MEMORY FILE
ダイヤルQ2
ダイヤルQ2は、電話で利用する有料情報の料金を、NTTが情報提供者に代わって回収するサービスです。1989年7月に始まり、NTT東日本・西日本による提供は2014年2月28日に終了しました。「0990」で始まる番号や、電話代と一緒に情報料が請求される仕組みが、平成の電話サービスを探す目印になります。
呼ばれ方:ダイヤルキューツー、ダイヤルQ²、0990の有料情報サービス
読みたい項目を目次で選ぶ- 登場・発売
- 1989年
- 平成期の展開記録
- 1989〜2014年の記録
- 記憶の場所
- 自宅の電話・パソコンのある机・電話料金の明細
- 現在
- 当時の展開は終了
QUICK COMPARE
ダイヤルQ2の役割・料金・終了までの時期を比較
- 1989年7月/開始
- 平成元年に始まった情報料回収代行サービス。NTT東西の公式発表に起点が残ります。
- 利用者/番組を利用
- 0990で始まる番号へ電話して有料情報を利用。現在も使える番号の案内ではありません。
- 情報提供者/番組を用意
- 有料の番組を提供する主体。情報料の回収をNTTへ委ねる仕組みでした。
- NTT/情報料を回収
- 情報提供者に代わって電話代とともに回収。すべての番組の制作者という意味ではありません。
- 通話料と情報料
- 電話の利用に対する料金と、有料情報に対する料金。明細を読むときの異なる項目です。
- 2001年/課金の問題と見直し
- Q2接続ソフトによる高額情報料の発生をNTTが公表し、利用の仕組みの変更を案内しました。
- 2011年と2014年/終了の段階
- 2011年12月15日に新規申し込みを止め、2014年2月28日にサービス提供を終了しました。
SCENES & OBJECTS
風景と図でたどる

パソコンのある机
家のパソコンから情報に触れる場面のイメージです。特定の機種や画面ではありません。
制作:平成カプセル編集部 / GPT Image

ダイヤルQ2の年表
発売、放送、シリーズの展開などの節目を年代順にたどれます。

ダイヤルQ2の三者の役割
人物、品物、機能、施設など、思い出の対象を見分ける手掛かりを比べられます。
見分ける手掛かり
仕組みの中心には、情報を利用する人、番組を作る情報提供者、情報料を回収するNTTという三者がいました。電話をかける行為と、番組の情報を有料で利用する行為が重なっています。NTTが回収を代行していても、すべての番組をNTT自身が制作していたという意味ではありません。番号、番組名、明細の情報料欄を分けると、サービスと情報の中身を整理できます。
- 0990で始まる番号
- 情報料と通話料
- 電話代と一緒に請求
- 有料情報の番組
通話の料金と、番組を利用する情報料が重なる
当時は指定の番号に電話をかけ、有料の番組を利用する方式でした。情報提供者への利用料をNTTが電話代とともに回収するため、番組ごとの支払いを電話料金の請求へまとめる役割がありました。通話料は電話回線を使う料金、情報料は提供される情報を利用する料金です。明細の合計額だけを覚えている場合でも、この二つを区別すると、普通の電話や無料の案内との違いが分かります。
目次へ戻るA CLOSER LOOK
家の電話と、パソコンの接続が同じ請求につながった
電話をかけた時間だけで支払いを想像していると、情報を利用した分の料金を見落とします。Q2では情報提供者の番組を使うことと、電話の料金の請求が結び付いていました。パソコンから接続する場合にもこの課金が関係し、2001年のNTTの資料には、接続ソフトをきっかけに高額な情報料が発生する問題が明記されています。これは特定の家庭の逸話ではなく、当時の公式な対策資料で確認できる出来事です。
終了へ向かう時期には、情報そのものに触れる手段がインターネットなどへ広がりました。NTTの2011年の発表は利用者の減少を理由に挙げ、情報提供者の新規申し込みを先に止め、2014年2月に提供を終える段階を示しています。『2011年で終わった』という記憶は、新規受け付けの終了と取り違えていないかを確認できます。
目次へ戻る平成期の展開記録
インターネット接続とも結び付き、2001年7月のNTTの発表では、Q2へ接続するソフトをダウンロードして高額な情報料が発生する事象が問題として挙げられています。音声番組を電話で聞く使い方だけでは説明できない側面です。NTTは同年、番組の区分や利用の仕組みの見直しを公表しました。電話回線を通じたパソコンの利用でも、接続先によって情報料が関わった時代の記録です。
登場・発売:1989年 / 平成期の展開記録:1989〜2014年の記録
目次へ戻る今はどうなっている?
2011年11月にNTT東西が終了方針を公表し、同年12月15日に情報提供者からの新規申し込みを終了しました。理由には、インターネットなど情報提供の方法が増え、利用者が年々減少したことを挙げています。終了方針の発表、新規受け付けの終了、2014年2月のサービス終了はそれぞれ別の日です。2014年3月の同時代報道でも、予定どおり2月28日に終了したことを確認できます。
目次へ戻るEVIDENCE
この記録の出典
確認日は資料の内容を確認した日で、商品の発売日とは異なります。
- 資料1NTT東西:1989年の開始・回収代行の定義・新規受け付けと提供の終了別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:ntt-east.co.jp参照内容:存在・概要・登場・発売時期・当時の展開・広がり・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日:
- 資料2NTT東西:2001年の高額情報料の問題とサービス見直し別タブで開く公式サイト・発表資料 / 掲載サイト:ntt-west.co.jp参照内容:存在・概要・当時の展開・広がり・楽しみ方・使い方内容を確認した日:
- 資料3INTERNET Watch・2014年3月3日:2月28日の終了を報道別タブで開く報道・記事資料 / 掲載サイト:internet.watch.impress.co.jp参照内容:存在・概要・楽しみ方・使い方・継続・復刻・終了の状況内容を確認した日: