平成の夏歌の定番は「夏色」と「真夏の果実」
平成の夏歌の定番は、ゆずの「夏色」とサザンオールスターズの「真夏の果実」です。平成に発売された曲を対象にした2018年のオリコンの調査で、この2曲が1位と2位に選ばれました。
平成の夏ソング調査で1位は「夏色」
オリコンが2018年7月13〜19日に、モニター会員の10〜50代の男女1,000人へインターネットで聞いた「平成 夏ソング」の調査では、1位がゆず「夏色」、2位がサザンオールスターズ「真夏の果実」、3位が井上陽水「少年時代」でした。4位にはWhiteberry「夏祭り」、5位にはTUBE「あー夏休み」が続いています。
上位10曲のうち、半分の5曲は1990年代に発売された曲です。今の40〜50代が子どもや学生だったころの曲が、平成の夏歌の中心にあるといえます。年ごとの売上の記録から振り返りたいときは、平成の名曲一覧もあわせて見てください。
夏歌には盛り上がる曲と切ない曲がある
平成の夏歌には、明るく盛り上がる曲と、夏の切なさを歌う曲の2種類があります。オリコンの編集部は、夏ソングにはアップテンポな曲だけでなく哀愁のあるバラードも上位に入り、暑さと時々の涼しさが同居する夏の2つの顔が曲に表れているとまとめました。
同じ調査では、「真夏の果実」に夏の切なさを感じるという声が多く寄せられています。音楽放送のUSENも、夏の歌の多くはアップテンポだと紹介しつつ、バラードの名曲としてTHE JAYWALKの「何も言えなくて…夏」を挙げました。カラオケで歌う曲と、夏の終わりにひとりで聴く曲は、この2つの顔で選び分けると決めやすくなります。
世代によって懐かしい夏歌は変わる
懐かしい夏歌は、聴く人の世代で変わります。2018年のオリコンの調査では、50代の1位は「真夏の果実」でした。「少年時代」は教科書に載っていることから、10代でも5位に入っています。
2025年からは、YUIの「SUMMER SONG」のように、SNSの動画をきっかけに若い世代が平成の夏歌を聴く動きも出てきました。親子や年の離れた友人と話すなら、どちらの世代にも届いている曲を選ぶと会話が広がります。令和に再ヒットした曲は、最後の章で紹介します。
平成元年〜90年代前半の夏歌はTUBEとCMソング
平成元年から90年代前半、1989〜1994年の夏歌は、TUBEの夏の歌と、企業のCMやドラマ・映画から生まれたヒット曲が中心です。オリコンの週間ランキングで1位を取った夏の歌も多く、夏の曲が毎年のようにヒットしました。
表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。
| 曲名 | 歌手 | 発売 | 主なタイアップ |
|---|---|---|---|
| 世界でいちばん熱い夏 | プリンセス プリンセス | 1989年7月 | ― |
| あー夏休み | TUBE | 1990年5月 | JTのCM |
| 真夏の果実 | サザンオールスターズ | 1990年7月 | 映画「稲村ジェーン」 |
| 夏祭り | JITTERIN'JINN | 1990年8月 | ― |
| 少年時代 | 井上陽水 | 1990年9月 | 映画「少年時代」 |
| さよなら夏の日 | 山下達郎 | 1991年5月 | 第一生命のCM |
| 何も言えなくて…夏 | THE JAYWALK | 1991年7月 | ― |
| 夏の日の1993 | class | 1993年4月 | テレビ朝日系「君といつまでも」 |
| 揺れる想い | ZARD | 1993年5月 | ポカリスエットのCM |
| 真夏の夜の夢 | 松任谷由実 | 1993年7月 | ドラマ「誰にも言えない」 |
| 夏が来る | 大黒摩季 | 1994年4月 | 「COUNT DOWN TV」 |
| 夏を抱きしめて | TUBE | 1994年5月 | カローラ セレスのCM |
| Hello,my friend | 松任谷由実 | 1994年7月 | ドラマ「君といた夏」 |
発売とタイアップはオリコンのアーティスト別の記録にもとづきます。「―」はタイアップの記載がない曲です。
世界でいちばん熱い夏|平成元年の1位
プリンセス プリンセスの「世界でいちばん熱い夏」は、平成最初の夏を代表する夏歌です。オリコンの記録では、1989年7月1日に発売されたシングルが週間ランキングで1位になり、40週にわたってランクインしました。
もとは1987年、昭和62年に発売された曲で、平成元年の1989年7月1日に改めて出たシングルが1位になりました。平成の夏歌を古い順に聴くなら、最初に置きたい1曲といえます。当時のCDの形は8cmシングルCDの図鑑で紹介しています。
真夏の果実と少年時代|1990年の映画の歌
1990年は、映画の主題歌から2つの夏の名曲が生まれた年です。サザンオールスターズの「真夏の果実」は7月25日に発売され、映画「稲村ジェーン」のテーマ・ソングとして、第32回日本レコード大賞でロック・ゴールドディスク大賞に選ばれました。オリコンによると、2008年のファン投票でも1位になった代表曲です。
井上陽水の「少年時代」は9月21日に発売された映画「少年時代」の主題歌で、藤子不二雄Ⓐさんの依頼で生まれました。音楽の教科書に載り、宇多田ヒカルさんや忌野清志郎さん、柴咲コウさんらがカバーしたことで、世代をこえて聴かれています。
