平成の食べ物の流行は3つの時期で変わった

平成の食べ物の流行は、バブルの名残のあった初期、行列の店が話題になった中期、SNSで広まった後期の3つの時期に分けると流れがつかめます。料理やスイーツが次々に入れ替わり、流行のきっかけも雑誌からSNSへ移りました。

平成の食べ物の流行は3つの時期で変わったの一覧

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平成の食べ物の流行は3つの時期で変わったの一覧
時期年代表的な食べ物広まり方
初期1989〜1995年ごろイタ飯、ティラミス、もつ鍋、ナタデココグルメ誌・テレビ
中期1996〜2009年ごろベルギーワッフル、エッグタルト、生キャラメル行列の店・ブログ
後期2010〜2019年パンケーキ、パクチー、タピオカSNS・写真映え

時期の区切りは目安です。マネーポストWEB(2019年)は初期を1989〜1995年、中期を1997〜2008年、後期を2009年以降としています。

平成は食がファッションになった時代

作家で生活史研究家の阿古真理さんは、平成の30年間を「食がファッション化した時代」と位置づけました。服の流行のように、料理や食材が次々にはやっては入れ替わり、1990年代はティラミスからのスイーツブーム、2010年代は高級食パンなどのパンブームが続いたとまとめています。

料理メディアのmacaroniが2023年1月に読者の投票(477票)で選んだ平成の食べ物では、1位がタピオカ、2位がナタデココ、3位が生キャラメルでした。投票は統計ではありませんが、どの時期の流行が記憶に残っているかを知る目安になります。

雑誌からSNSへ広がり方が変わった

流行の広がり方は、1990年代のグルメ誌から2000年代のブログ、2010年代のSNSへと変わりました。阿古真理さんは、1988年創刊の『Hanako』が食の流行を加速させ、働く女性が増えた1990年代に「自分へのご褒美」という言葉が広まったと分析しています。

2017年には「インスタ映え」が新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれ、写真に撮って共有することが、食べ物の流行と深く結びつきました。2014年からは、ぐるなび総研がその年を表す料理を「今年の一皿」として発表しています。同じ平成でも世代によって思い出す食べ物が違うのは、流行のきっかけが変わったためです。

流行した年は資料で1〜2年ずれる

平成の流行の年は、資料によって1〜2年ずれることがよくあります。例えばナタデココは1992年とする資料と1993年とする資料があり、パンケーキは原宿の人気店の開店が2010年で、ブームを2011年とする記事もあります。

ずれが出るのは、商品の発売や店の開店の年と、世の中で大きく話題になった年が違うためです。発売・開店の年なのか、ブームの年なのかを分けて見ると、思い出の年との食い違いに納得がいきます。

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平成初期に流行った食べ物とスイーツ

平成初期(1989〜1995年ごろ)には、バブルの名残のイタ飯とティラミスに始まり、景気が後退するともつ鍋、続いてナタデココやパンナコッタが流行しました。おしゃれな外食から、安くて新しい食感の食べ物へと関心が移った時期です。

平成初期に流行った食べ物とスイーツの一覧

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平成初期に流行った食べ物とスイーツの一覧
食べ物流行の年きっかけ主な記録
イタ飯1989年前後バブル期の雑誌「パスタ」の呼び名が広まる
ティラミス1990年イタ飯の締めのデザートスイーツブームの始まり
もつ鍋1992年銀座のもつ鍋店流行語大賞の新語部門・銅賞
第1次のタピオカ1992年ココナッツミルクのデザート白い小粒が中心
ナタデココ1993年ファミリーレストランのメニュー産地の輸出量が3年で約70倍
パンナコッタ1994年ごろイタリア料理店の皿盛りデザートティラミスに続くイタリア菓子

ティラミスは1990年に大ブーム

ティラミスは、1990年(平成2年)に大ブームになったイタリアのデザートです。イタ飯の締めのデザートとして広まり、雑誌『Hanako』がいち早く紹介しました。日本に入ってきたのは1980年代半ばで、元三越伊勢丹研究所の柴田香織さんは、日本のスイーツブームの始まりはティラミスだと菓子業界や専門家が口をそろえる、と書いています。

