平成初期(1989〜1995年)のおもちゃ

平成初期の子どもが夢中になったのは、組み立てて速さを競うミニ四駆です。1993年にはビーダマンとバトルえんぴつも登場し、バトルえんぴつは1995年に人気を集めました。女の子の売り場では、1992年に始まったセーラームーンの商品が人気でした。

平成初期のおもな懐かしいおもちゃを、次の表にまとめました。

平成初期(1989〜1995年)のおもちゃの一覧

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平成初期(1989〜1995年)のおもちゃの一覧
始まった年おもちゃ平成の記録
1986年レーサーミニ四駆1988〜1999年に2度のブーム
1988年カードダス平成も新しいシリーズが続く
1992年セーラームーンの商品女児玩具が好調に
1993年ビーダマン1996年からスーパービーダマン
1993年バトルえんぴつ1995年に人気

流行の記録は、日本玩具協会の「おもちゃの歴史」年表とメーカーの公式資料によります。男の子向けのおもちゃは平成男児、女の子向けは平成女児のページでもまとめています。

ミニ四駆|2度のブームと全国大会

タミヤのミニ四駆は、平成初期から半ばにかけて2度のブームを迎えました。タミヤは1988〜1993年を第1次ブーム、1994〜1999年を第2次ブームと区分しており、日本玩具協会の年表も1995年に「ミニ四駆大ヒット」と記しています。

平成の子どもが遊んだのは、1986年に「RCバギーの弟分」として登場した「レーサーミニ四駆」のシリーズです。1988年に始まった公認大会「ジャパンカップ」の参加者は、これまでに合計100万人を超えました。改造して速さを競った思い出は、図鑑のミニ四駆でもたどれます。

ビーダマンとバトルえんぴつ|1993年に登場

1993年には、ビー玉を発射して遊ぶタカラの「ビーダマン」と、鉛筆を転がして戦う「ドラゴンクエスト バトルえんぴつ」が登場しました。ビーダマンは1996年から「スーパービーダマン」のシリーズになり、開発者は当時「小学生向けの商品で価格も1000円以下」だったと振り返っています。

バトルえんぴつは、六角鉛筆を転がして出た面の攻撃や回復で相手の体力を減らす遊びです。日本玩具協会の年表は1995年に「バトルえんぴつ人気」と記し、第1期は1997年までに全37作・鉛筆133種類、総生産数1,800万セット以上になりました。図鑑のビーダマンとバトルえんぴつも参考になります。

カードダスとセーラームーンの商品

バンダイの「カードダス」は、硬貨を入れてハンドルを回すとカードが出てくる仕組みで、1988年7月に始まりました。どの絵柄が出るか分からないところが楽しみのカードで、平成に入ってからも新しいシリーズが続きました。

女の子向けでは、日本玩具協会の年表が1992年に「『セーラームーン』登場で女児玩具好調」と記し、バンダイの年表も1993年に「『美少女戦士セーラームーン』シリーズ商品が人気に」と残しています。図鑑のカードダスのページでは、当時のカードと今の展開の違いも紹介しています。

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平成中期(1996〜2009年)のおもちゃ

平成中期は、1996年のたまごっちを皮切りに、持ち歩いて育てる電子玩具とカード遊びが次々に大ヒットした時代です。1999年にはベイブレードとファービーが登場し、2000年代にはムシキングやラブandベリーのように、カードを集めて遊ぶゲームも広がりました。

平成中期のおもな懐かしいおもちゃを、次の表にまとめました。

平成中期(1996〜2009年)のおもちゃの一覧

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平成中期(1996〜2009年)のおもちゃの一覧
始まった年おもちゃ平成の記録
1996年たまごっち発売2年半で4,000万個
1996年ポケモンカードゲーム2026年10月で30周年
1997年ハイパーヨーヨー世界で2年間に約2,700万個
1997年デジタルモンスター国内外で大ヒット
1999年遊戯王OCG2024年に25周年
1999年ベイブレード2001年に大ブレイク
1999年ファービー国内累計約330万個
2002年デュエル・マスターズ累計82億枚以上
2003年甲虫王者ムシキングカード4億9,800万枚
2004年オシャレ魔女 ラブ and ベリー2005年に大人気