TUBE|1990〜94年に夏の歌を連発
90年代前半の夏歌でいちばん目立つのはTUBEです。1990年の「あー夏休み」から、1992年の「夏だね」、1993年の「夏を待ちきれなくて」「だって夏じゃない」、1994年の「夏を抱きしめて」と、曲名に夏が入るシングルを毎年のように出しました。
このうち「夏を待ちきれなくて」「だって夏じゃない」「夏を抱きしめて」はオリコンで1位を取りました。CMでは、「あー夏休み」がJT、「夏だね」がポッキー、「だって夏じゃない」がJRA、「夏を抱きしめて」がトヨタに使われています。一方、2018年の調査でTUBEから選ばれたのは、最高10位の「あー夏休み」でした。回答者は「夏バンドの代表曲」と答えており、売上の順位より、夏の記憶に結びついた曲が選ばれたといえます。
揺れる想いと夏が来る|CMと番組の歌
1993〜1994年には、CMやテレビ番組の曲から夏のヒットが続きました。ZARDの「揺れる想い」は1993年5月19日に発売されたポカリスエットのCMソングで、オリコン1位を記録しています。同じ年にはclassの「夏の日の1993」が4月に、松任谷由実の「真夏の夜の夢」がドラマ「誰にも言えない」の主題歌として7月に発売されました。
大黒摩季の「夏が来る」は1994年4月23日に発売された「COUNT DOWN TV」のオープニング・テーマで、2018年の調査でも10位に入っています。CMやドラマで耳にした曲を探すときは、上の表のタイアップの欄から当たりをつけると見つけやすくなります。
90年代後半の夏歌は渚から花火まで
90年代後半、1995〜1999年の夏歌は、スピッツの「渚」やPUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」、ゆずの「夏色」、aikoの「花火」など、今も夏に聴かれる曲が多く生まれた時期です。飲み物や旅行の夏のキャンペーンと結びついた曲も目立ちます。
表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。
| 曲名 | 歌手 | 発売 | 主なタイアップ |
|---|---|---|---|
| あの夏を探して | TUBE | 1995年7月 | ドラマ「100億の男」 |
| あなただけを~Summer Heartbreak~ | サザンオールスターズ | 1995年7月 | ドラマ「いつかまた逢える」 |
| 渚 | スピッツ | 1996年9月 | ポッキーのCM |
| 渚にまつわるエトセトラ | PUFFY | 1997年4月 | キリン「天然育ち」のCM |
| 夏色 | ゆず | 1998年6月 | ― |
| HOT LIMIT | T.M.Revolution | 1998年6月 | MITSUYAサイダーのCM |
| love the island | 鈴木あみ | 1998年7月 | グアム政府観光局のCM |
| BE TOGETHER | 鈴木あみ | 1999年7月 | モスバーガーのCM |
| 花火 | aiko | 1999年8月 | テレビ朝日系「激マジ!!」 |
鈴木あみさんの現在の活動名は鈴木亜美です。友だちとCDやMDを貸し借りして新しい曲を知った様子は、MD・CDの貸し借りの図鑑で紹介しています。
渚とエトセトラ|1996〜97年のCMソング
海辺を歌う夏の名曲が、2年続けてCMから生まれました。スピッツの「渚」は1996年9月9日に発売されたポッキーのCMソングで、オリコン1位を記録しています。レコード会社のキャンペーンに合わせた2026年の記事で、音楽ライターは、季節を直接表す言葉を使わないため、聴く人が自分の夏を重ねられる曲だと評しました。
PUFFYの「渚にまつわるエトセトラ」は1997年4月16日の発売で、キリンビバレッジ「天然育ち」のCMソングでした。こちらもオリコン1位を取っています。同じ「渚」の曲でも、スピッツは夏の終わり、PUFFYは春に発売されたことを覚えておくと、思い出した曲の年が見分けやすくなります。
夏色とHOT LIMIT|1998年の夏の定番
1998年は、今も夏の定番として歌われる2曲が同じ6月に発売された年です。ゆずの「夏色」は6月3日に出たメジャーデビューシングルで、オリコンの最高位は17位でしたが、2018年の調査では平成の夏ソングの1位に選ばれました。2017年にはロッテ「爽」のCMにも使われ、夏の定番として長く愛されているとオリコンは紹介しています。
T.M.Revolutionの「HOT LIMIT」は6月24日の発売で、MITSUYAサイダーのCMソングとして1位を取りました。西川貴教さんは2026年のインタビューで、分かりやすいメロディーやテンポ、覚えやすい言葉が聴き継がれる理由ではないかと答えています。
aikoの花火と鈴木あみ|1999年の夏
90年代の終わりには、企業の夏のキャンペーンソングと、夏の夜を歌う曲がそろって生まれました。鈴木あみさんは1998年7月1日にグアム政府観光局のCMソング「love the island」を、1999年7月14日にモスバーガーの夏のキャンペーンソング「BE TOGETHER」を出し、「BE TOGETHER」はオリコン1位になっています。