柴田さんによると、油脂メーカーが高価なマスカルポーネチーズの代わりになる素材を業務用に売り、洋菓子店やコンビニに広がりました。一方で、1992年には流行に敏感な女性にとって気恥ずかしい存在になったとされ、急に広まって急に落ち着く平成の流行の型をよく表す食べ物といえます。

もつ鍋は1992年の流行語に

もつ鍋は、バブル崩壊後の1992年(平成4年)に全国的なブームになった鍋料理です。この年の新語・流行語大賞では、新語部門の銅賞に「もつ鍋」が選ばれ、銀座にもつ鍋店を開いた「元気」の主人の井上修一さんが受賞しました。

もつにニラとキャベツを入れて煮込む素朴な料理で、ヨシケイ開発は平成元〜5年の振り返りで、景気の後退とともに「安価で栄養があっておいしい」もつ鍋が大流行したと書いています。華やかなイタ飯から手ごろな鍋料理への移り変わりは、景気と食の流行が結びついていたことを示しています。

ナタデココは1993年がピーク

ナタデココは、1992年ごろから話題になり、1993年(平成5年)にピークを迎えたフィリピン生まれの食べ物です。ファミリーレストランのメニューに採用されて火がつき、低カロリーで新しい食感が人気を集めました。伊藤園のナタデココ飲料も1993年10月に発売されています。

ブームは産地にも大きな影響を与えました。フィリピン開発研究所(PIDS)の資料がフィリピン・ココナッツ庁のデータをもとに示した数字では、ナタデココの輸出量は1990年の200トンから1993年に1万4303トン、1994年に1万5832トンへ増え、1995年には6,091トンと半分以下に減りました。ナタデココは新語・流行語大賞の受賞語ではありませんが、平成初期を代表する流行として名前が挙がります。

パンナコッタとタピオカの第1次ブーム

パンナコッタは、ティラミスに続いて1994年(平成6年)ごろにはやったイタリアのデザートです。イタリア菓子店のパティシエの村上功さんは、イタリア料理のブームのなかで、作り置きできる皿盛りのデザートとして広まったと話しています。

タピオカの最初のブームも、平成初期の1992年にありました。自由国民社の新語・流行語大賞の解説によると、このころは白い小粒のタピオカをココナッツミルクに入れたデザートが中心で、平成の終わりの大粒で黒いタピオカのミルクティーとは見た目が違います。タピオカは平成のうちに形を変えて何度もはやった食べ物です。

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平成中期に流行った食べ物と行列の店

平成中期(1996〜2009年ごろ)は、海外や地方の人気店に行列ができ、デパ地下や恵方巻のように暮らしの中に定着する食べ物も生まれた時期です。韓国ドラマの人気をきっかけにした2003年の韓国料理ブームや、2004年には宅配の献立にスープカレーが登場するほど広まりました。

平成中期に流行った食べ物と行列の店の一覧

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平成中期に流行った食べ物と行列の店の一覧
食べ物流行の年きっかけ主な記録
ベルギーワッフル1997年大阪の「マネケン」行列が評判に
恵方巻1998年コンビニの全国販売セブン-イレブンで約35万本
エッグタルト1999年マカオの店の大阪進出東京の売り場で1日2,000個の日も
デパ地下2000年東急東横店の食品売り場の改装1990年代からの人気が爆発
クリスピー・クリーム・ドーナツ2006年12月〜新宿の日本1号店2時間を超える行列も
生キャラメル2008年北海道の花畑牧場工場で1日約2万箱

ベルギーワッフルとエッグタルトの行列

ベルギーワッフルが全国的なブームになったのは、1997年(平成9年)ごろです。火付け役の大阪の「マネケン」は1986年に1号店を開いた店で、行列が評判を呼びました。運営会社の沿革によると、マネケンは2026年に40周年を迎えています。