数字はメーカーの発表によるもので、たまごっちは国内外の合計、デュエル・マスターズは2026年3月時点、ムシキングは初代シリーズ(2003〜2010年)の出荷枚数です。

たまごっち|1996年の大ブームと4度の流行

1996年に発売されたバンダイの「たまごっち」は、発売から8か月で国内外の累計1,000万個、2年半で4,000万個が売れました。卵の形の本体で、生まれたキャラクターに食事・掃除・しつけをして育てるおもちゃです。

バンダイは、たまごっちのブームを1996年、2004年、2008年、2024年からの4回に分けています。2025年7月31日には国内外の累計出荷数が1億個を超え、名前は「たまご」と「ウォッチ」を合わせたものです。図鑑のたまごっちでも、当時の遊び方をたどれます。

ハイパーヨーヨーとデジタルモンスター

1997年には、バンダイの「ハイパーヨーヨー」と「デジタルモンスター」が登場しました。ハイパーヨーヨーはよく回るヨーヨーで技を練習して見せ合うおもちゃで、バンダイによると世界で2年間に約2,700万個が売れました。

デジタルモンスターは液晶の中のモンスターを育て、本体どうしをつないで対戦する携帯型の育成玩具で、バンダイは「国内外で大ヒット」と記録しています。図鑑のハイパーヨーヨーとデジタルモンスターも参考になります。

ポケモンカードや遊戯王でカード集めが定番に

平成中期には、集めて交換し、デッキを組んで対戦するカードゲームが子どもの定番になりました。ポケモンカードゲームは1996年10月20日、遊戯王オフィシャルカードゲームは1999年2月に始まり、デュエル・マスターズは2002年5月30日に第1弾が発売されています。

3つとも今も続いており、日本玩具協会は2025年度の玩具市場の伸びの最大の理由にカードゲームを挙げました。カードゲームは、玩具市場全体の約30%を占めるまでになっています。図鑑のポケモンカードゲーム、遊戯王、初期のデュエル・マスターズで、当時のカードを振り返れます。

ベイブレードとファービー|1999年に登場

1999年7月には、発射装置でコマを打ち出してぶつけ合うタカラの「ベイブレード」が登場しました。日本玩具協会の年表は、2001年に「テレビアニメ放映で大ブレイク」と記しています。

同じ1999年に日本で発売された「ファービー」は、話しかけたりなでたりすると反応し、ファービー語から少しずつ日本語を話す電子ペットです。協会の年表は「電子ペット人気の火付け役」と記し、国内の累計は約330万個でした。図鑑のベイブレードとファービーもあわせてどうぞ。

ムシキングとラブandベリー|カードで遊ぶ

2000年代半ばには、カードを機械に読み込ませて遊ぶセガのゲームが、男の子にも女の子にも広がりました。2003年に始まった「甲虫王者ムシキング」は、甲虫のカードでじゃんけんのように戦うゲームで、2010年までの初代シリーズでカードが累計4億9,800万枚出荷されました。

2004年に始まった「オシャレ魔女 ラブ and ベリー」は、カードで服を選んで音楽に合わせて踊らせるゲームで、協会の年表は2005年に「大人気」と記しています。どちらも今は、ゲームセンターでは遊べません。図鑑のムシキングとラブandベリーで、当時の遊び方をたどれます。

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平成後期(2010〜2019年)のおもちゃ

平成後期は、2014年に妖怪ウォッチの関連商品が大ヒットし、ベイブレードは2015年のベイブレードバーストで新しい世代に受け継がれました。作品ごとに変わる仮面ライダーやプリキュアのなりきり玩具も、平成を通して子どもの定番でした。