aikoの「花火」は1999年8月4日の発売で、当時の最高位は10位でした。それでも2025年6月のオリコンのストリーミング急上昇ランキングで9位に入り、2026年にはTikTokの夏の人気曲の日本9位にも選ばれています。発売当時を知らない世代にも、夏の曲として届いている1曲です。
2000年代の夏歌はサザンからYUIまで
2000年代の夏歌は、サザンオールスターズの「TSUNAMI」で始まり、ドラマ主題歌やCMソングを経て、2008年のYUI「SUMMER SONG」まで続きます。甲子園の番組の曲や、ロングヒットになった夏歌もこの時期に生まれました。
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| 曲名 | 歌手 | 発売 | 主なタイアップ |
|---|---|---|---|
| TSUNAMI | サザンオールスターズ | 2000年1月 | 「ウンナンのホントのトコロ」 |
| 夏の王様 | KinKi Kids | 2000年6月 | ドラマ「SUMMER SNOW」 |
| ミュージック・アワー | ポルノグラフィティ | 2000年7月 | ポカリスエットのCM |
| 夏祭り | Whiteberry | 2000年8月 | 「ふしぎな話」主題歌 |
| 波乗りジョニー | 桑田佳祐 | 2001年7月 | コカ・コーラのCM |
| secret base ~君がくれたもの~ | ZONE | 2001年8月 | ドラマ「キッズ・ウォー3」 |
| 夏の思い出 | ケツメイシ | 2003年7月 | ― |
| 夏の終わり | 森山直太朗 | 2003年8月 | 「熱闘甲子園」 |
| ロコローション | ORANGE RANGE | 2004年6月 | 大塚ベバレジ「MATCH」のCM |
| 金魚花火 | 大塚愛 | 2004年8月 | 日本テレビ系の番組 |
| BANG!BANG!バカンス! | SMAP | 2005年7月 | 「世界水泳」 |
| 睡蓮花 | 湘南乃風 | 2007年6月 | ― |
| イケナイ太陽 | ORANGE RANGE | 2007年7月 | ドラマ「花ざかりの君たちへ」 |
| 熱帯夜 | RIP SLYME | 2007年7月 | 「Coke+iTunes」 |
| 若者のすべて | フジファブリック | 2007年11月 | 「音燃え!」 |
| SUMMER SONG | YUI | 2008年7月 | ― |
KinKi Kidsは現在、DOMOTOの名前で活動しています。年ごとの売上の上位曲は2000年代のヒット曲一覧、ドラマの放送年は平成ドラマの名作一覧で確かめられます。
TSUNAMIとミュージック・アワー|2000年
2000年は、のちに夏の定番となる曲が相次いで発売された年です。サザンオールスターズの「TSUNAMI」は1月26日の冬の発売ですが、10代が選ぶ夏うたの投票にも名前が挙がるなど夏の歌としても親しまれ、第42回日本レコード大賞を受賞しました。オリコンが2019年にまとめた平成のシングル売上でも2位に入っています。
7月にはポルノグラフィティの「ミュージック・アワー」がポカリスエットのCMソングとして発売されました。8月にはWhiteberryが、1990年のJITTERIN'JINNの曲をカバーした「夏祭り」を出し、紅白歌合戦でも歌っています。オリコンによると、「夏祭り」は高校野球の応援や夏の行事で使われ、10〜20代にも支持されています。
波乗りジョニーとsecret base|2001年
2001年の夏は、明るい海の歌と、夏の別れを歌う曲が並びました。桑田佳祐の「波乗りジョニー」は7月4日に発売されたコカ・コーラのCMソングで、オリコン1位を記録し、2018年の調査では7位に選ばれています。
ZONEの「secret base ~君がくれたもの~」は8月8日にドラマ「キッズ・ウォー3」の主題歌として発売され、30週にわたってランクインしました。2011年にはテレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のエンディングでカバー版が使われ、アニメから曲を知る人も生まれました。
夏の思い出と夏の終わり|2003年の夏
2003年には、夏の思い出と夏の終わりをそれぞれ曲名にした2曲が出ています。ケツメイシの「夏の思い出」は7月16日の発売で、32週にわたってランクインしたロングヒットです。2026年7月からカーセンサーのCMに使われ、オリコンのストリーミング急上昇ランキングで9位に入りました。
森山直太朗の「夏の終わり」は8月20日に発売された「熱闘甲子園」のエンディング・テーマです。甲子園の番組で流れていた曲を思い出したいなら、まず確かめたい1曲です。
イケナイ太陽とSUMMER SONG|2007年〜
2007〜2008年には、今の若い世代にも歌われている夏歌が続けて生まれました。2007年には6月に湘南乃風の「睡蓮花」、7月にORANGE RANGEの「イケナイ太陽」とRIP SLYMEの「熱帯夜」が発売されました。「イケナイ太陽」はドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス」のオープニング・テーマです。