エッグタルトは1999年に流行しました。マカオの「ロード・ストウズ・ベーカリー」が「アンドリューのエッグタルト」の名で大阪に進出し、東京ではプランタン銀座の食品売り場で1日に2,000個売れた日もあったとWalkerplusは伝えています。マカオ新聞の創刊編集長の勝部悠人さんは、1999年のマカオ返還の前後に日本人観光客が本場の味に触れたことも、人気の理由に挙げています。

デパ地下と恵方巻が広まった2000年前後

2000年前後には、デパ地下と恵方巻が暮らしの中に広まりました。阿古真理さんによると、デパ地下は1990年代から神戸コロッケやRF1のサラダなどで人気を集め、2000年に渋谷の東急東横店が食品売り場を改装したことでブームが爆発しました。阿古さんは、働く女性の夕食や「少しのぜいたく」の需要に応えたと分析しています。

恵方巻は、セブン-イレブンが1989年に広島県の一部の店で売り始め、1998年に全国で約35万本を販売しました。ファミリーマートは1983年に大阪と兵庫で売り始めたとされ、どこが元祖かは各社で言い分があります。いずれにしても、平成の間に節分の定番として全国に定着した食べ物です。

生キャラメルとクリスピー・クリーム

生キャラメルは、北海道の花畑牧場が2007年に発売し、2008年(平成20年)に大ブームになりました。2008年7月に動き出した札幌の工場では1日に約2万箱を作りましたが、2009年8月末に工場を閉じています。急な広がりと急な終わりを経て、2019年の記事では北海道の定番の土産物と紹介されています。

クリスピー・クリーム・ドーナツは、2006年12月に新宿に日本1号店を開き、連日の行列で2時間を超える待ち時間も出ました。2015年度の64店をピークに2016年10月には46店に減りましたが、日本上陸20年の2026年1月の取材では、同社が「過去最高の成長」と説明しています。行列のブームが去ったあとも続く店があることが分かります。

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平成後期に流行った食べ物とSNS

平成後期(2010〜2019年)は、テレビCMやSNSの口コミから食べ物の流行が生まれ、外国の料理や調味料が家庭の食卓にも広がった時期です。2014年からはぐるなび総研の「今年の一皿」が、その年を表す料理を毎年発表するようになりました。

平成後期に流行った食べ物とSNSの一覧

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平成後期に流行った食べ物とSNSの一覧
食べ物流行の年きっかけ主な記録
食べるラー油2010年桃屋の商品とテレビCM流行語大賞のトップテン
パンケーキ2010〜2011年原宿の「Eggs 'n Things」2013年に1日約900人
塩こうじ2012年ごろ発酵調味料の人気液体塩こうじが1か月で40万本
おにぎらず2015年漫画『クッキングパパ』2015年の今年の一皿
パクチー2016年調味料の発売と雑誌の特集2016年の今年の一皿
チーズタッカルビ2016〜2017年新大久保の韓国料理店女子高生から人気に
第3次のタピオカ2018〜2019年台湾の店とSNS2019年の今年の一皿
バスクチーズケーキ2019年ローソン「バスチー」が全国へ発売3日で100万個

食べるラー油と塩こうじの調味料ブーム

食べるラー油は、2010年(平成22年)に大ブームになった具入りのラー油です。桃屋が2009年8月に「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を発売し、テレビCMで「ラー油かけご飯」を提案すると口コミで広まり、品薄が続きました。2010年の新語・流行語大賞ではトップテンに入り、SMBCコンサルティングの「ヒット商品番付」でも西の大関になっています。

2012年ごろには、発酵調味料の塩こうじも話題になりました。ハナマルキが2012年10月に発売した「液体塩こうじ」は、約1か月で40万本が売れています。調味料が流行の主役になったのは、外食だけでなく家庭の料理にも流行が広がった平成後期らしい動きです。

パンケーキとおにぎらずのブーム

パンケーキのブームは、2010年3月にハワイの「Eggs 'n Things」が原宿に日本1号店を開いたことがきっかけとされます。2013年の記事では1日に約900人が訪れ、長いときは2時間半待ちでした。マネーポストWEBは、パンケーキを2011年の流行に挙げています。

おにぎらずは、講談社の漫画『クッキングパパ』22巻に出てきた「にぎらずにできるおにぎり」が元になった料理です。レシピサイトで話題になり、外食のメニューやレシピ本、専用ののりまで広がって、2015年(平成27年)のぐるなび総研「今年の一皿」に選ばれました。ぐるなび総研は、握らずに包む「逆転の発想」が家庭や外食に広がった点を評価しています。

パクチーとチーズタッカルビ

パクチーは、2016年(平成28年)にブームのピークを迎え、この年の「今年の一皿」にも「パクチー料理」が選ばれました。阿古真理さんは、パクチー味の調味料やスナックの発売、料理雑誌『dancyu』の特集、NHK「きょうの料理」のテキストの2016年7月号で呼び名が「香菜」から「パクチー」に変わったことを、ピークの理由に挙げています。

同じころ、東京・新大久保の韓国料理のチーズタッカルビが女子高生の間で人気になりました。テレビ東京「出没!アド街ック天国」は2016年、マネーポストWEBは2017年の流行としています。2017年からは、韓国式のホットドッグのチーズハットグも大ヒットしました。

タピオカとバスクチーズケーキ

平成の終わりには、第3次とされるタピオカのブームが起きました。大粒で黒いタピオカのミルクティーが台湾の店の出店とSNSの写真で広まり、2019年(平成31年・令和元年)の新語・流行語大賞では「タピる」がトップテンに入り、ぐるなび総研の「今年の一皿」にもタピオカが選ばれています。

同じ2019年には、スペインのバル生まれのバスクチーズケーキも流行しました。ローソンが3月に発売した「バスチー」は、発売3日で100万個、11月末までに3200万個が売れたと日刊工業新聞は伝えています。柴田香織さんは、このブームが1990年のティラミスとよく似ていると分析しており、平成は始まりと終わりがチーズのスイーツでつながったといえます。

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平成に生まれた懐かしいパンと菓子パン

平成には、ダブルソフトやチーズ蒸しパン、超熟のように、今も売り場に並ぶパンが数多く生まれました。平成の終わりには、SNSで広まった菓子パンや高級食パンのブームも起きています。

平成に生まれた懐かしいパンと菓子パンの一覧

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平成に生まれた懐かしいパンと菓子パンの一覧
パン発売メーカーその後の状況
ダブルソフト1989年5月山崎製パン販売中
チーズ蒸しパン1990年日糧製パン2025年に35周年
まるごとバナナ1990年山崎製パン販売中
ポケモンパン1998年6月第一屋製パン2026年7月に新商品
超熟1998年10月敷島製パン・Pasco販売中
北海道チーズ蒸しケーキ1999年山崎製パン販売中
メロンパンの皮焼いちゃいました。2014年10月山崎製パン発売1年で約4,000万個

「販売中」は、2026年10月23日に各社の公式サイトの商品ページに載っていたものです。チーズ蒸しパンの販売地域は北海道全域・青森県・東北の一部(2024年12月の発表)です。

ダブルソフトとチーズ蒸しパン

平成元年の1989年5月に全国で発売された山崎製パンの「ダブルソフト」は、耳まで柔らかい食パンを求める声に応えて生まれました。日本食糧新聞によると、発売から8か月で出荷ベースの売上が100億円を超え、「平成元年度・食品ヒット大賞」に選ばれています。

北海道の日糧製パンの「チーズ蒸しパン」は、1990年に発売されました。当時はやっていたティラミスをヒントに、約5か月で約50種類を試作して作られたもので、2025年1月には35周年を記念してリニューアルしています。山崎製パンも同じ1990年に「ソフトチーズ」を出し、1999年に今の「北海道チーズ蒸しケーキ」へ進化させました。ティラミスのブームが、平成のロングセラーのパンを生んだ例です。