平成後期まで続いた、おもな懐かしいおもちゃを次の表にまとめました。

平成後期(2010〜2019年)のおもちゃの一覧

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平成後期(2010〜2019年)のおもちゃの一覧
始まった年おもちゃ平成の記録
2000年平成仮面ライダーの変身ベルト累計1,250万本以上
2004年プリキュアの変身玩具作品ごとに新しいアイテム
1988年ミニ四駆ジャパンカップ1999年以来、2012年に復活
2014年DX妖怪ウォッチ関連商品が大ヒット
2015年ベイブレードバーストバーストフィニッシュが加わる
2019年爆丸バトルプラネット平成の終わりに日本で発売

変身ベルトの累計は、2018年7月末までの出荷本数です。

妖怪ウォッチ|2014年の大ヒット

2014年1月11日に発売されたバンダイの「DX妖怪ウォッチ」は、平成後期を代表する大ヒット玩具です。バンダイの年表は2014年に「『妖怪ウォッチ』関連商品が大ヒット」と記しています。同じ2014年度、日本玩具協会の統計では男児キャラクターの分野が前年度の約1.8倍に伸びました(協会は商品名を挙げていません)。

付属の妖怪メダルをセットすると召喚ソングが流れる「召喚モード」と、サーチライトが光る「探知モード」で遊ぶおもちゃで、時計の機能はありません。ゲームの妖怪ウォッチは図鑑で紹介しています。

ベイブレードバーストと爆丸の新世代

ベイブレードは、2008年8月の「メタルファイト ベイブレード」、2015年7月の「ベイブレードバースト」と世代を重ねました。バーストでは相手のコマを分解させて勝つ「バーストフィニッシュ」が加わり、平成後期に小学生だった人にとってのベイブレードはこの世代です。

2006〜2012年に売られ、これまでに約80の国と地域で展開された「爆丸」は、球を弾くと磁石の力でモンスターの形に変わるおもちゃで、2009年に米国の「トイ・オブ・ザ・イヤー」を受けました。平成の終わりの2019年4月20日には、新しいシリーズの「爆丸バトルプラネット」がタカラトミーから日本で発売されています。

仮面ライダーとプリキュアのなりきり玩具

平成を通して子どもの定番だったのが、テレビの主人公になりきる変身玩具です。2000年の「仮面ライダークウガ」から、2018年に始まった20作目「仮面ライダージオウ」まで、平成仮面ライダーのDX変身ベルトは作品ごとに発売され、2018年7月末までの累計出荷は1,250万本を超えました。

女の子向けでは、2004年の「ふたりはプリキュア」からプリキュアの変身アイテムが作品ごとに変わり、2023年10月のイベントでは2004〜2023年のメインの変身アイテムが一挙に展示されました。図鑑の平成仮面ライダーの変身ベルトとプリキュアの変身玩具で、作品ごとのアイテムを見比べられます。

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平成も続いたロングセラーのおもちゃ

昭和生まれのリカちゃんやシルバニアファミリーは、平成にも新しい商品を出し続け、今も販売が続いています。平成生まれのお世話人形では、メルちゃんが30年を超えるロングセラーになった一方、ぽぽちゃんは2023年に生産終了が発表されました。

リカちゃん|1967年生まれで今も現役

タカラトミーのリカちゃんは1967年に生まれた着せ替え人形で、平成の間も時代の服装や暮らしを取り入れながら続きました。日本玩具協会の年表によると、1993年には「リカちゃんキャッスル」がオープンしています。

累計の販売は約6,900万体(2026年3月見込み)にのぼり、2026年3月下旬には北米でも発売されました。タカラトミーの社長は2026年4月に、リカちゃんは大人が「リカ活」として楽しむ文化へ広がっていると語っています。図鑑のリカちゃんもあわせてどうぞ。

シルバニアファミリー|2025年に40周年

エポック社のシルバニアファミリーは1985年に生まれ、動物の家族と家や家具を組み合わせて暮らしの物語を作るおもちゃです。平成に入ってからも、1995年に「赤い屋根の大きなお家」、2007年に「ショコラウサギファミリー」などが加わりました。