2008年7月2日に発売されたYUIの「SUMMER SONG」は、オリコンで初登場1位を記録しました。2007年11月発売のフジファブリック「若者のすべて」は最高30位でしたが、2019年にも音楽ライターがバンドの代表的な夏の曲として取り上げ、今の曲として聴かれ続けていると紹介しています。
2010年代の夏歌は配信で長く聴かれた
2010年代、平成22〜31年の夏歌は、CDの順位だけでなく、配信やカラオケで長く聴かれた曲が目立ちます。平成最後の夏に出たMrs. GREEN APPLEの「青と夏」とあいみょんの「マリーゴールド」は、令和に入ってからも聴かれ続けている2曲です。
表が画面に収まらないときは、左右にスクロールできます。キーボードでは表を選び、左右の矢印キーで動かせます。
| 曲名 | 歌手 | 発売 | 主なタイアップ |
|---|---|---|---|
| 真夏のSounds good ! | AKB48 | 2012年5月 | はるやま商事のCM |
| 花火 | 三代目 J Soul Brothers | 2012年8月 | シングル「0~ZERO~」に収録 |
| 君と夏フェス | SHISHAMO | 2014年7月 | ― |
| Summer Madness | 三代目 J Soul Brothers | 2015年7月 | ANA「夏の旅割」のCM |
| 海の声 | 浦島太郎 | 2015年7月 | auのCM |
| サママ・フェスティバル! | Mrs. GREEN APPLE | 2016年6月 | 「musicる TV」 |
| 打上花火 | DAOKO×米津玄師 | 2017年8月 | アニメ映画の主題歌 |
| U.S.A. | DA PUMP | 2018年6月 | 「王様のブランチ」 |
| 青と夏 | Mrs. GREEN APPLE | 2018年8月 | 映画「青夏」 |
| マリーゴールド | あいみょん | 2018年8月 | ― |
2015年の「Summer Madness」は、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの名義で発売されました。「海の声」はCMで桐谷健太さんが演じる浦島太郎が歌った曲で、2015年7月に配信が始まりました。「青と夏」と「マリーゴールド」は、CDより前の7月に配信が始まっています。
真夏のSounds good !と花火|2012年
2012年は、日本レコード大賞に夏の曲が並んだ年です。AKB48の「真夏のSounds good !」は5月23日に発売され、オリコン1位を記録したうえで、第54回日本レコード大賞を受賞しました。
同じ回の優秀作品賞には、三代目 J Soul Brothersの「花火」が選ばれています。「花火」は8月8日発売のシングル「0~ZERO~」に収録された曲で、単独のシングルとして発売された曲ではありません。3年後の2015年には、同じグループの「Summer Madness」がANAの夏のCMソングとしてオリコン1位を取りました。
海の声|CMから生まれたカラオケ1位
「海の声」は、CMから生まれ、2016年に通信カラオケDAMで全曲の中でいちばん歌われた夏の歌です。auの「三太郎」シリーズのCMで、桐谷健太さんが演じる浦島太郎が歌い、2015年7月31日に配信が始まりました。作曲はBEGINの島袋優さんです。
第一興商が発表した2016年1月1日〜12月31日のDAMの年間カラオケランキングで、「海の声」は1位になりました。音楽ライターの高橋美穂さんは、浦島太郎の役に合う沖縄民謡のような曲調と島袋優さんの作曲が印象に残る曲で、CMソングの枠をこえて日本レコード大賞や紅白歌合戦への出演につながったと振り返りました。歌う場所の移り変わりはカラオケボックスの図鑑で紹介しています。
青と夏とマリーゴールド|平成最後の夏
平成最後の夏、2018年に生まれた2曲は、CDの順位をこえて配信で長く聴かれています。Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」は映画「青夏 きみに恋した30日」の主題歌で、CDの最高位は14位でしたが、オリコンの週間ストリーミングで2025年11月10日付に累積再生数8億回をこえました。
あいみょんの「マリーゴールド」もCDの最高位は25位でしたが、2026年10月19日付で累積再生数8億回をこえ、2019年のDAMの年間カラオケランキングでは2位に入りました。2010年代後半の夏歌を思い出すときは、CDの順位より、配信やカラオケで今も聴かれているかを手がかりにすると見つけやすくなります。
令和に再ヒットした平成の夏歌
令和に入ってから、SNSの動画や歌い直しの動画、新しいミュージックビデオをきっかけに、平成の夏歌が再びヒットし、カラオケでも歌われています。この章で紹介する3曲は、どれも夏が近づく6〜7月に再び火がつきました。
SUMMER SONGはTikTokで再ヒット
2008年発売のYUI「SUMMER SONG」は、2025年にTikTokなどの動画で使われて再ヒットした曲です。オリコンは2025年6月25日に、利用者が作った動画を合わせたSNSでの総再生数が11億回をこえたと伝えています。
