM
花火三代目 J Soul Brothers2012年8月シングル「0~ZERO~」に収録
君と夏フェスSHISHAMO2014年7月―
Summer Madness三代目 J Soul Brothers2015年7月ANA「夏の旅割」のCM
海の声浦島太郎2015年7月auのCM
サママ・フェスティバル!Mrs. GREEN APPLE2016年6月「musicる TV」
打上花火DAOKO×米津玄師2017年8月アニメ映画の主題歌
U.S.A.DA PUMP2018年6月「王様のブランチ」
青と夏Mrs. GREEN APPLE2018年8月映画「青夏」
マリーゴールドあいみょん2018年8月―

2015年の「Summer Madness」は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの名義で発売されました。「海の声」はCMで桐谷健太さんが演じる浦島太郎が歌った曲で、2015年7月に配信が始まりました。「青と夏」と「マリーゴールド」は、CDより前の7月に配信が始まっています。

真夏のSounds good !と花火|2012年

2012年は、日本レコード大賞に夏の曲が並んだ年です。AKB48の「真夏のSounds good !」は5月23日に発売され、オリコン1位を記録したうえで、第54回日本レコード大賞を受賞しました。

同じ回の優秀作品賞には、三代目 J Soul Brothersの「花火」が選ばれています。「花火」は8月8日発売のシングル「0~ZERO~」に収録された曲で、単独のシングルとして発売された曲ではありません。3年後の2015年には、同じグループの「Summer Madness」がANAの夏のCMソングとしてオリコン1位を取りました。

海の声|CMから生まれたカラオケ1位

「海の声」は、CMから生まれ、2016年に通信カラオケDAMで全曲の中でいちばん歌われた夏の歌です。auの「三太郎」シリーズのCMで、桐谷健太さんが演じる浦島太郎が歌い、2015年7月31日に配信が始まりました。作曲はBEGINの島袋優さんです。

第一興商が発表した2016年1月1日〜12月31日のDAMの年間カラオケランキングで、「海の声」は1位になりました。音楽ライターの高橋美穂さんは、浦島太郎の役に合う沖縄民謡のような曲調と島袋優さんの作曲が印象に残る曲で、CMソングの枠をこえて日本レコード大賞や紅白歌合戦への出演につながったと振り返りました。歌う場所の移り変わりはカラオケボックスの図鑑で紹介しています。

青と夏とマリーゴールド|平成最後の夏

平成最後の夏、2018年に生まれた2曲は、CDの順位をこえて配信で長く聴かれています。Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」は映画「青夏 きみに恋した30日」の主題歌で、CDの最高位は14位でしたが、オリコンの週間ストリーミングで2025年11月10日付に累積再生数8億回をこえました。

あいみょんの「マリーゴールド」もCDの最高位は25位でしたが、2026年10月19日付で累積再生数8億回をこえ、2019年のDAMの年間カラオケランキングでは2位に入りました。2010年代後半の夏歌を思い出すときは、CDの順位より、配信やカラオケで今も聴かれているかを手がかりにすると見つけやすくなります。

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令和に再ヒットした平成の夏歌

令和に入ってから、SNSの動画や歌い直しの動画、新しいミュージックビデオをきっかけに、平成の夏歌が再びヒットし、カラオケでも歌われています。この章で紹介する3曲は、どれも夏が近づく6〜7月に再び火がつきました。

SUMMER SONGはTikTokで再ヒット

2008年発売のYUI「SUMMER SONG」は、2025年にTikTokなどの動画で使われて再ヒットした曲です。オリコンは2025年6月25日に、利用者が作った動画を合わせたSNSでの総再生数が11億回をこえたと伝えています。

2025年6月30日付のオリコンのストリーミング急上昇ランキングでは「SUMMER SONG」が1位になり、2位に「夏色」、6位に「波乗りジョニー」、8位に「真夏の果実」と平成の夏歌が並びました。オリコンは、夏の情景を思い出させる曲として再評価され、若い世代が動画の音楽に使っていることが背景にあるとみています。2026年7月27日付では、累積再生数が1億回をこえました。

HOT LIMITはTHE FIRST TAKEで再注目

1998年発売のT.M.Revolution「HOT LIMIT」は、2026年に歌い直しの動画で再び注目されました。7月10日にYouTubeの「THE FIRST TAKE」で披露した動画は、公開から3日で同チャンネル史上最速の1000万回再生を記録しています。

この動画をきっかけに、「HOT LIMIT」は7月20日付のオリコンのストリーミング急上昇ランキングで1位になり、9月21日付で累積再生数1億回をこえました。28年前の夏歌が、今の歌声で聴き直されて新しいファンを得た例です。

イケナイ太陽はカラオケのリバイバル1位

2007年発売のORANGE RANGE「イケナイ太陽」は、2025年のDAMの年間カラオケランキングで「リバイバル平成ソング」の1位に選ばれました。第一興商は、2025年7月2日に平成のあるあるを詰め込んだ令和版のミュージックビデオが公開され、人気が再燃したと説明しています。このMVには、『M-1グランプリ2024』の決勝でORANGE RANGEの「上海ハニー」をネタにしたお笑いコンビのマユリカも出演しました。

同じ部門には3位に「SUMMER SONG」、7位に「熱帯夜」も入り、平成の曲の再ヒットでは夏の歌が目立ちました。友人とのカラオケで世代をこえて歌える平成の夏歌を探すなら、今の若い世代にも歌われているこの3曲から選ぶと、曲を共有しやすくなります。

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まとめ

平成の夏歌は、90年代前半のTUBEやCMソング、90年代後半の「渚」や「夏色」、2000年代の「TSUNAMI」や「SUMMER SONG」、2010年代の「海の声」や「マリーゴールド」と、年代ごとに顔ぶれが変わります。2018年の調査では「夏色」と「真夏の果実」が定番として選ばれ、令和には動画やカラオケで再ヒットした曲も生まれました。

思い出した曲がいつ流行ったかをもっと確かめたくなったら、1990年代のヒット曲一覧で年ごとの代表曲を見てみてください。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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