1998年のポケモンパンと超熟

1998年(平成10年)には、子どもにも大人にもなじみ深い2つのパンが生まれました。第一屋製パンの「ポケモンパン」は1998年6月1日の発売で、おまけの「デコキャラシール」が入っています。第一屋製パンは親子2世代のファンを持つロングセラーと説明しており、2026年7月にも新商品が出ました。

敷島製パン(Pasco)の食パン「超熟」は1998年10月1日の発売で、「余計なものは入れない」という考え方で作られています。10月1日は2018年に日本記念日協会に登録された「超熟の日」で、2026年10月の時点でも公式サイトに載る商品は6種類です。

SNSのメロンパンの皮と高級食パン

山崎製パンの「メロンパンの皮焼いちゃいました。」は、平成後期にSNSから全国に広がった菓子パンです。2014年10月に近畿の地域限定で発売され、約3週間後にツイッターで話題になって全国販売に広がりました。山崎製パンの発表によると、2015年1月まで生産が追いつかず、2015年9月末までに約4,000万個を出荷しています。

2010年代の後半には、1本で1,000円ほどもする高級食パンがはやりました。2013年に大阪で創業した「乃が美」が火付け役とされ、2020年6月には47都道府県への出店を果たしました。食の総合コンサルタントの小倉朋子さんは、ブームが去っても高級食パンは「1つのカテゴリー」として残る可能性があるという見方です。給食の思い出のパンは給食の揚げパンの図鑑でも振り返れます。

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今も食べられる平成の食べ物

平成に流行した食べ物の中には、今も同じ名前で買えるものや、令和になって復刻・再注目されたものがあります。思い出の味をもう一度確かめたいときの手がかりにしてください。

長く売られてきた平成生まれの定番

ローソンの「プレミアムロールケーキ」は2009年9月の発売で、シリーズの累計は5億個を超え、2025年8月には税込214円に値下げされました。2026年10月の時点でも、ローソンの公式サイトに載っています。伊藤園の「ナタデココ」は1993年10月に発売され、30周年の2024年3月に新しいレモンヨーグルト味が出ました。

桃屋の食べるラー油は、2019年8月の日本食糧新聞で、売上が前年より2けた伸びている定番と紹介されました。パンでは、ダブルソフトやまるごとバナナ、超熟、北海道チーズ蒸しケーキが2026年10月の時点でも各社の公式サイトに載っています。流行が去ったあとも残った食べ物は、気軽にもう一度味わえる平成の思い出です。

平成レトロの復刻と再注目

令和になってからは、平成の味を復刻する動きが続いています。宣伝会議のAdverTimesは2026年7月、永谷園の「モコモコ」の12年ぶりの復活や、サントリー「鉄骨飲料」、湖池屋「ピンキー」の売り場への復帰を紹介し、記憶に残る味を残しながら今の暮らしに合わせて形を変えている点が共通すると分析しています。

塩こうじも、再び注目を集めた食べ物の1つです。ハナマルキがレシピ動画サービス「デリッシュキッチン」のデータをもとに発表したところでは、2026年7月末時点の「塩麹」の検索頻度は2018年の約3.2倍でした。平成の流行を知っておくと、復刻や再ブームのニュースをより楽しめます。

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まとめ

平成の食べ物は、ティラミスやもつ鍋、ナタデココが流行した初期、ベルギーワッフルや生キャラメルに行列ができた中期、食べるラー油やパクチー、タピオカがSNSで広まった後期へと移り変わりました。ダブルソフトや超熟のように、平成に生まれて今も売り場に並ぶパンもあります。

思い出の食べ物が今も買えるかを確かめて、同じ時代を過ごした家族や友人と一緒に食べ比べてみてください。当時のお菓子は懐かしいお菓子一覧で振り返れます。

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参考資料

個別の品やサービスの発売時期は、各図鑑ページで項目ごとに出典を示します。

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