2025年6月30日付のオリコンのストリーミング急上昇ランキングでは「SUMMER SONG」が1位になり、2位に「夏色」、6位に「波乗りジョニー」、8位に「真夏の果実」と平成の夏歌が並びました。オリコンは、夏の情景を思い出させる曲として再評価され、若い世代が動画の音楽に使っていることが背景にあるとみています。2026年7月27日付では、累積再生数が1億回をこえました。
HOT LIMITはTHE FIRST TAKEで再注目
1998年発売のT.M.Revolution「HOT LIMIT」は、2026年に歌い直しの動画で再び注目されました。7月10日にYouTubeの「THE FIRST TAKE」で披露した動画は、公開から3日で同チャンネル史上最速の1000万回再生を記録しています。
この動画をきっかけに、「HOT LIMIT」は7月20日付のオリコンのストリーミング急上昇ランキングで1位になり、9月21日付で累積再生数1億回をこえました。28年前の夏歌が、今の歌声で聴き直されて新しいファンを得た例です。
イケナイ太陽はカラオケのリバイバル1位
2007年発売のORANGE RANGE「イケナイ太陽」は、2025年のDAMの年間カラオケランキングで「リバイバル平成ソング」の1位に選ばれました。第一興商は、2025年7月2日に平成のあるあるを詰め込んだ令和版のミュージックビデオが公開され、人気が再燃したと説明しています。このMVには、『M-1グランプリ2024』の決勝でORANGE RANGEの「上海ハニー」をネタにしたお笑いコンビのマユリカも出演しました。
同じ部門には3位に「SUMMER SONG」、7位に「熱帯夜」も入り、平成の曲の再ヒットでは夏の歌が目立ちました。友人とのカラオケで世代をこえて歌える平成の夏歌を探すなら、今の若い世代にも歌われているこの3曲から選ぶと、曲を共有しやすくなります。
まとめ
平成の夏歌は、90年代前半のTUBEやCMソング、90年代後半の「渚」や「夏色」、2000年代の「TSUNAMI」や「SUMMER SONG」、2010年代の「海の声」や「マリーゴールド」と、年代ごとに顔ぶれが変わります。2018年の調査では「夏色」と「真夏の果実」が定番として選ばれ、令和には動画やカラオケで再ヒットした曲も生まれました。
思い出した曲がいつ流行ったかをもっと確かめたくなったら、1990年代のヒット曲一覧で年ごとの代表曲を見てみてください。
目次へ戻る参考資料
- ORICON NEWS「“平成 夏ソング”ランキング」(2018年7月)別タブで開く
- USEN「昭和〜平成の夏うた特集 今こそ聴きたい名曲5選」(2020年6月)別タブで開く
- オリコン「プリンセス プリンセス シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「TUBE シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「サザンオールスターズ シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「JITTERIN'JINN シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「井上陽水 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「山下達郎 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「THE JAYWALK シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「class シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「ZARD シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「松任谷由実 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「大黒摩季 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- 日本作曲家協会「第32回日本レコード大賞」(1990年)別タブで開く
- オリコン「スピッツ シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「PUFFY シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「ゆず シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「T.M.Revolution シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「鈴木亜美 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「aiko シングル売上TOP作品」別タブで開く
- Real Sound「時代の景色を映しだす夏曲の名歌詞」(2026年8月・PR)別タブで開く
- 日本作曲家協会「第42回日本レコード大賞」(2000年)別タブで開く