2025年に40周年を迎え、エポック社は2024年12月、記念の「ショコラウサギファミリー アニバーサリーセット」を2025年2月8日に発売すると発表しました。今は世界80以上の国と地域で売られており、図鑑のシルバニアファミリーでも歴代の商品をたどれます。

メルちゃんとぽぽちゃん|お世話人形

赤ちゃんの人形をお世話して遊ぶ「お世話人形」にも、平成に生まれたロングセラーがあります。パイロットインキ(現パイロットコーポレーション)の「メルちゃん」は1992年に「おふろすきすきメルちゃん」として生まれ、お湯につけると髪の色が変わるのが特徴で、2022年に30周年を迎えました。

ピープルの「ぽぽちゃん」は1996年4月に生まれて累計約580万体が売れましたが、2023年9月に生産終了が発表され、販売は在庫限りとなっています。メルちゃんは今も新しい商品が出ており、2026年7月18日には「ポケメルコンパクト」が発売されました。

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懐かしいおもちゃを今楽しむ方法

懐かしいおもちゃの多くは、周年の記念商品や今のシリーズとして手に入るのが現状です。ただし大人向けの復刻は15歳以上が対象のものが多く、当時と同じ物ではないこともあるので、子どもと遊ぶのか自分で楽しむのかで選び方が変わります。

周年の記念商品が相次いでいる

1996〜1999年に生まれたおもちゃが、ここ数年で次々に25〜30周年を迎えています。たまごっちは2025年11月23日から30周年イヤーに入り、ポケモンカードゲームは2026年10月で30周年を迎え、9月16日には記念の拡張パック「30th CELEBRATION」が発売されました。

レーサーミニ四駆は40年を迎え、東京では複製原画やイラストが2026年9月15日〜11月15日の予定で展示されています。デュエル・マスターズも2026年に25周年の記念デッキとパックを出しました。

大人向けの復刻は対象年齢を確かめる

当時遊んだ大人に向けた復刻や再設計の商品は、対象年齢が15歳以上のものが多くあります。バンダイの「Pretty Memories」はプリキュアの変身アイテムを再現した15才以上向けの復刻玩具で、2026年9〜10月には「フレッシュプリキュア!」のリンクルンの予約を受け付けました。

タカラトミーは2025年5月に大人向けのブランドで「スーパービーダマン ファイティングフェニックス」の復活を発表し、開発者は「ただの“復刻”ではありません」と話しています。カラー液晶の「デジタルモンスターCOLOR」も15才以上向けで、画面がカラーで充電式になるなど当時の物とは機能が違います。どちらも予約制で、締め切り(2026年10月25日・26日)を過ぎると手に入りにくい点に気をつけてください。

子どもと遊ぶなら現行シリーズを選ぶ

子どもと一緒に遊ぶなら、今も続くシリーズから選ぶと手に入れやすくなります。2026年9月19日発売の「Original Tamagotchi 30th Anniversary Tama Space」は6才以上が対象の3,080円で、初代系のプログラムを使う機種です。もとは海外で売られた版なので、当時の日本の初代そのものではありません。

ベイブレードは2023年7月から「BEYBLADE X」が続き、国内の累計出荷は2024年6月時点で500万個を超えました。ミニ四駆は公認大会のジャパンカップが2026年も開かれ、タミヤは2020年からのブームを「親子で楽しむミニ四駆が人気」と紹介しています。

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まとめ

平成の懐かしいおもちゃは、初期のミニ四駆やビーダマン、中期のたまごっちやカードゲーム、後期の妖怪ウォッチやベイブレードバーストへと、時代ごとに主役が移り変わりました。リカちゃんやシルバニアファミリーのように、平成を通して続いたロングセラーもあります。

思い出したおもちゃがあれば、図鑑のページで当時の姿を確かめ、今のシリーズや周年の記念商品が出ていないか、メーカーの公式サイトで確かめてみてください。周年の年には、当時の姿を再現した商品が出ることもあります。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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