- ORICON NEWS「オリコン“平成セールス”ランキング」(2019年4月)別タブで開く
- 日本コカ・コーラ「Happyな夏うたランキング発表」(2010年8月)別タブで開く
- オリコン「DOMOTO(KinKi Kids)シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「ポルノグラフィティ シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「Whiteberry シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「桑田佳祐 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「ZONE シングル売上TOP作品」別タブで開く
- 映画.com「劇場版『あの花』新作カットを盛り込んだ特別映像公開」(2013年4月)別タブで開く
- オリコン「ケツメイシ シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「森山直太朗 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「ORANGE RANGE シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「大塚愛 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「SMAP シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「湘南乃風 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「RIP SLYME シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「フジファブリック シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「YUI シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「AKB48 シングル売上TOP作品」別タブで開く
- 日本作曲家協会「第54回日本レコード大賞」(2012年)別タブで開く
- オリコン「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「SHISHAMO シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「Mrs. GREEN APPLE シングル売上TOP作品」別タブで開く
- J-CAST トレンド「auテレビCMから生まれた『海の声』」(2015年7月)別タブで開く
- Real Sound「au三太郎シリーズがCMソングを超えてヒット生む理由」(2019年1月)別タブで開く
- カラオケDAM「2016年 DAMカラオケ年間ランキング」別タブで開く
- オリコン「DAOKO シングル売上TOP作品」別タブで開く
- オリコン「DA PUMP シングル売上TOP作品」別タブで開く
- ORICON NEWS「青と夏」累積8億回を併記した記事(2025年11月)別タブで開く
- ORICON NEWS「マリーゴールド」累積再生数8億回突破(2026年10月)別タブで開く
- オリコン「あいみょん シングル売上TOP作品」別タブで開く
- カラオケDAM「2019年 DAMカラオケ年間ランキング」別タブで開く
- ORICON NEWS「SUMMER SONG」SNS総再生数11億回突破(2025年6月)別タブで開く
- ORICON NEWS 急上昇ランキング「SUMMER SONG」が1位(2025年6月)別タブで開く
- ORICON NEWS「SUMMER SONG」累積再生数1億回突破(2026年7月)別タブで開く
- ORICON NEWS「HOT LIMIT」がTHE FIRST TAKE史上最速1000万回再生(2026年7月)別タブで開く
- ORICON NEWS 急上昇ランキング「HOT LIMIT」が1位(2026年7月)別タブで開く
- ORICON NEWS「HOT LIMIT」累積再生数1億回突破(2026年9月)別タブで開く
- カラオケDAM「2025年年間カラオケランキング」別タブで開く
- 第一興商「DAM 2025年年間カラオケランキング発表」(2025年11月)別タブで開く
- AdverTimes「ORANGE RANGEの新MVに込められた制作陣の情熱」(2025年7月)別タブで開く
- Real Sound「フジファブリックが現行の音楽シーンに与えてきた影響」(2019年8月)別タブで開く
- Real Sound テック「TikTokが2026年夏の人気楽曲ランキングを発表」(2026年9月)別タブで開く
個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。
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